
Photo by
noriyukikawanaka
1月に読んだ本📚
『なめらかな人』
現代アーティスト百瀬文さんのエッセイ。
百瀬さんは男性2人と暮らしていて、片方のかたとは元恋人で、今は彼のことを母親のように思っているとのこと。
この3人暮らしが、わたしにとっては常識の外にあるもので驚いたのですが、「形に縛られない家族」の感覚が他者と共有されて成り立つってすごいことだなって思います。
わたし自身、なんの血の繋がりもない恩師のことを、魂の母と呼んでいます。
自分を押し殺すことでしか生きれなかったわたしに、愛の世界の存在と、自由に感情を感じれる生き方を教えてくれた人です。
彼女と出会わなければ、今のわたしが存在することがありえないし、今頃生きていなかったかもしれません。
血や関係性に縛られない家族に、この人生でまた出会えたら大切にしたいと思います。
『烏に単は似合わない』
母校でお世話になった図書司書の先生からおすすめしてもらったファンタジー小説です。
面白すぎました!おすすめしてもらわなければ絶対に出会っていなかったと思うので、人のおすすめを読むのもおもしろいな〜。
早桃(さもも)という名前の登場人物が出てきてムズムズしながら読んでいました😂
若宮さまと呼ばれる、帝の息子的な存在の人の妻候補として集まった4人の姫が、妻の座をかけて醜い争いを繰り広げます。
様々な事件が怒っていくのですが、まったく予想していなかった方に物語は展開していきます。
ファンタジー小説だと思って読んでいましたが、ミステリーとしても面白いんです、この小説。
殺人を含む様々な事件の実行犯と、糸口を引いていた存在にも迫っていくのですが…。
そもそもこの物語のヒロインは誰か?ということを問い直しているのが衝撃で、ミステリーとして新しい感じがしました。
うわ〜〜〜〜となる読後で、2巻以降も読むのが楽しみです🐦⬛