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    留学中に気ままに更新 いつかフィリピン行くときに役立つかも

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    『美術室の幽霊』————  高校に入学して半月、友人の紫崎アイから百川ミドリは旧校舎に居座るという七不思議の噂を聞いた。  はじめは取り留めのない噂だと耳を流したが、用事で旧校舎に足を運んだ際、無人のはずの美術室から鉛筆の擦れる音を耳にしてしまう。  意を決して扉を開くと、紙吹雪のなかに現れたのは細い顔立ちの美少年——  その出会いは、彼女の抱く暗い陰に日の光を差し込めた。  これは僕らの物語。いつかの時。いつかの記憶。

記事一覧

船の上で記憶をなくす21歳

セブへ来てまだ4日ほどしか経っていない留学初期、僕は友人に誘われて学校主催のアイランドホッピングにいった。 アイランドホッピングとは アイランドホッピングとは、…

100
名▓し
10か月前
6

えー、セブ島での色々を絶賛執筆中ですが
一個一個が多すぎてなかなか投稿できないです
ので、この前あった面白いことをちょびちょび出していきます

名▓し
10か月前
1

消えたコンビニ

留学生活にも慣れて近所によく出かけるようになった頃、俺のなかに一つの衝撃が走った。 コンビニ……だと? 山の上にあるnight marketの道なりでそれは異彩な輝きを放っ…

名▓し
1年前
13

留学するという話

4月から、半年ほどフィリピンに留学をする。 ここ最近投稿できていなかったのは、言ってしまえばそちらの準備で忙しかったからである。うん、たぶん。 はっきりいって僕…

名▓し
1年前
21

英語力の伸ばし方。

留学したぞよ。4月のはじめからフィリピンに語学留学にきた。 韓国資本の学校なため、日本人があまりいない環境と聞いていたが案の定、学生の8割が日本人で拍子抜けをくら…

名▓し
1年前
5

【完全版】入居前にやっておくべきこと、必要なもの

はじめに ども、名▓しだよん。 3月も下旬に入り、卒業した先輩たちや後輩が引っ越しに勤しむ中、ここぞとばかりにアッシーを買って出て留学費用の足しにしています。 み…

名▓し
1年前
7

俺が小説を書くために。

先月、実家の広島に帰省した。飛行機の練習も兼ねて、LCCでひょいっと。 交通費をケチって電車でいったもんだから、成田空港がこんなに遠いとはいざしらず、お昼前に出て…

名▓し
1年前
3

携帯の名義変更をしたという話。

先日、携帯の名義変更をした。 ようやく、といった言葉が正しいほど、長い道のりだった。 実は自分の契約状況は複雑で、もともとauからpovoに移行していたのだが、povoで…

名▓し
1年前
4

School of Rockでぼっちざろっく授業あるとかアツすぎるだろ

名▓し
1年前
1

バイト終わりとラジオと。長浜ラーメン

バイト終わり、よく立ち寄っている長浜ラーメン屋がある。 時代に抗って深夜営業を続けるお店で、夜にこそ腹が減る自分としては大変ありがたい存在だ。 学生ってのは総じ…

100
名▓し
1年前
3

あと数日で春休み入りそうなので、ぼちぼちまた上げていきます

名▓し
1年前
1

これはきっと、美なんかでは表せない。

先日、Googleストアを閲覧した時のことだ。 スマホの機種変に迷いに迷っていたので、ガジェットYoutuberの動画をたらい回しにして名前も知らないYoutuberの使うAppleアバ…

名▓し
1年前
10

クリぼっち、ぼっちの聖地にきたる。

クリスマスの午前、向かったのは下北沢。 脳内エンドレス山下達朗の夜を超えて、ガリバタチキンのしょっぱさに涙を流した24日は忘れ… 友人との演劇鑑賞まで空いた午前を…

名▓し
1年前
6

第5話『My little papet』

 時は、一週間前にひるがえる。  旧校舎の美術室――。そこで、百川ミドリという少女の人生は大きな転機を迎えた。 「わたしと付き合って」  そよ風がカーテンを躍ら…

名▓し
1年前
3

本に囲まれた美容室で。

先日、髪を切った。 向かったのは下北沢。古着とバンドマンの街。 某ぼっちに優しいアニメで最近盛り上がってもいるあの街だ。 ひとがいっぱいいて気負いしたけど、かね…

名▓し
1年前
24

『吹雪の社』

 さむい。寒い寒い寒い寒いっ。  女はひどく冷えていた。白く、透けるほどほっそりとした四肢を容赦なく風が打ちつける。  心のそこに寒さが棲みついたように、灼ける…

名▓し
1年前
4
船の上で記憶をなくす21歳

船の上で記憶をなくす21歳

セブへ来てまだ4日ほどしか経っていない留学初期、僕は友人に誘われて学校主催のアイランドホッピングにいった。

アイランドホッピングとは

アイランドホッピングとは、ボートでいくつかの島々を巡るフィリピン特有のリゾートアクティビティである。

フィリピンにはセブ島をはじめ、7,641もの小島が点在しているため、観光資源として盛んに行われてる。

実は僕らが入学した週というのは、フィリピンの大型連休と

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えー、セブ島での色々を絶賛執筆中ですが
一個一個が多すぎてなかなか投稿できないです
ので、この前あった面白いことをちょびちょび出していきます

消えたコンビニ

消えたコンビニ

留学生活にも慣れて近所によく出かけるようになった頃、俺のなかに一つの衝撃が走った。

コンビニ……だと?

山の上にあるnight marketの道なりでそれは異彩な輝きを放っていた。
なんせセブなんて、中心部以外は田舎町、暗くなれば店の明かりと街頭のLEDの不釣合な明るさが汚ねぇ空気を可視化させる。

そんななかで、クリアに見える24の文字。文明の明かりだ。

それは明らかにコンビニだった。

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留学するという話

留学するという話

4月から、半年ほどフィリピンに留学をする。

ここ最近投稿できていなかったのは、言ってしまえばそちらの準備で忙しかったからである。うん、たぶん。

はっきりいって僕は英語が得意ではない。

話せないってわけではないが、うまく自分の言いたいことがうまくsentenceとして口にできない。

1年ほど前から英語には触れていたし、そもそも言語に関してはわりと好きな部類なのであとは慣れるだけなのだが、いか

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英語力の伸ばし方。

英語力の伸ばし方。

留学したぞよ。4月のはじめからフィリピンに語学留学にきた。

韓国資本の学校なため、日本人があまりいない環境と聞いていたが案の定、学生の8割が日本人で拍子抜けをくらっている。
なんならこんなところまできて大学の同期にまで出会っているのだから、世間は本当に狭い(いやマジでなにしてんねん)。

はじめての海外、はじめての東南アジアで感じるものはそらぁもう驚きの連続で自分がほんとうに世間知らずだったこと

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【完全版】入居前にやっておくべきこと、必要なもの

【完全版】入居前にやっておくべきこと、必要なもの

はじめに
ども、名▓しだよん。

3月も下旬に入り、卒業した先輩たちや後輩が引っ越しに勤しむ中、ここぞとばかりにアッシーを買って出て留学費用の足しにしています。

みんなマジで引っ越しする際には部屋を掃除しようね……、特に男性陣。おいこら目を逸らすんじゃない。

新居はもちろん、お世話になった部屋を粗方片付けてから荷物を運ぶと、靴下が悲惨なことになるのを防げるでしょう。

3年前、寮から出て1人暮

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俺が小説を書くために。

俺が小説を書くために。

先月、実家の広島に帰省した。飛行機の練習も兼ねて、LCCでひょいっと。

交通費をケチって電車でいったもんだから、成田空港がこんなに遠いとはいざしらず、お昼前に出て広島空港についたのが19時超えといった具合だった。

練習とはいえ、これでは新幹線のほうが断然速いと、悔し涙を流したものである。

そのうえ、広島駅までのバスは1500円とかいうバグみたいな値段で、所持金を最小限にしていた俺はため息を超

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携帯の名義変更をしたという話。

携帯の名義変更をしたという話。

先日、携帯の名義変更をした。

ようやく、といった言葉が正しいほど、長い道のりだった。

実は自分の契約状況は複雑で、もともとauからpovoに移行していたのだが、povoでは名義変更ができず、なくなく料金の高いauに戻してから名義変更の手続きを行うといった流れだったのである。

かの会社の手続きはめんどくさい。

こと実店舗において、至近距離でひとにあーだこーだ言われながらものを選ぶのが大の苦手

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School of Rockでぼっちざろっく授業あるとかアツすぎるだろ

バイト終わりとラジオと。長浜ラーメン

バイト終わりとラジオと。長浜ラーメン

バイト終わり、よく立ち寄っている長浜ラーメン屋がある。

時代に抗って深夜営業を続けるお店で、夜にこそ腹が減る自分としては大変ありがたい存在だ。

学生ってのは総じてラーメンを欲する生き物で、深夜まで空いている店ほど評判がいい。

まばらになったカウンターでひとりラーメン啜るのが僕のテンプレ。

ドブみたいなスープをチャーシュー丼にぶっかけて豪快にかきこむ。

普段は牛丼すら器用に箸で平らげるけど

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あと数日で春休み入りそうなので、ぼちぼちまた上げていきます

これはきっと、美なんかでは表せない。

これはきっと、美なんかでは表せない。

先日、Googleストアを閲覧した時のことだ。

スマホの機種変に迷いに迷っていたので、ガジェットYoutuberの動画をたらい回しにして名前も知らないYoutuberの使うAppleアバターにウザついて幾ばく。

iphoneSE (第3世代)以外のシンプルで生物的なデザインはないかと(金銭的理由で)思案してたのだが、ちまたではGoogle Pixel 6aがミドルレンジモデルだと1番コスパがい

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クリぼっち、ぼっちの聖地にきたる。

クリぼっち、ぼっちの聖地にきたる。

クリスマスの午前、向かったのは下北沢。

脳内エンドレス山下達朗の夜を超えて、ガリバタチキンのしょっぱさに涙を流した24日は忘れ…

友人との演劇鑑賞まで空いた午前をぼっちアニメの聖地探索に使う日曜日。

行ってきました下北沢シェルター

下北といえば、古着ですが。

最近はこちらでも有名、アニメ『ぼっち・ざ・ろっく!』。

“ぼっちちゃん”こと極度の人見知りで陰キャな少女、後藤ひとりがバンド活動

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第5話『My little papet』

 時は、一週間前にひるがえる。
 旧校舎の美術室――。そこで、百川ミドリという少女の人生は大きな転機を迎えた。

「わたしと付き合って」

 そよ風がカーテンを躍らせる。日当たりのいい部屋は散らばった画材を洒落たカフェのように醸し込んで、クラシックを雑音でこじらせたみたいな静寂が、痛いほどに目をついてくる。
 なに言ってんだろう、わたし……。
 唐突に漏れた言葉だった。声にした途端、自分でもなにを

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本に囲まれた美容室で。

本に囲まれた美容室で。

先日、髪を切った。

向かったのは下北沢。古着とバンドマンの街。

某ぼっちに優しいアニメで最近盛り上がってもいるあの街だ。

ひとがいっぱいいて気負いしたけど、かねてより気になっていたところなので気持ちはやや興奮気味。

授業終わりの贅沢と銘打って夜の下北に出陣だ。

Twitterで流れてきて気になりはじめて早三年、ようやく東京に慣れてきた(?)大学生が背伸びして訪れたのは、なんと本に囲まれた

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『吹雪の社』

『吹雪の社』

 さむい。寒い寒い寒い寒いっ。
 女はひどく冷えていた。白く、透けるほどほっそりとした四肢を容赦なく風が打ちつける。

 心のそこに寒さが棲みついたように、灼けるほどの氷炎がついぞ体から離れない。

 地は踏むごとに雪を帯びて、寒さは嫌に肥大する。衣は雪のように白く牡丹を咲かせ、その肌もまた白い。長く氷柱を編んだ髪を吹雪が攫っていく。

 女は寒さを連れている。女は寒さそのものだった。

 女はこ

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