酒に酔ってしまえば、気が大きくなって判断が鈍る。 この段階では普段紳士淑女であったとしても、ハンドルを握らないという選択肢も曖昧に成り兼ねない。 何が確固たるブレーキになるのだろう。 自身や家族を大切にし明日の楽しみや夢があることか。先ず今を狂わせたくない思考。これかも知れない。
32年前、未だ独身だった頃。ある製品発表会の打ち上げで上司に格別なご馳走になった。六本木。ネオン管に怪しく照らされたカウンターの奥にはTシャツとホットパンツ姿の金髪姉ちゃんが並んでいる。テキーラの飲み比べをするのだ。3杯目程でトイレに立とうとしたが、床に足が着かない。酔い思い出。
「飲酒運転で逮捕」あぁ~またか。止まるはずがない。酒が自由に買える限り。漏れなく飲酒運転防止の注意喚起や啓発を促すには購入時に一手間が必要。レジの際、酒類がある場合に「キンコン♪」と鳴り「飲酒運転しませんか?」とボタンが表示され「はい誓います」を押さなければ店員が警察に通報する。
<経験者が語る!飲み過ぎた後のタクシーの座り方> 結論的には、頭を前後左右にグラグラさせずに固定し、視線を運転手と同じにする。 後部座席に深めに座り、シートの隙間から前をしっかり見れる位置に体を固定させれば、途中で「すみません。止めてください。吐きます。」という確率が相当に減る。
物心がついた頃からの記憶に拭い去れない苦しい光景がある。祖父が酒好きで酒癖が悪く酔えば暴れて警察沙汰になる。近所の通報で幾度パトカーが自宅に来たことだろうか。素面時と泥酔時のキャラの豹変度や落差を恐れる心。これがトラウマかも知れない。酔ってしまえば別人格。どうにも手をつけれない。