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#日記

うっかりスマホを忘れた1日が、私に教えてくれた大切なこと。

うっかりスマホを忘れた1日が、私に教えてくれた大切なこと。

息子の小学校の体験入学、2日目のこと。

その小学校は、家から自転車で30分のところにある。9時から3時の体験入学なので、その日は仕事をお休みしていた。

息子を小学校まで送る。
その小学校の最寄り駅から電車に乗る。
1ヶ月に1回通っている整体に行く。
カフェでのんびり。
息子を迎えに行く。

そんな予定を立てていた。

息子を無事時間通り小学校まで送ると、肩の力がスーッと抜けていくのを感じた。慣

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人の役に立ちたい。その為に必要なことは、何もしないことだった…。

人の役に立ちたい。その為に必要なことは、何もしないことだった…。

私たちの意識できる世界
顕在意識の世界は
ほんの数パーセントに過ぎず、
ほとんどが無意識の世界。
そして
その無意識の世界こそが
その人の真実や可能性に
つながっていると
言われています。

さて、
このような心や
魂の世界
宇宙の法則について
何も知らなかった頃。

私はいつも
周りに振り回されるような
人生ばかり送ってきました。

人の役に立ちたい
そう思って行動すればするほど
どんどん
苦し

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きみが家族じゃなかったらよかった(姉のはなむけ日記/第8話)

きみが家族じゃなかったらよかった(姉のはなむけ日記/第8話)

送迎車のためならエンヤコラと大分県別府市の車屋さんまで行ったら、なんと、ほぼ新車のセレナと出会えたのだった!

車屋の馬〆さんから、くわしい仕様や納期の説明を受けていると。

電話が鳴った。

グループホームの責任者、中谷のとっつぁんからだ。ちょうどよかった。セレナを入手できたって言おう。喜ぶぞォ。

「もしもし、お姉さんですか」

「はーい!ちょっと聞いてくださいよ、中谷さん。ありましたよ!車!

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ボケ続ける世界で生きてゆく(姉のはなむけ日記/第10話)

ボケ続ける世界で生きてゆく(姉のはなむけ日記/第10話)

課題がポンポコと出てくる新しいグループホームに、弟を送り出してよいものか。

どんだけ悩んだって、朝はやってくるのである。

別府の朝だ。

ところで、別府の夜に巻き戻すと、こんな感じだった。

日本中のキッズたちを別府へと駆り立てる!夢の楽園!

杉乃井ホテルだ!

その設備のワンダーランド具合からそこそこお値段が張るのであるが、キナリ★マガジンの購読料をブッ込ませてもらった。やっててよかったキ

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【岸辺で温かい珈琲を淹れて、静かに待っているから】

【岸辺で温かい珈琲を淹れて、静かに待っているから】

江國香織の短編小説に、こんな一節がある。

It's not safe or suitable to swim.

ふいに、いつかアメリカの田舎町を旅行していて見た、川べりの看板を思いだした。遊泳禁止の看板だろうが、正確には、それは禁止ではない。
泳ぐのに、安全でも適切でもありません。
私たちみんなの人生に、立てておいてほしい看板ではないか。

『泳ぐのに、安全でも適切でもありません』
江國香織、

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さくらんぼが笑ったら

さくらんぼが笑ったら

今日はいろいろと慌ただしい一日の始まりだった。

私はドラッグストアで登録販売者として仕事をしているのだけれど、自分の勘違いというかミスというか(どちらも言い訳にはならないが)、商品の発注の数を間違えてしまい、新しい売り場を作成することが出来なかった。

また、お客様からのちょっとしたクレームも重なってしまい、その対応にも多くの時間を使った。
こういう時は、「早く一日が過ぎないかなぁ」と、後ろ向き

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波は止められないけれど、小さく穏やかにすることはできる。

波は止められないけれど、小さく穏やかにすることはできる。

 昨日まで心配していたことは、おおよそ光が見えてきた。いつだって何かしらのトラブルは付き物だけれど、どうにかなる。という気持ちでいる。これまでだって、どうにかなってきたから、いまがある。

 最近、「ヘルプシーキング」という言葉を知った。かんたんに言うと「周囲に助けを求めるスキル」のことらしい。私もそうだが、困っているときに、素直に助けを求めるのは意外と難しい。普段から意識していないと、本当に困っ

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子育てで大切なこと、それは至ってシンプル~静かな環境がもたらすもの

子育てで大切なこと、それは至ってシンプル~静かな環境がもたらすもの

先日

『忘れられない思い出
 ~不安だった私を励め支えてくれたもの』

と言う記事を投稿しました。

この記事の中で、
新しい先生が見つかるまで
園のお手伝いを
することになった
というお話をしましたが、
結局、その後
新しい先生は見つからず、
私は、卒園まで 
その子たちのクラスを
サポートすることに
なりました。

そのクラスは
とにかく元気で明るくて、
毎日がまるで
お祭り

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正解の無い この世界で*𓈒

正解の無い この世界で*𓈒

「殻を脱いでしまったカタツムリは
 何になるのだろう」

大学受験真っ只中の息子の言葉です。
息子は、2年時に理系を選択しましたが
後から自分は理系では無いと気づきました。

文理選択の時点で成績の良かった理系を
選択したのですが
本人は違和感をずっと抱えていました。

そして、3年生になって
数学Ⅲを捨てました。
先生と相談して、数学Ⅲ授業中は
受験に使う数ⅠAⅡBをやっています。

みんなが理

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「死ね」と言ったあなたへ

「死ね」と言ったあなたへ

※この記事は、後述の理由により、11月8日(月)23:59まで公開していました。しばらくマガジンのアーカイブとして読めます。
※死を煽る内容ではないですが、「死ね」という言葉が頻出します。

2021年11月8日(月)15:02追記:わたしが一番祈っていた形で、ここに登場する方々のもとに届きまして、もしかしたら先方の優しさかもしれないですし、そりゃそうだと思うんですが、ものすごく、ものすごく深い理

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優しさという波紋

優しさという波紋

社会って、そんなに自分を拒絶しているか、社会って、そんなに自分に冷たいか。

実際には、社会ってそれほど単純でないし、それほど暇でもない。いちいち、自分のことばっかり構ってくれる訳でもない。

つい、勝ち負けに拘るわたしは、勝つことに価値を感じてしまいがちだ。勝ち負けに拘らない、と云う生き方よりも、生きるモチベーションが高まる気がする。

でも、勝ち負けには、勝者と敗者がいるし、いつも自分が勝者だ

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虎子石が可愛い

虎子石が可愛い

どうも、ウクモリ ヒロオです。

先日、新国立美術館に行った際、お目当ての庵野秀明展のフライヤーはありませんでしたが、とても心奪われる出会いがありました。

虎子石さん

それは「虎子石」というソフビのフィギュア。新国立美術館の地下にあるアートショップで出会いました。最近、ソフビフィギュアは立派なアート作品と認知されることが多くなったので、プライス的には妥当かなと思います。それ以上に、なんとも奇妙

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期待は自分にするもの

期待は自分にするもの

過去の私は依存体質でした。

自分の努力を相手にも求めてしまう めんどくさ子でした。

職場では 気を使い いつも120パーセント いつも全力疾走で一生懸命頑張っていました。

いつの間にか 仕事仲間にも一生懸命頑張ることを押し付けていました。

自分が相手に投げかけたものは自分に返って来ることをこの時 学びました。

相手に自分のイライラや疲れを投げていたのです。

いつもネガティブな感情と 相

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子どもの『間』に、ひそむもの

子どもの『間』に、ひそむもの

ずっと子どもが苦手だった。

3人兄妹の末っ子で自分より小さい子と接する機会が少なかったし、性格的にも面倒見のいいほうではなかったからだと思い込んできたけど、きっとどちらも根本的な理由ではなかったような気がする。

子どもをただ眺めているだけだったら、ああ可愛いねえ、元気だねえ、と心がほくほくするのだけど、いざ対面して話をすると、なんだかいつもドギマギしていた。

何が苦手だったのかというと、あの

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