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私の心に響いた素敵な記事。笑いあり、涙あり、感動あり。忖度なし、下心なし、計算なしで私が読み返したくなる作品ばかりです。
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記事一覧

“辛”いを“幸”に変える

“辛”いを“幸”に変える

column vol.1323

随筆家でもあり、精神科医でもあった斎藤茂太さんの名言です。

最初にこの言葉に触れた時、…正直、「何で肩の力を抜くの…?」と思いましたが、歳を重ねることで、自分なりの解釈が生まれました。

少なくとも辛い時こそ「冷静」になった方が良い。

それは、あの日本経済の父と呼ばれる渋沢栄一さんの哲学からも、そう感じるのです。

「自分ではどうしようもない」と思ったら人間生

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時代も子どもも『アップデート』されてゆく

時代も子どもも『アップデート』されてゆく

「保育園、行ってみようかな~」

先月の鳥取への家族旅行の直前。

現在保育園お休み中の次男のKが突然こんなことをつぶやきました。

これを受け私たち夫婦と園長先生で話し合い、

「とりあえず3日間『登園チャレンジ』をしてみて、ダメだったらまた一定期間お休みしましょう」

という方針としました。

迎えた『チャレンジ』初日。

私は仕事で、次男はママと一緒に久しぶりの登園です。

ママによると保育

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日記 おばあちゃんと踊る

日記 おばあちゃんと踊る

今日は残業がない日。朝から天使のような妻に「たまには一人で飲んできたら?」と言っていただき、そうさせていただくことにした。自宅に三人の天使がいるので心苦しいが、一人の時間も楽しめてこそかっこいい大人というものであろう。

わしわしと仕事を定時で終わらせ、電車に乗って目的のお店に向かう。最近朝晩がめっきり涼しくなってきたので、あったかいおでんが食べたいなあと思い調べたら会社と自宅の間に良さそうな立ち

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タマスダレ

タマスダレ

火曜日、お隣のキムラさん(仮名)とお別れをした。

「お元気で……行ってらっしゃい」

車の後部座席に乗り込むキムラさんに声をかけたが、「さよなら」ではないと思ったから、思わず「行ってらっしゃい」を付け加えた。
でも、きっと違ってる。

キムラさんは「とらふぐさん?」と私の声に気づき、「長い間お世話になりました」と言った。

腰が曲がって小さくなったキムラさんは、座席からうまく私を見られなかったよ

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スタイリスト目線から見た「ミス ディオール展覧会 ある女性の物語」

スタイリスト目線から見た「ミス ディオール展覧会 ある女性の物語」

東京・六本木にて開催された「ミス ディオール展覧会 ある女性の物語」
ミス ディオールとは、1947年にクリスチャン・ディオールが発表したコレクションと共に誕生したフレグランスで、女性たちの自由と幸せを願う深い思いが込められ、歴史的なディオールの美学と歴史を堪能できる内容となっていました
スタイリスト目線から見たミス ディオール展をご紹介します





「ミス ディオール」は1947年2月

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シン・シニアの活力

シン・シニアの活力

column vol.1304

83歳の義父がいるのですが、35歳年下の私よりも好奇心旺盛で、新しいものが大好き。

常に色んなことに挑戦しており、非常に刺激を受けているのですが、

義父だけではなく最近、シニアの方々の活力が一層世の中に広がっていると感じます。

〈ITmediaビジネスONLINE / 2024年9月4日〉

例えば、WebやSNSなどデジタルメディアを駆使する方々は増えてい

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だからWEB物書きはめんどくさい

だからWEB物書きはめんどくさい

誰がめんどくさいって、このわたし。noteをざわつかせている、「なぜ私は書くのか」コンテスト。応募もしていないくせにどうしてもこの記事が書きたくて、今まさに書こうとしている自分が、心底めんどくさい。お節介すぎる。でも、それでも伝えたいことがあるので、丸一日迷ったけどやっぱり書くことにしました。

「書くのがこわくなった」
「こういう風に書かないとダメなんだ…」
「何を書いていいか分からなくなった」

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7センチのハイヒール

7センチのハイヒール

大学を卒業後、私が初めて就職した会社には、制服があった。
新入社員研修では、新品の制服が与えられ、そして会社から指定された高さ5センチ程のヒールの黒い靴を、別途持参した。
今ならば、ヒールの強要は#KuTooで批判されてしまうだろうか。

研修では、慣れない場所での大勢の人との共同生活が続き大変だったが、何よりも慣れない靴を一日中履いているため、足が痛くてたまらなかった。
靴が合わないのではなく、

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自信がないときこそ、発信してみよう

こんにちは、末吉です。

SNSで発信することに対して自信を失ってしまうことは、誰しもが経験することかもしれません。

自分の言葉は価値があるのだろうか?
これを発信しても誰かの心に響くのだろうか?

そんな疑問が頭をよぎること、ありますよね。

無料ならいいけど、有料にしようとしたり、Kindle出版しようとすると、途端にそう感じる人もいるかもしれません。

でも、ちょっと見方を変えてみてくださ

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あったかい

あったかい

僕の毎週日曜日の相方は、70歳過ぎの年配のYさん。

朝一にニコニコと僕のもとにやってきて「暑いですねえ」か「寒いですねえ」のいずれかの挨拶から始まり、早番の私が帰る際には「来週も来てくださいね~」と両手を大きく振りながら送り出してくれる。

年が離れているせいか、1日だいたい「判で押したような」似た会話のやり取りになってしまうが、『相思相愛(なはず)』なのでマンネリな空気感も含めて楽しく、終始穏

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家出記念日

2023年1月22日

Googleカレンダーに予定や抱負、日記を書いて5年経つ。

ログインさえすれば、スマホを替えても消えない。
パソコンでもiPadでも見れる。
そこが好きで、ずっとGoogleカレンダー。

基本は水色。
やることは黄色。
楽しみはピンク。

大まかに色だけ決めて緩くやっているけれど、見返すと面白い。

電気毛布をつけたベッドに転がって遡っていると、見慣れぬ赤色を見つけた。

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心配よりも信頼をしよう。

心配よりも信頼をしよう。

誰かのためとか言い始めたら1アウト。こんなに頑張っているのにとか思ったら2アウト。やりたいからやっていますと言えなくなったら3アウト。チェンジ。生き方を変える合図だ。誰かのためは、簡単に「誰かのせい」になる。よかれと思ってやることで、よくなった試しはない。心配をするのは、相手のためではなく、自分のため。相手を信じていないからだと思う。

神奈川在住の女性R様から「伊東の温泉旅館を取ったのだが、連れ

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めぐり逢い

めぐり逢い

朝ときどき散歩に行く小さな島で、よく出会う老夫婦がいる。

いつも海が見渡せるベンチに並んで座り、家から持参したポットから熱い珈琲を代わる代わるカップに注いで、手さげ袋からこれまた持ってきたシナモンロールを取り出し、その間とくに話すでもなく、まさに阿吽の呼吸という感じでお茶しながら、二人は黙って長いこと海を眺めている。

見かけるたびに、ああ、いい夫婦だなぁ、と思う。

私は結婚願望の薄い人間だっ

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君はしつこいか?

君はしつこいか?

成功している人はみんなしつこい。センスでやっているように見える人も、よくよく見てみるとしつこい。

仕事にしてもスポーツにしても趣味にしても、何事かの成果を出す人は総じてしつこい。

優れた営業マンは決めた営業目標をなんとしても達成しようとしてくるし、スポーツ選手は負けず嫌いで「あと1回」を100回繰り返し、負ければ大泣きする。

逆にいえば成果を出せない人はしつこさが足りない。

ある経営者がイ

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