“辛”いを“幸”に変える
column vol.1323
随筆家でもあり、精神科医でもあった斎藤茂太さんの名言です。
最初にこの言葉に触れた時、…正直、「何で肩の力を抜くの…?」と思いましたが、歳を重ねることで、自分なりの解釈が生まれました。
少なくとも辛い時こそ「冷静」になった方が良い。
それは、あの日本経済の父と呼ばれる渋沢栄一さんの哲学からも、そう感じるのです。
「自分ではどうしようもない」と思ったら
人間生きていると、逆境の連続です…(汗)
中でも、「自分ではどうしようもない…」と途方に暮れることもあるのでしょう…
では、渋沢栄一さんは、そのような辛い状況に対して、どのように立ち向かうのか?
まず、面白いと思ったのが、このように仰っているのです。
〈JBpress / 2024年10月29日〉
…いやいや、渋沢先生、…そんな殺生な…
と思うのですが、確かにそんな秘訣があるのならば、世の中簡単でしょう😅
どんな偉人にも逆境はつきもの。
ただ常人と違うのは、逆境に対しての向き合い方は違う。
渋沢栄一さんは、このような考えを持っていらっしゃいます。
「たった1つ」の光を見出す
天命と思えば、確かに成るようにしかならないと肩の力を抜くことができる。
もっと言えば、「どうしようもない逆境」はどんな優れた人にとっても苦しいものであるはずですから、少なくとも自分の能力だけを責めても仕方がありません。
落ち着いて、淡々と自分にできることをしていくことが重要になる。
この「自分にできることをする」ということが非常に重要で、そこを献身的に頑張ることで、自分にはない能力を持った周りの人が助けてくれるかもしれません。
そういうことも含め、自分にできる最大限の努力を行っていく。
サッカー元日本代表監督の岡田武史さんも
という苦しい状況について、このような心境でいることを勧めています。
〈エンジニアtype / 2024年10月24日〉
やはり、冷静に自分を見つめ、自分にできることをやり続けることを説いていらっしゃいます。
渋沢栄一さんは
と総括しているのですが、こうした偉人・賢人の言葉に触れていると、逆境に立ち向かう時は、能力以上にマインドセット(人間力)が重要であると感じますね。
“辛い” ことに、1つプラス思考を加えることで、成長や成功につなげることができる。
その “一” があることで、 “幸” になるのですね〜
「誰もやったことが無いことに対する好奇心」
もう一つ、紹介したい素晴らしいプラスワンがあります。
メディアアーティストの落合陽一さんは、チャレンジしたことに対してモチベーションが続かない時のヒントとして、このように仰っています。
誰もやったことがないことではなくても、チャレンジし続けることって難しい…
例えば、noterさんでいえば、noteでコンテンツを発信し続ける中で、恐らくたまに
と思うことはあるのではないでしょうか?
これも、もともと目標にしていたことが叶わないかもしれない、と思った時に、やめたくなってしまう…
そんな時は、例えば「やる前から変わってきた」ことに目を向けて、その変化があと3年、5年と続けていたら、「どんな自分になっているんだろう」と好奇心を持って想像すると、次の自分が見えてくるかもしれません。
それには、一旦上手くいっていないことに対して肩の力を抜く必要があるでしょう。
それは、時に休息をとることも含めて大事なのではないかと考えています。
〜ということで、辛い時こそ、深呼吸して自分を前向きにする「言葉」を探すことがポイントになるそうです。
本日も最後まで読んでいただき、誠にありがとうございました!