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時代も子どもも『アップデート』されてゆく

「保育園、行ってみようかな~」

先月の鳥取への家族旅行の直前。

現在保育園お休み中の次男のKが突然こんなことをつぶやきました。

これを受け私たち夫婦と園長先生で話し合い、

「とりあえず3日間『登園チャレンジ』をしてみて、ダメだったらまた一定期間お休みしましょう」

という方針としました。


迎えた『チャレンジ』初日。

私は仕事で、次男はママと一緒に久しぶりの登園です。

ママによると保育園到着まではニコニコしていましたが、玄関に着くと顔を強ばらせ、そのうちに身体も震えてきたとのこと。

教室にも入れ5分ほど過ごせましたが、今回はそこで『ギブアップ』ということで、ママに園から引き取りの連絡が入ったそうです。

帰宅後ママからの報告を受け、私たち夫婦の『登園チャレンジ』残り2日の方針を

「現状ではまだ『震えるほどにイヤ』なのだから、無理はさせない」と決めました。

本当は次男の様子から鑑みて初日で一旦打ち切りたい思いもありましたが、私の両親が彼がこのまま小学校にも行けなくなってしまうことを物凄く心配していて、

「とりあえずは毎日園に行かせるだけは行かせてみて慣れさせていけば、そのうち行けるようになるのでは」

との意見をもらいました。

連日両親には次男の面倒をみてもらっている手前、その意見をむげには出来なく「3日間だけは頑張ってみよう」となりました。


『チャレンジ』2日日。

この日が休みの私の出番です。

ママは仕事。

次男と2人きりのリビングで、私は彼の気持ちを確認しました。

「やっぱり行けない」とのこと。

了解です。

ただこの間ずっと気に掛けていただいている先生方には挨拶だけはしたかった私は次男と相談し、

★園のカバンは持っていかない
★園の玄関までしか行かない

ことを条件に、一緒に保育園へ行くこととなりました。

ニコニコしながら、私と手を繋いで園まで向かった次男。しかし、園が目の前に近付くとやはり尻込みしてしまいました。

そこで私は次男には園の裏口で待機してもらい私だけ園内に入り、副園長先生にお礼と今日もお休みする旨を伝えました。

その後すぐに次男と合流し、我が家へと戻りました。

仕事を終え帰ってきたママに今日の流れを伝えると、笑顔で理解してくれました。


『チャレンジ』3日日。

ばあばが送迎に『立候補』し、私たち夫婦も「次男の現状を知ってもらうには1番いいだろう」と園に送ってもらうこととなりました。

結果は?

私たちの予想通り「園の玄関までは行けたがそこでフリーズ」してしまい、そのまま帰宅となりました。

今回のチャレンジは、ここで終了としました。

両親は「せっかくKが行く気になったのに」と残念がっていましたが、次男は3日間よく頑張ったと思います。

家族旅行をはさみ、そこから1ヶ月。再び保育園はお休み中で、11月も引き続き「次男の心を整える」期間にあてようと考えています。


正直、私たちの方針が「絶対に正しい!」と胸を張って言えるわけではありません。

両親が『子育て現役』の時代は、前述の彼らの方針の方が主流だったのだろうし、実際正しかったのかもしれません。

でもそれから何十年もの時が流れており、その間に『時代』も『子ども』もアップデートされて、いろいろな変化が生まれているように感じます。

ですから、私たち夫婦はその変化をしっかりと捉えて、息子たちと一緒に『アップデート』していければいいかなと考えています。

今朝5時。

次男が私が仕事に出発していく物音に気付いたのか、私が閉めた玄関のドアをわざわざ開けて「バイバイ🙋」と私の背中を見送ってくれました。

彼の成長を、また1つ実感しました。

次男のことはもう、ほぼ心配していません。

次男を思う気持ちは、両親も私たちも何ら変わりありません。

私たちは自問自答しつつ、協力し合いながら穏やかに『その時』を待つ所存です😊


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