木下藤吉郎秀吉は、たいへん独創的な人だったと思う。筆者はかつて、彼の関わった建造物近辺の施設に通っていた。大変皮肉なことに、そこでは私の独創性が抑えられてしまった。そうした苦しみにも何か意味があるのだろうかと、ユングの『ヨブへの答え』に興味を抱いたほどだ。未だに未読ではあるが。