衒学おやじ・電磁郎の部屋 (Pedantic Master, Denjiro’s Room)

ディジタル時代に逆行して、アナログな紙の本が好きです。小説も好きですが、学術書も好きです。いつもは、もっぱら読む側ですが、時々、無性に文章を書いてみたくなります。駄文ですが、エンタメ系の小説やエッセイを書いています。よかったらお立ち寄りください。

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冒険科学小説『ウロボロスの遺伝子』 あらすじ

 この物語にはミステリィ要素が含まれていますが、本格的なミステリィではありません。ネタバレがあっても十分楽しめると思いますが、このあらすじにはストーリーの80%程度が明かされています。この小説をお読み頂いてる方で、まだ続きを読んでないんだよ、という方は読むのをご遠慮下さい。まだ、全然この小説を読んでいなくて、どんなものだか覗いてみようと興味を持って頂いた方には、ぜひ読んで頂きたいと思います。  ここからあらすじが始まります。  三年前の晩秋のある日、未明に一つの事件が解決

    • ワインの”ボディ”について

      人間のボディは「身体」という意味ですが、ワインのボディは「骨格(基本構造)」を指す言葉で、ワインの味わいのふくよかさや重厚感、渋みの度合いを表現するために使われます。しかし”渋み”は理解できますが、”ふくよかさ”や”重厚感”という言葉は曖昧で、いまいちピンときません。 ワインはこれらの度合いを総合判定して、フルボディ、ミディアムボディ、ライトボディの三種類に分けられるのだそうです。ワインをコーヒーに例えるのはおかしいかもしれませんが、エスプレッソのような”濃くて飲みごたえの

      • ”フリー”の違いに気を付けて

         英単語のfree は、日本語の”フリー”として、普通に使われています。一般的には”無料の/タダの”の意味で認識されていると思います。しかし、このフリーが名詞の前に来るか後ろに来るかで、全体の意味が大きく異なります。つまり、『フリー○○』と『△△フリー』で意味が異なるので、間違わないようにしましょう。 フリーワイファイやフリーペーパーのように、フリーが前に来る”前フリ―”は、無料または自由の意味になります。つまり、フリーワイファイ=無料のワイファイ、フリーペーパー=無料の本

        • ムシパン嫌だ!

          幼稚園で先生が「今日のおやつはムシパンですよ~♡」と言うと、園児の一人が「ムシが入ったパンなんて嫌だ!」と言ったそうです。もちろん、ムシパンは”蒸しパン”のことで、”虫パン”ではありません。 子供の頃は語彙が少なく、知っている言葉(単語)が少ないので、”蒸し”が蒸気で調理するという意味だとは分からないのです。同じような話を、『アナと雪の女王』の主題歌関連で思い出しました。このディズニーアニメの主題歌は大ヒットした『Let it go』です。この歌の邦題は『ありのままで』で、

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        • 自分マガジン うんちく編
          201本
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        • 自分マガジン オトコの料理編
          18本
        • 自分マガジン 短編小説編
          41本
        • 自分マガジン 超私的グルメ編
          37本
        • 科学エッセイ分冊 考古学編
          34本

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          11月18日はミッキーマウスの誕生日

          私のブログでは、ネタに困った時に、”今日は何の日?”という話題について書いています。今日もネタ探しに困って見つけたのが、『ミッキーマウスの誕生日』です。ディズニーファンには常識なのかもしれませんが、私には初耳の情報でした。以下はXにポストされたミッキーの誕生日に関する記事です。 この記事で気になったのは、ミッキーマウスのことより、トポリーノ≒トッポ・ジージョという音の類似性です。『トッポ・ジージョ』は、マリア・ペレーゴさん原作のイタリア人形劇のネズミのキャラクターです。私が

          成功者が人格者とは限らない

          世の中の多くの人が勘違いをしているみたいですが、『成功者=人格者』ではありません。個人的な偏見だとわかっていますが、むしろ『成功者≠人格者』なのです。いわゆる”良い人”は、穏やかな人が多く、他人を押しのけてまで”俺が俺が・・・”とはならないので、成功することが少ないよです。もちろん、これは”個人的な感想”です。 「人格者」とは、優れた人格の持ち主のことをいいます。具体的な定義があるわけではありませんが、"人から尊敬されるような人"のことを指す、と考えればいいでしょう。ある記

          高級フルーツ 年収で桃一個

          今日テレビを見ていたら、高級フルーツのことが話題に上がっていました。宮崎の完熟マンゴーは1個で1-2万円しますが、ここで話題になっていたのは値段が2桁ほど価格が違う”超高級フルーツ”です。 その番組では、高級なブドウや桃が取り上げられていました。高級というだけあって、その値段は数十万円から百万円レベルです。誰が買うのかわかりませんが、私のような庶民には手も足も出ない価格帯です。 桃の糖度は通常は20未満ですが、番組に出ていたのは糖度20以上、最高級品は糖度が30を超えてい

          高価なドアストッパー!!

          ドアストッパーというのは、ドアを開放状態(開けっ放し)にしたいときに使うアレです。我家でも玄関に付けていましたが、今は壊れて廃棄しました。ドアストッパーには様々なタイプのものがありますが、お金をかけたくなければ”無料の石”でも良いですし、DIYなどの店に行けば比較的安価で購入できます。 しかし、昨日ネットのニュースを見ていたら、イギリスで250万ポンド、日本円で約4億9400万円の価値のあるドアストッパーの記事が載っていました。これは正式にはドアストッパーではなく、ドアスト

          金運に関する手相 太陽線と財運線が右手にあるんですけど・・・

          今まで書いた記事の順位を時々モニタリングしていますが、現在のランキング2位は1年以上前に書いた手相に関する記事↓↓です。皆さん、手相に関心があるみたいで、少しづつビュー数を伸ばしています。そこで、2匹目のドジョウ狙いで、久しぶりに手相の記事を書くことにしました。今回はストレートに、金運に関する手相です。 金運に関する良い手相で一般的なのは、太陽丘と呼ばれる薬指のつけ根の領域に縦に伸びる『太陽線』と、水星丘と呼ばれる小指のつけ根の領域に縦に伸びる『財運線』です。太陽線は、”成

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          自販機がホットになりません!

          自動販売機で温かいコーヒーを買おうとしましたが、全て冷たい飲み物のままで、夏から全く変わっていません。もう11月中旬です。そろそろ、ホットも加えて頂きたいのですが・・・。 これも酷暑の影響なのか、温暖化の影響なのか、職場に設置されている自販機が、コールドのままで中々ホットに切り替わりません。先々週の事です。少し肌寒くなってきたので温かい缶コーヒーが飲みたくなって、自販機コーナーに向かいました。しかし、2台置いてある自販機の全ての飲み物がコールドでした。この時は、仕方なく冷た

          トランプ2.0 『もしトラ』から『またトラ』へ

          もしトラは、2024年アメリカ合衆国大統領選挙が行われるまでの時期に用いられていた「もしもトランプ(前大統領)が再当選したら」という意味のメディア用語です。大統領選挙の結果は、既にご存知のようにトランプ候補の圧勝に終わりました。 ニュースで報道された事前の世論調査などの結果によれば、”大接戦”のはずでしたが、蓋を開けてみれば、トランプ候補の大勝でした。これが今のアメリカの民意です。マスコミ各社の統計データは、全く的外れだったことが露呈してしまいました。 ドナルド・トランプ

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          1年の中で最も記念日が多い日

          今日11月11日は、1年の中で最も記念日が多い日です。以下のリストだけで13も記念日が重なっています。『ポッキーの日』や『チンアナゴの日』というのは想像つきますが、その由来がちょっと想像つかない記念日もあります。 この中で、チンアナゴに次いで愛らしい『シマリスの日』の由来を調べてみました。タイトル画からわかるように、シマリスの背中には5本の縞があります。強引なコジツケかもしれませんが、この5本の背中の縞を”11/11”と見立てて、11月11日をシマリスの日に決めたようです

          エロが普及の原動力!!

          エロスは、ギリシア神話に登場する恋心と性愛を司る神です。”エロ”はエロスの略であり、性的にいやらしい様、またはそういう人を指す日本語の俗語です。エロをカッコよく言えば、人間の生命活動のモチベーションとなる根源的な欲求です。このエロは、時としてテクノロジーの発展に大きく寄与してきました。 現在はあまり見ませんが、ビデオテープで録画/再生できる家庭用のビデオデッキが登場しました。発売当初はかなり高価でしたが、比較的短期間でみるみる普及していきました。家庭でテレビ番組を録画再生で

          百円札の思い出

          今では殆ど見ることに無い旧・百円紙幣(肖像は板垣退助)は、私が子供の頃には普通に流通していました。当時は10円でも各種の駄菓子が買えたので、100円には結構価値がありました。お正月にもらうお年玉も、百円札でもらうことが多かったと思います。その頃のお年玉の相場(田舎限定?)は、百円札2-3枚でしたから、金額にして200-300円くらいでした。時々見栄っ張りな親戚がいて、500円札(肖像は岩倉具視)をくれる人も稀にいましたが、その時には子供心に「なんて金持ちなんだ」と思っていまし

          オトコの料理 まとめ#1

          書いた記事の数が多いと、自分でもどんな記事を書いたか忘れることがあります。そこで”まとめ記事”です。これがあると、自分がどんな記事を書いたか、時系列で確認することができます。というのは建前で、実際は”記事数稼ぎ”の手抜きなんですけど・・・。よかったら参考にして下さい。

          インドの『おぼっちゃまくん』

          伝説のギャグアニメ『おぼっちゃまくん』の新作シリーズが、約30年ぶりに日本ではなく、なんとインド全土で来春放送されるらしい。 『おぼっちゃまくん』は、1986年から月刊コロコロコミックで連載された小林よしのり先生のマンガを原作にしたギャグアニメです。実は、私と小林先生との出会いはそれよりも早く、高校生の時に読んでいた週刊少年ジャンプに連載されていた『東大一直線』でした。こちらは、個性的なタッチの絵によるお受験ギャグマンガでした。 『おぼっちゃまくん』がテレビで放映されたの