妹の死 8/26-2 妹の会社からの連絡が途絶え、妹からの連絡もパッタリ途絶えた。私はそれをいい傾向と捉え、自身の仕事と勉学に勤しんだ。妹は、盆暮れには実家へ帰っていたようだが、毎日配達する牛乳配達の仕事を休むわけにはいかず、ずっと帰らずにいた。
朝の景色は変わりました。 「ガチャガチャ」騒がしく、自転車で町内を回っていた牛乳配達のおじさんはもう見かけません。 新聞購読者も少なくなりゴミ回収日に古紙の束も見かけません。 静かなものです。 聞こえるのは私の足音と、ピンポン球のように膨らんだスズメ達の囀りだけです