けいきち

社員24名の運送会社の社長です。剣道とゴルフが趣味です。 家族は妻、長男、居候の猫ごんぞうです。

けいきち

社員24名の運送会社の社長です。剣道とゴルフが趣味です。 家族は妻、長男、居候の猫ごんぞうです。

最近の記事

親父の亡くなった年齢になりました。

先日、誕生日を迎え、いつの間にか63才になりました。 フェイスブックやメール等でたくさんのお祝いメッセージを頂戴しました。 この場をお借りしてお礼を申し上げます。 ありがとうございます! 実は私の父は63才で亡くなりました。 肺気腫でした。 父の亡くなった年齢になりました。 少し当時の父のことを思い出してみました。 結婚当時は厳格な父だったそうですが(母談)、 私の知っている父は、いつも陽気で、 人を笑わせては喜んでいるような人でした。 入院中も、呼吸を楽にするため

    • 「タイガーさんにゴルフを教わる」

      思はぬに 妹(いも)が笑ひを 夢にみて 心のうちに 燃えつつぞをる (大伴家持) 夢に人が現れるということは、 自分がその人のことを考えているからではなくて、 その人が自分のことを心に深く思っているからだと 聞いたことがあります。 剣道六段受験の頃の話です。 32才でした。 基本的には週3回のスズキ剣道部の練習に参加して、 さらにどこか稽古ができるところを探しては、 稽古をお願いしておりました。 この頃はすでに、スズキを退社していましたが、 剣道部には通うところはさす

      • 「お客の質が悪くなる」

        パチンコ店員さんのお話を聞きました。 当初は、朝礼をしっかりやって店員同士のコミュニケーションも良かったそうです。 しかし、効率化のために勤務がシフト制に変わりました。 ばらばらの出社のため朝礼もなくなり、 店員同士が集まる機会が減っていきました。 そしてだんだんと顔を合わせても挨拶もしなくなりました。 仕事中でさえ声を掛けあうことも無くなりました。 そうすると何が起こったかと言うと、 ズバリ、お客の質が悪くなったというのです。 これは何もパチンコ店に限ったことで

        • 「ずる」

          面白い題名の本を読みました。 副題は「嘘とごまかしの行動経済学」です。 普通に考えると、 嘘をついたり、ずるしたりするのは、 それがバレて損をするよりも、 不正をして得をする方のメリットが大きいと判断して 行うと思われがちです。 しかし、 そればかりではないと書いてありました。 世の中には、 不正をしてしまう理由はもっとたくさんあるのです。 ひとつの例として、 創造力のある人は気を付けてください。 たとえ不正を行ったとしても、 自分を傷つけないような上手な嘘を思いつ

          風が吹けば桶屋が儲かる。

          「学習する組織」という本を読みました。 結構な読み応えがありました。580ページの超大作です。 昼休みに読もうと会社の本棚に置いてあったのですが、 2~3ページ読むと眠くなるので、なかなか進みませんでした。 言わんとしていることは、おおよそ次のようなことです。 (そんなに単純なことではないのですが、あえて言うと)  各個または各現象は別々に存在しているのではなく、 それぞれが影響を及ぼしながら系として動いているということです。 (システム思考という) 環境やある出来事

          風が吹けば桶屋が儲かる。

          「急がば回れ」みたいな。

          先日のゴルフのことです。 いつものことですが、たくさん打たしていただきました。 私はゴルフの時はキャディーさんがいてくれた方が助かるタイプです。 ボールがどこかに行ってしまう確率が高いので、ボール探しをしてもらいたいからです。 さすがキャディーさんは、よく見つけてくれます。 その日のゴルフは、キャディーさんがつかないセルフプレー主体のゴルフ場でのプレーでした。 メンバーはそこそこの腕前の男性2人と、始めたばかりの女性1名、そして私です。 それほどの遅延ではないと思う

          「急がば回れ」みたいな。

          「ごんぞうがハガキになりました」

          私、こう見えても結構筆まめです。 (とは言っても、簡単なハガキを出すだけですけど) ある人から、 年間1,000通のハガキを書いているとお聞きしました。 しかも、年賀状はカウントに入れずにです。 その時に、なぜだか自分も「よしやってみるか」 という気持ちになりました。 チャレンジしました。 やれば出来ました。年間1,000通。 平均すれば3通/日ですが、 なかなか日曜、祝日は書けなかったりするものですから、 4~5通/日を目標に平日は毎日書いていました。 ちょっと手を

          「ごんぞうがハガキになりました」

          武勇伝(大げさなエピソード)

          トラックに乗り始めた駆け出しの頃の話です。 (もうずっと前の時効成立の話ですので、、) かなり滅茶苦茶なことをやっていました。 過積載、速度超過は当たり前(ごめんなさい。)、 昼間に通常の市内便をやってから、 夕方から東京方面へ走って、 2~3時間の睡眠で、翌日は普通に勤務なんてざらでした。 今思うと、 事故を起こさなくて本当に良かったと思う半面、怖くなります。 ある日、冬の夜中に4tトラックで山道を走っていました。 路面には薄っすら雪が積もっていました。 スタッドレ

          武勇伝(大げさなエピソード)

          「ひじ、外に曲がらず」

          「ひじ、外に曲がらず」 「手は自由に動くようだけれども、 肘から外には決して曲げることはできない。 自由とは何でも好き勝手なことをすることではない。」 鈴木大拙氏のお言葉です。 本当はもっと深い意味があると思うのですが、 私は直観的に、自分の剣道のことを思い浮かべました。 それは、竹刀を振り上げる時の動作です。 一般的に竹刀の持ち方は、横から握るのではなくて、上から握ります。 そして、打突の瞬間にぞうきんを絞るように内側にぎゅっします。 そのように竹刀を持つと、

          「ひじ、外に曲がらず」

          「笹谷史子先生」

          今では自分でも信じられないことですが、 小学生に入ったころの私はとても引っ込み思案の子供でした。 授業中に「ハイ」と手をあげることなんてとてもできない子でした。 それが、1年生も終わるころには、 そこそこ勉強もできて(誰も知らないと思っての自画自賛) 学級委員長もやるような子になりました。 何がきっかけで、そうなったのかは自分でもわかりません。 しかし、母に言わせると、 笹谷先生のおかげだとよく言っていました。 ひとつだけ思い当たることがあります。 私はトマトが嫌

          「笹谷史子先生」

          「東郷平八郎を知っていますか?」

           現在は言語消滅の危機にあるそうです。 世界では約6,000の言語がありますが、 30言語が毎年消滅しているとのことです。 (林英臣氏の講演より) 言葉が無くなるということは、 その民族が滅びたと同じことです。 言語は単に記録や情報伝達の道具ではないのです。 その民族の歴史や文化、そして考え方や感性も言語によっています。 中には「世界中の言葉を統一の言葉にしたら良い」 という人もいるようですが、それではそれぞれの国の歴史は終わりです。 考えてみるとよくわかります。 今

          「東郷平八郎を知っていますか?」

          「日本のいちばん長い日」

          下記の新聞記事を読みました。 (以下記事、一部抜粋) 1945(昭和20)年の「終戦の日」を正確に知っている若者は32% 本紙が中部9県の高校生100人に太平洋戦争(第二次世界大戦)にちなんだクイズをしたところ、正しく理解していない生徒が多いことが分かった。 正答率が極端に低かったのは「玉音放送」にちなむ設問で、 正答は100人のうちわずか8人。 終戦の日の年月日は、広島市に原爆が落とされた「8月6日」や、 終戦の日の前日の「8月14日」という回答も。 進駐軍のトッ

          「日本のいちばん長い日」

          牛乳配達のおじさん

          子供の頃のお話です。 たぶん小学校に上がるかどうかの頃だと思います。 私には二つ年下のふじ江という名の妹がいます。 当時は、毎朝、牛乳配達のおじさんが来てくれていました。 妹は、そのおじさんがずいぶんお気に入りで、 牛乳を届けてもらうと、ニコニコして、 「どうもサンキュー!」 とお礼を言っていました。 あるとき、父と母が話していました。 「牛乳の配達をそろそろ断ろうかとも思うのだけれど、 ふじ江が楽しみにしているから、辞めるわけにはいかないよね。」 先日、あるセミナ

          牛乳配達のおじさん

          嘘も方便

          日蓮宗のお経に、 「妙法蓮華経 方便品第二(ほうべんぽんだいに)」 というのがあります。 「方便をもって説かれる教えの真意を示すお経」 です。 ざっくり言うと、 「仏の知恵は非常に奥深いので、方便(便宜的な手法)を用いて、その人の資質に応じて教えを説いている。しかしなかなか伝わらないものだ。」 というものです。 凡人の私たちは、 方便をもってしてもなかなか理解できないものです。 剣道でいうと例えば、 例題(1) 「竹刀は左手で振りなさい。」 子供の頃から言われ続けてき

          それは何のために

          「もう一歩、前に出れば勝てる」 会社事務所の男子トイレの前にこの言葉を貼ってあります。 元横綱北の湖著の本の表紙です。 本来の意味とは違う目的で使用させていただいております。 さて、日頃の運動不足を補うために、毎朝四股を踏んでおります。 四股にもちゃんとやり方があって、 ただ足を高く上げれば良いってものではありません。 (決して千代の富士が嫌いなわけではありません。) しっかり腰を落として、体重を片足にのせて足を上げます。 いうなれば、片足のスクワットとでも申しまし

          それは何のために

          だから電線の地中化が良い。

          トラックで配送中にふと思ったことがありました。 (最近はめったにトラックに乗りませんが、人手不足のため緊急出動することがあります。) 浜松文化芸術大学の東側の通りを走っていました。 「ここを通るときはいつも天気が良くてすがすがしいなぁ」 青空を見ながらふとそう思いました。 そして気づいたのでした。 電線が無くて、空がしっかり見えるからだ。 そうです。 この辺りは電線の地中化が進んでいて、電信柱や電線がありません。 電線がある風景は、きっと無意識のうちに、 これら邪魔

          だから電線の地中化が良い。