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玄関に最古の『サブスク』の痕跡!?

みなさん、上の写真のものは何だと思いますか?私の実家(マンション)の玄関先にあるものなんですが、郵便ポストではありません。難しいですよね!?
答えは後ほどです。

最近よく「サブスク」という言葉耳にしますよね。サブスクリプションサービスの略で、動画や音楽配信などに盛んに利用されているのは周知の事実。「定額制」かつ「好きなものを選択できる」場合によく使われている言葉ですが、細かな定義はない模様です。最近は「所有」をしない「自由さ」が求められ、住宅や自動車といった従来でいう固定財にまで利用の幅が広がっています(ますます税負担のあり方が複雑になりますが)。私が仕事で携わっている紙のDMも、なんとなんと、サブスクでのサービスも提供されています。紙媒体から住宅まで、ここ数年のサブスクの広がりには驚きますが、今回お伝えしたいことは、ここからです!

最初の写真のものは何か、
答えは

「牛乳配達のボックス」

なんです。

今時のマンションでは、ほぼこのような埋め込み型の牛乳入れを見かけることはありません。今でもたまに、明治や森永と書かれたクーラーボックス型のもの見かけますが。私のマンションは築40数年、牛乳配達が盛んだった頃に建てたれたので、わざわざこんなボックスがあるんだなと、今は理解できます。もちろんこの使われることのない謎の扉があることは、小学生ぐらいから把握はしていましたが・・。

実はこの牛乳配達が『日本最古のサブスク』かもしれないのです(私調べ)。明治初期から実施され、「定額制」で「好きな牛乳を選べる」制度が、ずっと続いているからです。
※もちろん新聞配達の方が歴史はありますが、「好きなものを選べる」とは言いがたいので、私はサブスクには含めていません。(捉え方は様々あり)
さらに私は事実とは異なった思い込みをしていました。牛乳配達は、新聞と同じくここ20年ぐらいはずっと数字的に下降線をたどっていると。

実はこちらの記事にあるとおり、ここ数年見直されているみたいです。全然知りませんでした。もちろんコロナ禍の配達需要増もあるかと思いますが、配達専用の商品開発や、地道な営業活動が報われたんですね。

牛乳配達は、今の時代にこそホットな点が2つあると思います。

①使用済みのビンを必ず配達業者回収することになっているので、ほぼ100%再利用できる(環境面)

②主な顧客層である高齢者の異変を察知できる(福祉的な面)

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身長186センチ、牛乳大好き人間の私はやっぱりビンで飲みたい!!結婚したら奥さんを口説き、牛乳のサブスクを二人で利用したいなと、実家の玄関先で想いました。

サブスクは、企業と顧客の間に信頼関係がないと、上手くはいかないですね。ビジネスとしても、物理的にも。この謎の扉、盗り放題ですから(笑)

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