歌人藤原定家 後鳥羽上皇の熊野御幸にお供 殿上人だが二流貴族の定家 板敷もない土間の仮屋に寝て 早朝 先駆けし上皇一行の食事 儀式の段どり 宿の手配に 駆けずりまわる 本宮大社の神域を遠望 土下座 感涙禁じ難しと伏し拝む いまだ一事も書けず 日記『明月記』で嘆く
今日はカニの日だそうです。 遥か七千光年の彼方に「かに星雲」があります。 千年ほど前の超新星爆発で生まれましたが、その記録が藤原定家の日記『明月記』に残されています。 当時、超新星爆発は「客星」として主に陰陽師が記録していました。客星と彗星は凶兆とされ、人々は恐れおののいたとか。
NHKのカチャーラジオの日曜カルチャーで、安田登氏とドミニク・チェン氏が、藤原定家の『明月記』を取り上げて、対話(共話)していたのが、面白かった。現在人の五感は、とても窮屈なものになって来ているのかも。やっぱり自然と繋がる身体を持っている事が大事なのだと思う。コロナの今足下観賞。