北海道でもオーロラが観測
※タイトル画像は生成AIによるものです
この数日は、太陽フレアの話題でざわざわしていました。
太陽フレアについては過去にも触れたので参考までに載せておきます。
ようは、
太陽フレアとは不定期に活発になる火炎現象で、それが激しいと地球での磁気を乱す現象もあります。
意外に我々の生活にも無縁でなく、スマホでも内蔵されている位置測定機能GPTすら狂わせる可能性もあります。(人工衛星をバグらせます)
幸い、大事故までは報道されてないのでほっとしてますが、逆に不幸中の幸いなこともありました。
それは、なかなか普段見られない地域でも「オーロラ」が見れたことです。
1つ記事を紹介します。
オーロラは通常、高緯度帯でしか観測されません。その原理はこちらのサイトが分かりやすくておすすめです。
念のため、Wikiを基に原理を説明すると、下記のような玉突き現象です。
1.上記で触れた太陽フレアで風が地球に届く(太陽風)
2.1は高温のため電気的に偏ったプラズマ状態となっている
3.2が地球の磁場と相互作用して加速する(電磁誘導の法則)
4.特定の場所(太陽から見て地球の裏側)に集まる(プラズマシート)
5.地球大気中の分子とぶつかって発光する
Wikiより、美しい写真を引用しておきます。地域ごとに発光方法は変わるようです。
上記で取り上げた北海道では、紫色が中心となっています。
現代の我々が見ても神々しさを感じるオーロラ。古代の人々がみたら相当な反応を見せたと思います。
興味深いので調べたら、BC7世紀が記録上最古のようです。
アッシリアの楔形文字でオーロラについて記録している節があるようです。(実際、地学研究でもこの時期に大規模な太陽活動の痕跡を確認)
では日本では、と思って調べると、なんと最古の公式な歴史書「日本書紀」に記載があるそうです。(620年発行)
平安時代になると、新古今和歌集の編纂で有名な藤原定家の日記「明月記」にもオーロラらしきものが記録されているのとこと。
こちらは天文ファンであれば、「超新星」の記録として有名です。
超新星は、ブラックホール天体になる登竜門のような現象です。過去にも書いたので興味ある方はそちらで。
と、ロマンティックな話題もありますが、ひどくなると我々の社会に混乱を引き起こします。
ぜひ今回の騒動で、冒頭で引用した「宇宙天気予報」について社会全体で真剣に取り組むきっかけになればと願っています。