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#人事の仕事

「この仕事がおもしろい!」と感じたエピソードや、他の職種の人にも教えたい、人事の仕事の魅力や面白さを教えてください。

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「働きやすさ」の違和感で「心の生産性」を省みる。

人事総務はモノやサービスの生産性の他に「心の生産性」にも責任がある。最近では「働きやすさ」と表現されることも多い。しかしこの「働きやすさ」という言葉は誤解を招きやすいと感じる。 充実した福利厚生、オシャレなオフィスも、そもそも業績への貢献を目的にしているはず、さらにはビジョン実現への手段であるはずだ。 その目的から外れた施策を打っていくとメッセージがぶつ切りになり、分散される。場合によっては霧散する。予算が通るなら従業員に「迎合」したくなるのもしょうがない。だって「喜んで

お金が欲しい。

お金が欲しい。 何か買いたいというわけでなく、ただお金が欲しい。目的も無いのにお金が欲しいだなんて目的と手段が逆になっているじゃないか。そんな自問を悶々としている。重い、お金の重さに耐えかねている。 子供の頃に握りしめた500円玉は、万能感の象徴だった。なんでも買える気がした。友達にチェリオだってご馳走できるし、お母さんにあずきバーの1本や2本買って帰るのも屁のかっぱだ。 万能感。おそらく、神に近づいていたと思う。 今はどうだろう。ただただ足りない。「足ることを知れ」と

履歴書から考える従業員のキャリア。

僕は悲しい。 終身雇用の時代は終わってしまったそうだ。 それは手間暇かけて従業員を育てることや、人生に責任をもつという気概を一緒に失くしてしまったのではと感じる。 終身雇用はもちろんデメリットもある。人件費の高騰や従業員の成長鈍化を招きやすい。 しかしそれらは人材育成の制度と運用の問題ではないだろうか。だからこそ、会社には終身雇用の気概が必要なのではないか。人を育てる気概、人生に責任をもつ気概が。 一会社員としては、やれ、ポータブルスキル、やれ、副業、やれ、市場価値を

あるべき姿へのコソクなスキル

「問題」の定義は、理想と現実の「ギャップ」である。 だから理想なき「問題」というのは変な話である。だけど場当たり的な「理想なき問題解決」はよく起こる。 会社には様々な問題がある。人の問題、組織の問題。人・物・金・情報・時間、いろいろと勃発する。 おおよそ、働くことは「人」が「誰か」の役に立ち、対価をいただいている。人が人のために働く。だから問題はだいたい「人」に帰結する。 さて、その中で理想の会社に近づけるにはどうすればいいのか? 理想の会社にすることは難しい。 理想

無名のベンチャーで年間200名を採用した「スーパーひとり人事」の仕事術

僕らのようなベンチャーにとって、人事・採用はかなり難易度が高いものです。 なぜかというと、 ・会社の知名度が低いなかで、優秀な人に「この会社に入りたい!」と思ってもらわなければならない ・成長にともなう組織の急拡大にも対応しなければならない このような条件のもとで、採用と組織に向き合う必要があるからです。 難易度が高いぶん、採用と組織がうまくいっているかどうかで、成長スピードに大きな差がつきます。今回はそんなベンチャーの人事・採用について、僕らなりの知見をまとめてみま

ほどよく比べる。

他人と自分を比べている。ずっとだ。 それがいずれ無くなることはあるのだろうか。 若い頃は自分より「上」と比べて卑下することが多かった。かといって上昇志向が強いわけでもなく、他人の不幸で安堵している自分もいた。 今はどうかと思案してみると、あたりまえのように比べている。 でも、自分の受け止め方というか、感じ方が変わっている。 昔と比べて大きく変わったことが2つある。 1つ目は、嫉妬、怒り、劣等感といった感情を「悪いこと」だとは思っていない。思いやりや憐れみも「善いこと」だ

部下 と トゲアリトゲナシトゲトゲ。

もしも、部下からこんな報告があったらどう思うだろう。 部下は何を言いたいのか結構分からない。事実と憶測がめくるめくことも多い。いったい何を言いたいのだとイライラしてくる。 そんな時は心の中で「トゲアリトゲナシトゲトゲ」と唱えている。 あなたは知っているだろうか、「トゲアリトゲナシトゲトゲ」を。 ハムシ科に分類される昆虫である。名前からは棘が有るのか無いのか僕には分からなかった。 「トゲトゲ」という虫の、棘が無い種類が「トゲナシトゲトゲ」で、さらにお尻の部分にだけ棘が

39歳の転職活動(元経営者は会社員の転職よりきつい)1

事業も4年目、最初からご紹介頼りで続けてきて黒字を維持してきましたが、なんともなしに経営者として叶えたい夢が「これってトップじゃなくてもできるやん」ということと「”代表取締役”という肩書への特別な憧れ(一種魔法にかかった状態)が無くなった※むしろ重荷になった」という自覚が大きくなり、この度久々に転職活動を始め、サンクスラボ株式会社という沖縄本社の「IT×福祉」の会社へ、RPO事業の立ち上げと面白いイベントをバンバンやりに入社することに決まりました。 もう今から楽しみすぎて、ミ

忘年会をやることで「業績」は上がるのか?

🎅メリークリスマス!🎄 Asobicaアドベントカレンダー17日目の担当は、2023年4月からAsobicaで人事・広報をしている望月です。それまでは6年弱メルカリという会社にいました。なぜメルカリを辞めてAsobicaに入社したのか?とよく聞かれるので、それは以下をご覧いただけると嬉しいです。 ぼくは人事という職種なので、人・組織の切り口を通じてビジネスの成功確度をあげる(に貢献する)役割を期待されていると思っています。 では、どんな切り口があるのか?と言われると、絶対

39歳の転職活動(続き)

なぜWantedlyとビズリーチを使ったかなぜかというと、私が入りたいのは面白いことをガンガンやろうとしているベンチャー気質の高い行動力のある会社ですので、そういった企業が多いであろう媒体を選定した結果です。 特にWantedlyややGreenのような企業側の準備カロリーの高い媒体で、頑張って、コンテンツを充実させていると言うこと自体が行動力のある証なので、一般媒体で、代理店に作らせた原稿で募集団形成している企業よりも、自身にとっては相性が良いと思っています。 ちなみに今

人事評価を給与に反映したら逆効果?給与連動の落とし穴

「頑張った分だけ給与に反映すべき!」 多くの企業では「評価に応じて給与を決めるのが当然」という考え方が採用されています。 一見すると、従業員の努力が正しく報われ、社員のモチベーションが上がる仕組みに思えます。 しかし、本当にそうでしょうか? 人事評価と給与の関係は慎重に設計しないと、逆にモチベーションを下げたり、組織の成長を妨げたりすることもあります。 過去、私自身が経験したり目撃した事例をもとに詳しく考えてみましょう。 ■落とし穴①:評価が給与に"しか"影響しな

いい塩梅、自転車に乗るかの如く。もしくは料理。

新しい知識を得ても、それを「実践」するのは難しい。 実際の組織では、人材の質はてんでバラバラで、状況もお膳立てされることはない。本当にマッチするのか、いまひとつ自信が持てずにいる。 実践の大事さは分かっているはずだ。けれど、うまく説明できない。 仕事には様々な理論や方法がある。しかし、結局、臨機応変やバランス次第という結論めいたものを拭えない。それも説明できない一つの理由だと思う。 国や文化の違いが成否を別れているような気もするし、人材や資本に余裕のある企業の話に聞こえ

評価制度と等級制度、何をどう連動すべき?

人事領域を学び始めた頃。 「等級制度と評価制度は連動させましょう」と多くの書籍で書かれているのを目にしました。 「なるほど、連動が大事なんだ!」と最初は納得していたものの、徐々に実践を積み始めると「そもそも連動ってなんだ?」と疑問に思うことがしばしば。 しかし、書籍を読み返してみても、詳しい説明はなく、場合によっては「あとは各社の事情によります」とまとめられていることも… これでは、手がかりを見つけるのも難しいものです。 いったい、等級制度と評価制度は何をどう連動さ

急増する「リベンジ退職」とは?

「もう我慢するのはやめた…」「ここにいても未来が見えない…」 こうした思いを抱えながら退職を決意する人は少なくありません。 こうした職場への不満やストレスを募らせた従業員が退職する「リベンジ退職」が注目を集めています。 なぜ、「リベンジ退職」が増えているのでしょうか?通常の「退職」とどう違うのでしょうか? なぜ、「リベンジ退職」が増えているのか? 「リベンジ退職」とは、単なるキャリアチェンジや前向きな転職ではなく、会社や上司への不満や怒りをきっかけに、ある種の“報復”

『楽しい』と思える未来を選ぶ。4度の転職で見つけたスキルアップ法とは|franky株式会社 篠﨑麻衣さん【後編】

ライフスタイルカンパニー『franky株式会社』で人事労務や総務などの業務を担当している篠﨑麻衣(しのざきまい)さん。 彼女は専門学校卒業後にグランドハンドリングとして空港での勤務を経験していたという珍しいキャリアを持つ。その後、4度の転職を経て数カ月前にfrankyに入社した。 これまでに一体どのような選択をし続けてきた結果、業種も職種もまったく異なる仕事に辿り着くこととなったのだろうか。 今回は篠﨑さんから「より良い未来を選ぶための考え方」や「人事労務としてスキルア

人事のためのコーチングvol.2 〜人事コミュニティ

こんにちは。りあんです。 今回はコーチングプレイス(CP)内の人事コミュニティ「人事系ゆる繫がりの会」のことと、「人事のためのコーチング講座の構想」について書きたいと思います。 前回の記事では、私の自己紹介やコーチングを学んだ理由を書きました。 人事の仕事は、働く人の多様化や、働き方の柔軟化、人手不足などで、この数年で複雑化し、大変になっていると思います。 ダイバーシティ推進や、テレワークの浸透はいいこと!ですが、人事的には配慮しなければならないことが増えています。 組織

求める人物像に選考基準を書いても意味ないかも

この記事は「HR Community ひつじんじ Advent Calendar 2024」3日めの記事です。 人事関連の発信が25日連続で続くという特殊な状況なので、それならばと思いっきり細分化した記事を書いてみたくなり、人事のなかの採用のなかの求人原稿のなかの求める人物像という、狭~い箇所をテーマにしてみました。 さて皆さん。求人原稿の「求める人物像」に選考基準を書いてませんか? ・・・ 「求める人物像」つまりは採用したい人物像を書く場所なんだから選考基準を書くのはふ

【4463文字】一人目人事が入社後9ヶ月間で取り組んだこと

こんにちは!Flatt Securityで人事をしているももち(@momochi130)です。 今年の3月18日に入社し、早いもので9ヶ月が経過しました。2024年も残りわずかとなり、今年を振り返るには絶好のタイミング……! ということで、今回は「一人目人事として取り組んできたこと」を自分自身の振り返りとしても公開します。 (この記事は「HR Community ひつじんじ Advent Calendar 2024」の22日目の記事です。) Flatt Securityっ

わたしがSNSを炎上させず、健やかに付き合うために意識していること

こんにちは、辻田(@Hiroki_Tsujita)です! この記事は「HR Community ひつじんじ Advent Calendar 2024」の2日目の記事です。 今回は、実名・顔出しでXやnoteで発信を続けてきたわたしが、SNSを炎上させず、健やかに付き合うために意識していることをnoteにまとめました。 ※ここから先はインタビュー形式を装っていますが、実際は自分で質問を考え、それに自分で回答するという「セルフインタビュースタイル(もしくは自作自演インタビュー

後輩が育たない事と忙しい事との関係性

「後輩(部下)が育たない」 管理職の方から頻繁に聞くフレーズの一つ。 最近読んだ本にこのような内容が書かれていました📚 ゆっくりと話す時間を作ることは 忙しいマネージャーにとっては難しいことと思います。 では、それが叶わない場合は誰が補完するのでしょう? 私が考えるに 役職問わず各々がリーダーシップを発揮することも 補完する方法だと思います。 私が出入りしている企業では それぞれの社員がリーダー像を描いていて 昔のトップダウンとは全く切り離れた 個人の特性に基づい

第2回 キャリアコンサルティングとは?

1.キャリアコンサルティングの定義要するに、 労働者の職業上の相談に乗り、 ・職業選択 ・職業生活設計(キャリアデザイン) ・職業能力の開発、向上 を支援する ことです。 2.キャリアコンサルティングの目的キーワードは「自身に合った仕事」「主体的に」です。 社会的地位の高い仕事を勧めるわけではない。 カウンセラー視点で、良い仕事を押し付けるのではない。 その人に合った仕事を、その人自身が選択する。 それをサポートするのがキャリアコンサルティングの目的です。 3.

社会に出たときに役に立つキャリア教育を

学生を社会に送り出す大学 そして学生を新卒採用する企業 今日はその両者の間のギャップを感じられる事例を取り上げます。 「本学はキャリア教育に力を入れているので大丈夫です」 ご推薦いただける学生は 一定程度コミュニケーション能力を有していますか? 企業にそう問われて返ってきた大学側の言葉。 採用された学生は営業事務系の部署に配属になりました。 電話応対による受注・発注業務で ミスが多く、取引先からのクレームが度々。 その新入社員は退職したそうです。 このような齟齬

俺「は」頑張っている。

 人事評価は難しい。なんといっても自分の力量を正しく比較する自己評価が、そもそも難しい。見える範囲、見たい範囲は結構せまい。そんな中で、彼よりはできた、彼よりはマシだと自己評価する。  これは評価する側でも同じことが起きる。いろんなバイアスが目を曇らせる。相対評価だろうが、絶対評価だろうが、評価は比べることから逃れられない。  うまく比べるとしたら、過去の自分と比べることになるだろうか。そうすると組織の評価とはリンクしないこともある。けれど、自分自身は成長を実感できるだろ

スペシャリスト(専門職)の設置、気を付けるべき3つのポイント

昨今、等級制度を改訂する際、必ず登場するのが「スペシャリスト(専門職)」コース。 でも、この設計において、うかつに進めると後で痛い目を見ます。というのも、実は私も「これでうまくいくだろう」と楽観的に進めたものの、思わぬ壁に何度もぶち当たったことが… 今回は、私が実際に直面した失敗談をもとに、スペシャリストコース設置時に気をつけたい3つのポイントを共有できればと思います。 立ちはだかる壁①:このコースは誰のため? スペシャリスト(専門職)コースの設置で、よく見落とされるの

【5分で解説!】最近よく聞く「RPO」とは?人事の強い味方「RPO」の導入メリット

こんにちは!ブライエッジ株式会社 RPOチーム コンサルタントの栁瀬です。 突然ですが、皆さん "RPO" をご存じでしょうか? 少しずつ認知が拡大してきているものの、まだまだ国内における認知度は低いと感じています。 実際に "RPO" に対してこんなご感想をお持ちの人事の方も少なくないのではないでしょうか? 「最近 "RPO" の営業電話がかかってくるが、正直どんなサービスなのかイメージできない」 「メルマガで "RPO" というワードを度々目にするものの、いまいち何の

人事経験17年間で影響を受けた本を振り返る 

こんにちは。2024年人事図書館アドベントカレンダーの12月8日分を担当します、のびーです。昨日のみつさんが執筆したnoteから、バトンを受け継ぎまして担当します。 2007年当時、突然「2年間人事の仕事をやってほしい」と当時の人事担当役員に言われたのをきっかけに、人事の仕事に携わるようになりました。当初の2年が過ぎるころには、2年限定だったことは誰も覚えていませんでしたが(笑)、気がつけば約17年人事の仕事を続けてきました。人事の仕事は充実感を持ってやりがいがあり、とても

【新卒採用】2daysインターンシップ開催レポート⛄

こんにちは。 D2Cグループのnoteを読んでいただきありがとうございます! 新卒採用チームの佐川です。(Xはこちら) D2Cグループは2024年11月から12月にかけて『2daysインターンシップ』を開催いたしました。夏の『1day仕事体験』から引き続き、主に2026年卒の学生さんを対象に「広告の企画」と「クライアントへの提案」を体験いただきましたので、今回は開催の様子を写真と共にお届けできればと思います。 ▼『1day仕事体験』のレポートはこちら インターンシップで

人事労務の法改正を押さえよ

人事労務系の法改正が毎年発生しますよね。今年も例外なく法改正が実施され労務担当者は規則規定の改定に取り掛かる必要があります。 では法改正の情報をどうやって入手すれば良いか悩みませんか? 私は人事労務に携わってまだ日が浅いですが幸運なことに会社が契約している顧問の社労士先生がいますので、的確なアドバイスを頂けます。 ひとり人事をされている方や人事労務に携わり始めたばかりの方などに有益な情報になるように、参考になる情報収集の手段をご紹介します。 【社労士先生から教えてもらう

「君を最速で最強に育てる」(心に残る上司の言葉)

「君を最速で最強に育てる。」 この言葉が私を救ってくれました。 銀行での苦悩と転機 私は新卒で銀行に入りましたが、厳しい労働環境に悩んでいました。 入社から三年が経った頃、直属の上司が過労で倒れ、入院先にお見舞いに行きました。 他愛のない話をしていると、ふいに上司が私に転職を勧め始めました。 私が過酷な労働環境で潰れる事を心配し、環境を変えた方が良いとの事でした。 また、その上司は私と同じ歳のお子様がおり、私と我が子を重ねて心配してくださったようです。 私自身も

なぜ、御社のバリュー評価は失敗するのか?

多くの企業が導入する「バリュー評価」。 しかし、実際にはあまり機能しておらず、形骸化してしまうケースも少なくありません。 あくまでも私見になりますが、バリュー評価が失敗しがちな企業の典型的なパターンを整理してみました。 パターン① バリューが抽象的すぎて評価基準が曖昧 「挑戦」「誠実」「顧客第一」など... 多くの企業がバリューを掲げていますが、こうしたキーワードだけだと評価の基準が不明確になりがちです。 例えば、「挑戦」を評価する際、 ・新規事業に手を挙げることな

【未経験から人事職へ!】子ども向けICTサービスの採用広報から、eスポーツ事業のスタートアップ人事へ!HR Climbersで掴んだ、納得のいく転職

こんにちは。HR Climbersです。 今回は、子育てを機に社会貢献性の高い事業への転職を決意し、HR Climbersを通じて転職を成功させた木崎さんの事例をご紹介していこうと思います。 これまでの人生やキャリアを通じて、採用や組織作り、そして人事の仕事への関心を強められてきました。 しかし、当時の在籍されていた会社では思うように挑戦できず、転職を決意。 HR Climbersのコンサルタントの伴走支援により、eスポーツを事業ドメインとして絶賛成長中のスタートアッ

「自分はなぜその会社に勤めているのか」考えたことはありますか。

1月後半にとある出来事があり、「自分はなぜセルソースに勤めているのか」を完全にゼロベースで、徹底的に考えることになりました。 前職・住友商事時代にも一度やりましたが、3年前にセルソースに来てから徹底的にこの"問い"に向き合ったのは初めてでした。 そのプロセスを振り返った結果、この"問い"と向き合う事の「自分自身への価値」を改めて言語化したので、それを綴りたいと思います。 私がセルソースに来た「もともと」の理由スタートは「違和感」。でも、それだけでは転職出来ない 以下に

何が正解?評価制度の項目"重み付け"

評価制度を作るとき、各項目の「何をどれくらい重視するか?」はポイントになります。 売上や業績を最優先にするのか、行動や努力のプロセスを評価するのか。それともスキルやマインドかーー。 何かに偏りすぎてはいけませんが、均等にし過ぎるとそれはそれで効果が生まれません。 どのように重み付けを考えればよいのでしょうか? ポイント① 何を大切にしたいのかを明確にする 評価は、その企業の従業員の考え方や行動に影響を与えるものです。そのため、評価制度を通じて何を目指すのか、その目的は

配属ガチャとキャリアについて考えてみる

こんにちは、ゆーき(@cyuki_14)です! この記事は「HR Community ひつじんじ Advent Calendar 2024」の23日目の記事です。 自己紹介 本題に入る前に軽く自己紹介をします。 普段はIT企業で人事の仕事をしています。キャリアコンサルタントの資格を持っています。転職経験は1回で、前職は建設業界にいました。 今でこそ人事の仕事が大好きな私ですが、最初から人事がやりかったわけではありません。当時この言葉はなかったですが、いわゆる”配属ガチャ”

遊びのような熱狂を組織から 人事企画の想いと取り組み

みなさんこんにちは🙌&メリークリスマスイヴイヴ!🎄🎅✨ 今年も気がつけばあっという間に12月…そしてクリスマス〜〜!🌟 街中がキラキラしていて、ワクワクしちゃう季節ですね! そんな12月のAsobica Advent Calendar Day16 📅 はじめに改めまして、Asobicaで人事企画を担当しております、わたちゃんです。 いつもは弊社のアカウントでnoteを書かせていただいているのですが、今回は初めて個人アカウントでの投稿。ドキドキですがせっかくの機会なので、僭

執行役員は役員?それとも従業員?

「執行役員」という役割。 "役員"と聞くと、経営に近い立場のように感じるものの、実際のところ「役員」なのか「従業員」なのか、少し曖昧に感じることはないでしょうか? あるいは、「執行役員に昇進したけれど、これは役員なの?それとも今までと変わらないの?」といった疑問を持つ人も多いでしょう。 実際、企業ごとに執行役員の位置づけが異なることもあり、混乱しやすい点です。 改めて、執行役員の法的な位置づけや企業内での役割について見ていきましょう。 執行役員の法的な位置づけとは

人事の採用って難しい

採用を強化していきたいので人事を採用したい! でも人事ってどうやって採用すればいいんだろう・・? このようなお悩みをお持ちの方も多いはず。 今回のnoteでは、私なりに考える人事の採用の難しさについて書いてみようと思います。 ※人事の中でも採用業務をメインとした方を想定しております 人事の採用はなぜ難しいのか中途採用市場の複雑化 まず前提として、中途採用市場全体の難易度が高まっています。 特に人事・採用の経験者は数が限られており、候補者を見つけるのが容易ではありません。

180名の社員とバリュー改定ワークショップを実施。全社参加型ワークショップを成功させる運営とは?

こんにちは。 ログラスで組織人事をしているりかさんです。 ご無沙汰しております。お元気ですか? 初めましての方が多そうなので、簡単に自己紹介をしますと 株式会社ログラスという会社に一人目人事として入社、当時は採用を中心に取り組んでおりました。育休復帰後からは組織人事として日々取り組んでおります。 最近育児ツイート多めですがXがこちら 昨年春に育休復帰をしてから、目まぐるしい一年を送っていました。 少し落ち着いてきたので、何をしてきたのかnoteに書いていこうと思います。

人事特化の「HR Climbers」だから語れる評価される【組織開発ポジション転職】のレジュメ作成と面接対策

みなさん、こんにちは。HR Climbersです。 人事特化型の転職支援サービスとして日々人事職の方々のキャリア相談に携わる中で、「組織開発をしたい」「組織作りなど上流の人事業務をしたい」といったキャリア形成の相談を最近特に多くいただきます。 経験、未経験は関係なく、こういった声を聞くことが非常に多くなってるのは、裏側でもっと良い組織を増やしたい。と感じてる人が多くなっている事が現れてるのだろうなと感じたりします。 HR Climbersには大手企業人事やCHRO、スタ

大企業からスタートアップ、そして1年半で社員数3倍の成長へ—ファインディ採用担当が急成長の現場で感じた組織貢献の“手触り感”

急成長を続けるファインディでは、過去1年間で100名以上の採用を実現し、全体で300名に迫る規模まで組織が大きく拡大しています。そんな変化の中、採用人事として活躍する若林さんに、急成長企業で働くやりがいや面白さについて伺いました。大企業からスタートアップへ転職した経験を持つ若林さんだからこそ語れる、両者の違いや魅力にも注目です。 採用で会社を良くしていく”手触り感”を求めて転職を決意 ーー本日はよろしくお願いします!まず現在の若林さんのファインディでの役割・ミッションを教え

人事評価、何を基準にする?ーー3つの評価基準

「社員の評価を決めるとき、どこを見ればいいんだろう?」 人事評価を担当すると、こんな悩みに直面することがあるかもしれません。 評価を適切に行うためには、あらかじめ決められた評価項目に沿って、従業員の成果や成長を正しく評価することが大切です。 とはいえ、「具体的にどんな項目を設定すればいいのか?」と迷うこともあるでしょう。 人事評価を行う際に大切な3つの基準を見てみましょう。 ■「評価の基準って、どう決めるの?」― 業績・能力・情意のバランスが鍵 「この人、すごく頑

HRBPに求められる”9マトリックス思考”

この記事では、外資系企業、日系企業で人事(HR)として勤務し、HRBPとしても悪戦苦闘してきた実体験を元にHRBPとして、 ・どのようにビジネスに貢献するのか ・そのためにどういったステップを踏むのか ・その中で自分の現在地をどのように把握するか ということを知るためのフレームを整理しました! また、この記事を通じてHRBPの価値を知っていただいたり、「HRBPっていいじゃん!」と感じてもらえたら、とも欲張りながら思いつつ。 あとは、現役HRBPの方の思考整理や、HRBPと

採用担当になって気づいた、応募者にありがちな"6つの思い込み"

つい半年前まで、面接を受ける立場だった私が、今は採用側として面接を担当しています。 自分が緊張しながら面接を受けていた頃を思い出すと、「面接官ってどんな目で応募者を見ているんだろう」と不安になったものです…! でも、採用する側に立ってみると、実際には求めていることがケースバイケースで変わること、応募者に合否の結果以上に伝えたいことがたくさんあることに気づきました。 今回は、そんな採用業務を始めて分かったことをシェアしたいと思います! 1. 「落ちたのは自分のせい」と思

急成長を目指すスタートアップ企業必見!知っておくべき「ヒト」と「リスク」のマネジメント

多くのスタートアップが「ヒト」と「リスク」のマネジメントについて、重要であることは理解しているものの、対策が後手にまわる傾向にあります。 しかし、スタートアップ企業の成長過程において、「ヒト」の課題に直面することは避けられません。さらに、企業規模の大小で差はあるものの企業を取り巻く内部・外部環境の変化によって、さまざまなリスクが発生します。 ヒト・リスクのマネジメントにおいて、そのために割けるリソースが少なかったり、優先度が低い状況でも、最低限実施すべきアクションは確かに

人事データを扱うムズかしさ

こんにちは! メルカリのHR部門でマネージャーをしている@_tweeeety_です。 はやいものでもう年末。年末といえばアドベントカレンダーということで、今回のnoteのテーマは「人事データを扱うムズかしさ」です。 また、このnoteはジンジニア アドベントカレンダー Advent Calendar 2024の19日目の記事です。 われわれはどんなHRチームかぼくが所属しているチームは「HR System & Data(通称HRSD)」です。他社でいうHRISに近い役割

未来の自分に残したい『採用人事として大切にしてきたこと』

みなさんこんにちは。 株式会社D2Cというデジタルマーケティングの会社で採用人事を務める佐川(@tkmsgw76)です。 ※この記事は「HR Community ひつじんじ Advent Calendar 2024」の20日目の記事です。記事執筆の貴重な機会をいただき本当にありがとうございます🐏🎄 仕事とももクロとサッカーと、9月に生まれた宇宙一可愛い娘が生きがいです。サッカー観戦Podcast『フットオンエア』も配信しています。 普段は人事として主に採用領域を担当して

任意参加の研修は、労働時間になる?

「○月○日、研修を開催します!参加は任意です」 もし皆さんに手元に会社からこうした案内が届いたとしましょう。 ぜひ参加したいと思い、備考を見ると「業務外」との文字が... 会社が主催するのに業務外? こう違和感を覚えた方もいるでしょう。 このときの研修の取り扱いはどうなるのでしょうか? ポイントは、その研修が「完全に自由参加か」「実質的に業務の一環とみなされるか」 「労働時間」と聞くと、「実際に仕事をしている時間」をイメージしがちですが、法律上は「会社の指揮命令下に

【人事職インタビュー】「人と組織に働きかけ、会社の未来を創る仕事」 A.Hさん

こんにちは!三菱マテリアル採用広報編集部です。 今回は、人事職紹介企画として、高機能製品カンパニー管理部に所属するA.Hさんにインタビューしました。 「人事という仕事に興味がある」 「どのような業務内容なのか詳しく知りたい」 「人事職のキャリアパスについて知りたい」 という方の参考になれば幸いです。 A.Hさんのプロフィールこんにちは!高機能製品カンパニー管理部に所属しています、A.Hです。 東京生まれで、当社東京製作所(現・筑波製作所)の近くで育ちました。 高校時代

採用広報の始め方|ゼロから半年の試行錯誤で見えた効果と課題

ENECHANGEで採用広報を本格始動して半年。最初は手探りで、まったくノウハウがない状態でしたが、試行錯誤の中で少しずつ形となり、成果や課題が見えてきました。この記事では、採用広報の立ち上げから目標設定、実施した施策、そしてその結果までを振り返ります。同じように手探りで採用広報を進めている方にとって、少しでも参考になれば幸いです。 ENECHANGEが採用広報を強化した理由採用広報の重要性の高まり ENECHANGEはエネルギーテック領域で事業を展開し、まもなく創業10

労務DXの歴史と現在地

3/12に労務DXについてお話することになりました。社労士の桐生先生、ジンジャー人事DX総研の松葉所長と労務DXの課題やポイントについてディスカッションさせていただきます。 労務管理は業務SE時代に取り組んでいたので思い入れがあるテーマですが、一口に労務DXといっても、組織規模や既存のIT資産により全く風景が異なります。 そこで、イベント・セッションに先立ち、労務DXにおけるここ20年の変化を振り返りながら、現在地をひも解いてみます。 労務管理を含む人給・総務系システム