採用担当になって気づいた、応募者にありがちな"6つの思い込み"
つい半年前まで、面接を受ける立場だった私が、今は採用側として面接を担当しています。
自分が緊張しながら面接を受けていた頃を思い出すと、「面接官ってどんな目で応募者を見ているんだろう」と不安になったものです…!
でも、採用する側に立ってみると、実際には求めていることがケースバイケースで変わること、応募者に合否の結果以上に伝えたいことがたくさんあることに気づきました。
今回は、そんな採用業務を始めて分かったことをシェアしたいと思います!
1. 「落ちたのは自分のせい」と思い込む
採用業務をしていて一番感じたのは、「落ちたことにがっかりしなくてもいい」ということ。
書類選考で経歴が素晴らしい方はたくさんいますが、採用はその時の条件や求めている人物像に左右されることが多いです。
たとえば、誰の下につくかで相性が重要になる場合や、チームの年齢バランスが考慮されることもあるんですよね。
結局のところは「タイミング」と「縁」が大きいんだと実感しました。
希望するところに落ちてしまうのはショックだと思いますが、どうか自分を責めないでほしいです。
次のチャンスをポジティブに待ちましょう!
2. 短時間勤務を後ろめたく思う
仕事を探していた時は「短時間だと申し訳ないな」という思いがあったり、そもそも短時間勤務の求人は少ないと思い込んでいました。
でも、採用側に立つと、必ずしもフルタイム勤務を求めているわけではないケースが多いことに気づいたんです。
たとえば、今応募を受け付けているポジションでは、フルタイムの仕事量を用意するのが難しく、短時間で働ける方の方がありがたいと感じています。
特に在宅ワークでは、少しずつスタートする方が教えやすく、安心感がある場合も多いです。
そしてもう一つ、忘れずにやってほしいのが募集要項をしっかり確認すること。
当たり前のように感じるかもしれませんが、実は意外と見落としている人が多い……。
たとえば、「1日4時間~」と明記しているのに、3時間までしか働けないです、とか。
面接で「条件は違っちゃうんですけど…」って前置きするなら全然いいんですが、堂々と言われてしまうと、採用側としては「この人、条件を確認しているのかな?」「実際にお仕事してもらうの心配だな…」と思ってしまいます。
だから、自分の働きたい条件と募集要項が合うかどうかをよく確認することは大前提。
その上で、「この条件ならいける!」と思えたら、遠慮せずに堂々と応募してみてほしいと思います。
3. 子育て中だから不利だと思う
今は柔軟な働き方をサポートしている企業も増えています。
同じ立場だからこそ思うのですが、ママさんが子育てを通じて培った力って本当に大きな強みなんですよね。
たとえば、赤ちゃん、いわば未知の生物を育てる中で、わからないことを調べたり、相談したりする力。さらに、調べたとしても子どもにはそれぞれの個性があるから、マニュアル通りにいかないことがほとんど。
その中で柔軟に対応してきた経験は、仕事でもきっと活きるはずです。
あとは、思い通りにならない子どもを抱えながら、約束の時間を守る調整力。自分の感情を抑えて子どもに向き合う忍耐力。
これらは、どんな職場でも高く評価されるスキルだと思います!
ただし、「ママだから大変なんです」といったアピールは少し違うかな、とも感じます。
採用する側が見たいのは、「大変だけど、その中でこうやって乗り越えてきた」というポジティブな視点。
自分の強みとして堂々と伝えられたら、それだけで大きな武器になるはずです!
4. 質問に細かく答えすぎる
質問を想定してしっかり準備している真面目な方こそ、この傾向があると思います。
でも実際は、細かく説明しなくても大丈夫なんだなと最近わかってきました。
むしろ詳しすぎる説明は逆効果になることも。
もちろん、しっかり自己PRすることも大事ですが、面接は一方的に話す場ではありません。
人柄を見ているため、会話がスムーズに進む方は自然なコミュニケーションができるので印象が良いです。
5. スラスラ話さなきゃと思う
「言葉に詰まったらマイナスかな…」と心配になるかもしれませんが、そんなことはありません。
むしろスラスラ話すよりも、考えながら自分の言葉で一生懸命伝えてくれる方は印象が良いです!
私はオンライン面接を担当しているのですが、何を質問しても目線はカメラにまっすぐで、そつなくお話しされる方がいました。
それ自体はすごいなと思ったんですが、あまりにも目線が変わらないので、「カンペを見ているのかな?」と思ってしまったんです。
オンライン面接では、カメラを見るのはもちろん大事ですが、少し目線を外して考える仕草や、表情の変化がある方が自然に感じられるんですよね。
なので完璧に話そうとするよりも、相手の質問をしっかり聞いて、考えながら自分の言葉で伝えてみることをオススメします!
6. 資格や実績がないと不安になる
「資格がないと不利かな…」「目立った実績がないと採用されないかも」と思う方も多いかもしれません。
でも、採用現場で重視されるのは、立派な資格や大きな実績だけではありません。
たとえば、これまでの日常業務の中でどんな工夫をしてきたか、仕事にどう向き合ってきたか。そういった「姿勢」や「取り組み方」が、採用する側にとってはとても大切なんです。
たとえ小さなことでも、「こんな工夫をして業務を効率化しました」や、「困難な状況でもこう乗り越えました」というオリジナルのエピソードには、説得力があります。
だからこそ、「資格や実績がないから…」と不安にならず、これまでの経験を自信を持ってアピールしてみてください!
おわりに
採用業務を始めてみて、応募者側だった自分は「思い込み」が多かったなと気づきました。
とはいえ、今でも面接を受けるとなった絶対に緊張しちゃいますけどね。
それでもちょっと考え方を変えるだけで、少しは気楽に向き合えるかも知れません。
採用側としては応募者の素をみたいし、応募者側からしても素を出して受け入れてもらった方が、その後のお仕事もやりやすいと思うんですよね。
なので今回の6つのポイントが、これから応募する方の参考になればうれしいです!
最後まで読んでいただきありがとうございました😊