125.Ernest Hemingway『For Whom the Bell Talls』アーネスト・ヘミングウェイ『誰がために鐘は鳴る』1940年出版。表現力というものは、何処まで行っても、限界はないと思う。映画的と批評するのは簡単だけど、あの終わらせ方は、余韻があっていい。
『キャパの十字架』(沢木耕太郎著)読了。高校時代にキャパの『ちょっとピンぼけ』を読んで、キャパの生きた時代のパリに興味を持った。初めてのパリでは本に登場する香水を求めたりして。しかし『キャパの〜』には虚像としてのキャパと、スポットライトを浴びた人間の明暗が描かれ、切なくなった。
世界最高の戦争写真家と呼ばれた ロバート・キャパ スペイン内戦 弾を受け「崩れ落ちる兵士」 この写真がキャパの出世作 第二次世界大戦 ノルマンディー上陸作戦 海に浸かりながら進軍する兵士ともども 狂ったようにシャッターを切った フィルムが海にぬれ カメラに装填できなかった
名作『カサブランカ』で主演した スエーデンの女優 イングリット・バークマン ノルマンディー上陸作戦など 20世紀を代表する戦場カメラマン ロバート・キャパ 二人は 第二次大戦後のパリで出会い 恋に落ち結婚寸前までいった 映画『凱旋門』撮影中 バークマンを キャパが撮った一枚