ロバート・キャパの写真と、映画「プライベート・ライアン」で観たノルマンディー上陸作戦
映画「プライベート・ライアン」を観ました。
この映画を観たきっかけは、ロバート・キャパの写真を見たことに由来します。
写真史の中でも超重要で有名なこの一枚。
第二次世界大戦中(1944年)、連合軍が当時のナチス・ドイツからフランス奪還を目指しノルマンディーに上陸する作戦。
これに自ら志願し、取材していたのが報道写真家のロバート・キャパ。
現像技師の現像ミスによって生じたという「ブレ」が戦場の恐怖をリアルに伝え、フォトジャーナリズムの土台を築いたと言われています。
この写真は超有名なので知っていましたが、改めて展覧会で実物を見るとしばらく残るものがあり、ノルマンディー上陸作戦について調べている中で辿り着いたスティーブン・スピルバーグ監督の映画「プライベート・ライアン」を観ることに繋がったのでした。
「プライベート・ライアン」では、序盤からノルマンディー上陸作戦のシーンが出てきます。
この戦闘シーンは"戦争映画史に残る名シーン"と謳われるほど凄惨で有名なようです。
この状況で生き残るのは不可能だと思えるほど絶望的で、戦死者は9000人、リアルにこんな感じだったのかと思うと肺が鉛のように重くつかえてきました。
毎年9月21日の国連が制定した「国際平和デー」では、ノルマンディー上陸作戦で命を落とした兵士たちを追悼するために、広大な砂浜に人型を描くプロジェクトが過去に行われています。
その現実味を視覚的に突きつけてくる、いいプロジェクトだと思います。
スティーブン・スピルバーグ監督の「シンドラーのリスト」「キャッチミー・イフ・ユー・キャン」も好きです。
この監督の映画ってやっぱりすごいんだなと思いました。
「プライベート・ライアン」は評価も高いのでおすすめです。戦争背景について知ってから観るとなお良いと思います。
活動のためサポートいただけると助かります。いただいたサポートはクリエイターの活動費として使わせて頂きます。