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失敗する権利 ~沖縄の知的障がい者施設から~
「失敗する権利」という言葉が忘れられない。
「健常者でもおかしな人はたくさんいるし、失敗もするでしょう。障がいを持つ人だって、失敗する権利があると思うんです」
と言ったのは、知的障がい者施設を複数運営する社会福祉法人 海邦福祉会・理事長だ。(私はこの施設のnoteを書いており、毎月取材に行っている)
「失敗する権利」と言われた時、咄嗟に2歳の息子が頭に浮かんだ。
息子は絶賛好奇心が爆発してお
フジテレビ長時間会見について思うこと
遅ればせながら、フジテレビ記者会見を見ました。
(全部ではないけど)
まず思ったのは、
「女性を接待要員なんて考えたことはございません」とか言わず「思っていました。だけど間違っていたと気づきました。本当にごめんなさい」って言って欲しかった。
私は「このことが聞けたら社会が良くなる一助になるのに」という気持ちのこもった質問や回答を聞きたかった。そう思える質問はあったし、本当に尊敬するような質問を
無口な祖父は、他界してもそこにいるような存在感を放っていた。
先日、祖父が他界しました。
92歳だったそうです。
元々シングルマザー家庭だったため、日々働く母の代わりに祖父が子守りにきてくれており、実質育ての親のような存在でした。
無口で背が高い(2mくらいある)祖父は、どう接していいのかわからない存在だったけど、全然怒らない穏やかな人だったなぁ。
...と思っていたら、実は母いわく「怒って嫌われたら子守りができなくなるから、我慢してた」らしい(笑)。そ
「自己責任」という言葉は強く生きるためにあると思っていた、けれど。
表紙から悲しみが溢れており、読む勇気がなかなか出なかったけれど、読みはじめると止まらなかった『シングルマザー、その後』
読了するまで何度も立ち止まり、いろんなことを考えたり、いろんなことに腹が立ったりした一冊だった。ハッキリ思ったのは、子どもを産み、責任をもって育てようとすることで、母親がひとり孤独に、貧困に陥ってしまう現状は間違ってる、ということだ。
とはいえこの本を読むまで、「そんなもんか
「日本の学校って、サイズがひとつで革靴しかない靴屋みたい」スパイシーな個性を楽しみながら子育てをするために
珍しく、夜のオンラインセミナーに参加しました。
新時代の子育て・親育てについて4カ国の専門家ママが国を超えて語り合うという内容で、アメリカ・スペイン・オーストラリア・日本から、発達特性プロコーチや精神専門医の方、保育士さんやギフテッドの子どもを持つ絵本作家さんという超豪華メンバーが集結!な会でした。
1時間半という限られた時間のなか、信じられないほど濃ゆい話が繰り広げられていてずっと心が震えっ
オブラートに包みすぎないで
先日、スレッズである投稿が目に止まった。
これ、何問題?とコメント欄を見ると、
「それはカビです」「わかるでしょ」ということらしい。な、なるほど...。
これはわたしの感受性の問題かもしれないが、わたしは「沈殿物」という言葉とカビとが繋がらなかった。わたしの印象では「沈殿物」という言葉は、カビよりも麦茶を入れる際に出る葉っぱカスの方が近い。だから「あのカスが出ないって無理じゃない?」と思ってし
海のはじまりで見る「有村架純かわいそう」の意見について
夏ドラマ『海のはじまり』にはまっている。
はまっているがゆえに、偶然見かけた『海のはじまり』にイライラする人多発…という記事に目がとまった。どうやら評価を下げる理由は、一言でいうと「有村架純(弥生さん)がかわいそう」らしい。
「大好きな目黒蓮が大嫌いになるかと思うくらい夏に幻滅、イライラしました」「弥生さん不憫すぎんか」
みたいな声がたくさんあるようだ。
この声にちょっとモヤモヤしている。
映画『僕は君たちを憎まないことにした』を観て、私も人を憎まないことにしようと思った
昔、スナックで働いていた時、ちょっと悪そうなお客さんに「あんたはここぞという時、人を殺せるタイプの人間だ」と言われたことがある。ああそうだろうなと思った。もしも誰かによって大切な人の命が奪われたら、私は報復に行くだろう。返り討ちにあったっていい。私はそういう人間だと思う。
幸いそんな機会は訪れず平穏に暮らしていたので、その会話をすっかり忘れていたけれど、映画『僕は君たちを憎まないことにした』を観
出産するとキャリアは止まるのか
第一子を妊娠したとき、大きな幸せとともに大きな葛藤が訪れた。
子が生まれるのはうれしい。たのしみだ。
だけどフリーランスになって3年目、このタイミングでキャリアを止めることになるのか。
不安だった。
いつからいつまで働けないのかよく分からないし、会社員はだいたい一年ほど育休を取るらしいけれど、フリーランスの私が1年も休むのはリスクだ。1年の休暇が向こう5年に影響するかもしれない。そもそも育休手
ビーツだっておいしい
わたしはビーツが苦手だ。
かわいい色味で惹きつけておいて、食べると土の味がする(ことが多い)。
栄養価がとても高いし、家で取り扱うと手が真っ赤になるのでなるべく外で食べたいのだけど、外で食べてもやっぱり土臭くていつも後悔する。
苦手でありながら永遠の憧れみたいな存在。
好きになりたいけど好きになれない存在。
そんな
ビーツ
が
おいしいお店を見つけたよ。
読谷村のPastaカフェ「の