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「日本の学校って、サイズがひとつで革靴しかない靴屋みたい」スパイシーな個性を楽しみながら子育てをするために

珍しく、夜のオンラインセミナーに参加しました。

新時代の子育て・親育てについて4カ国の専門家ママが国を超えて語り合うという内容で、アメリカ・スペイン・オーストラリア・日本から、発達特性プロコーチや精神専門医の方、保育士さんやギフテッドの子どもを持つ絵本作家さんという超豪華メンバーが集結!な会でした。

1時間半という限られた時間のなか、信じられないほど濃ゆい話が繰り広げられていてずっと心が震えっぱなしだったので、一部内容をシェアします。

「ニューロダイバーシティ」という考え方

まずセミナーで最も出てきた言葉が「ニューロダイバーシティ」。
ニューロダイバーシティとは、言葉の通り「脳・神経」と「多様性」が組み合わさったもので、

脳や神経、それに由来する個人レベルでの様々な特性の違いを多様性と捉えて互いに尊重し、それぞれの違いを社会に活かしていこう。

という考え方だそう。

めっちゃいい!!!
と思いました。

というのも、アメリカやオーストラリアでは「発達障がい」という言葉を使う人は減ってきているらしく、代わりにこの「ニューロダイバーシティ」を使うそう。

「発達障がい」という言葉への何とも言えない違和感が「ニューロダイバーシティ」でものすごくスッキリ。

ちなみにオーストラリアでは「ニューロスパイシー」と言うこともあるらしく、「味があるよね!」というニュアンスだそう。

「人と違う」ことを深刻にしてしまわず、だけど普通を押し付けずに「味があるよね!」とカラッと笑える柔らかさがいい。超、いい!!

目の前の愛しくて個性的な息子が、この先どんなスパイシーな個性を見せてきたとしても「ニューロダイバーシティ」の名のもとに、その個性を楽しく味わいたいと思ったのでした。

「日本の学校って、サイズがひとつで革靴しかない靴屋みたい」


「学校って靴みたいなもの」

というたとえ話も最高に面白かったのでシェア。

「靴って歩くのに便利だよね」
「足が痛くなく歩けるもんね、履いた方がいいよね」
「だけど日本の学校って、サイズがひとつで革靴しかない靴屋みたい」

「足を怪我してる子ども達が登校拒否になってるんじゃないかな」 
「無理やり合わない靴を履いて歩かされてるだけ」
「さらに傷だらけの足でまた歩かされる」
「この靴が履けない君の足はダメだねって言われる」
(この辺りで泣きました)

「歩くのは靴じゃなくて自分の足じゃん」
(そうだそうだーー)

靴が合わないなら裸足で歩けばいい。靴を履くより怪我は多いかもしれないけど、自由だよねと思えたのでした。

...とはいえ我が子のことになると取り乱すのが母親、とプロの方が仰ったことも救いだったし、「だけど子どもにとって親は安全地帯でなくてはいけない」「自分のことを充電器だと思うといい」「わからない未来ばかり見て不安になるよりも、今できるベストを考えるべし」との教えもお守りになりました。

子が生まれてからずっと、自分の狭い価値観や経験だけで、息子が息子らしく幸せになるためのサポートが上手くできるんだろうか?と不安だったけど、今は目の前で元気に生きている2歳の彼と、一緒にゲラゲラ笑っていようと思えたのでした。

ほんっとうに、ありがたくて素晴らしくて心地よくて幸せな会でした。参加できてよかった!

息子は夜泣きや寝ないことが多くて夜のセミナーはぜんぶ諦めていたけど、これだけは受けたいと夫に伝えてよかった。快く育児を請け負ってくれた夫にも感謝だな~。

トークしていた4名の子育てへの向き合い方が本当に素敵で、かっこよくて、勇気をもらった時間でもありました。余裕のない毎日で、勇気やかっこよさを自家発電できないことも多いのだから、こうやって補充していなきゃな。いい時間でした。

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