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ワキ汗だらだらで食べた高級弁当が教えてくれた「はじめの一歩」の大切さ

こんにちは、たけしです。


結論、仕事では小さくても「はじめの一歩」を踏みださないと損です。


私がまだ若手社員だった時のことです。当時のお偉いさん(所属する本部の「本部長」みたいな人)が、お昼休みに弁当を食べながら質問をうけて若手と交流するという企画がありました。


会議室に集まり、自分ではなかなか食べれないようなちょっとよさげな弁当に目を輝かせて食べ始める一同。


私が一番近くに座っていたからでしょうか、「はい、ではたけしさん、何か聞きたいことはありますか?」と急に指名されたのですが、私は予想もしていなかったのでもぐもぐ、まごまごしてしまい、「えーと、はい、そうですね、、」なんて考えていると「待ってたら寝ちゃうからね、それじゃ、隣の人」と、さっさと飛ばされてしまったのです。


私は「ああ、やっちまった、、せっかく本部長と同席しているのに自分は何やってんだ・・」なんて、それなりに落ち込んだと思います。


今だったら、若手が同じような理由で落ち込んでいたら、


「どーせ本部長なんかあと数年でいなくなるよ、あなたの直接評価には一切関係ないからまったく気にしなくて大丈夫!」


なんてアドバイス出来ると思うのですが、当時の私にとってはワキ汗だらだらで、弁当もウマいんだかマズいんだかのヤバイ事態だったのですね・・・(笑)


後で改めて質問できて興味深いお話を聞くことが出来たのはよかったのですが、私はそれ以来、ちょっとした発言や質問などが求められる機会には、極力最初にしてしまうことを心がけてきました。


「最初に発言するなんて勇気があるな・・・」「トンチンカンなこと言っちゃたら恥ずかしいな・・・」「もっとよく考えてから発言しないと・・・」なんて思う人もいるかもしれませんが、それこそよく考えてみて下さい。


最初の発言や質問が、実はいちばんハードルが低いと思いませんか?


カンタンな質問や、周りが「それはそうだよね」と思うような意見こそ、最初の発言に適していると私は思いますし、内容のわりに質問者として記憶に残りやすい。それに、早く済ませてしまったほうが、後で議論が難しくなってから名指しで意見を求められるよりずっとラクです(笑)


基本的な内容であれば同じ疑問や意見を持つ人は必ずいるでしょうし、その後に続く議論や質問のきっかけを作れます。また、発表や会議の雰囲気が重めだった場合、場の緊張を和らげたりすることも期待できますよね。


ある時の評価面談の際に、上司から「いやあ、毎週月曜のグループミーティングで、だいたい最初に発言してくれるから助かってるよ」なんて言われて驚いたことがありました。


その上司、あまり普段からムダ話をするようなタイプではないと思っていたのですが、ひょっとすると若手メンバーたちに話をふったり、話題をふくらませたりすることに苦手意識があったのかもしれません。


私としては前述のとおり「早めに発言しちゃったほうがラク」との思いもあったのですが、「へぇ、仕事が出来る出来ない以外に、こんな視点で部下を見て評価している人もいるんだな」なんて、ちょっとオドロキつつも、その評価が素直に嬉しかったのを覚えています。


日々の「小さな最初の一歩」は、あなたの存在感と影響力をじわじわと、着実に高めてくれます。


最初に動き出す人を見ている人は確実にいますし、それを評価してくれる人もいます。そんな小さな積みかさねはいつしか大きなキャリアの差となって現れてくるのです。


週初めのグループミーティングであれば、先週後半の振り返りと今週の予定を最初に共有する。研修や勉強会であれば、「私と同じ疑問を持った人もいるかもしれないのですが・・」と切り出してみる。上司との面談であれば「まず、この時間でおはなしさせて頂きたいことは全部で3つあります・・」と始めてみる。


最初の一歩は、あなたが考えているよりハードルも低くて簡単です。すみずみまで完璧に準備する必要はまったくありません。あなたも明日からカンタンな「はじめの一歩」を意識して、差をつけはじめてみませんか?


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たけし | ロシア/海外メンタルヘルス・心理学/仕事術研究
4兆円企業で管理職をやっているアラフォー社員のたけしと申します。頂いたサポートは私と同じようにメンタル不調やパワハラを受けた経験のあるサラリーマンを助けるためのメンタルケアや思考法の勉強に充てさせて頂きます!

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