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なんとなく生きづらいあなたへ

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生きづらいなぁと感じている私が、これってこうじゃないかな?と思いついたことを書いています。 これを読んで、少しでも胸につっかえていたものが取れてくれたらいいな
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優しい人ほど、実は短気かもしれないという話

優しい人ほど、実は短気かもしれないという話

普段から仲良くしてもらっている人の中に、誰もが認める「優しい」人がいる。

その人は一見クールでマイペースに見えるけれど、とにかく他人の心の機微に敏感で、本当によく周りを見ている。
そして、困っている人を見ると放っておけないらしい。

それも取ってつけたような親切ではなくて、ちょっとした言葉がけの中に、真面目で温かい人間性が滲み出ている。

決して目立つタイプじゃないし、声も大きくはないが、そんな

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たまには自分が生きている責任から逃れたっていいんじゃない

たまには自分が生きている責任から逃れたっていいんじゃない

この世界がある意味とか、本当の自分って何だろうとか、ついつい考えてしまうけどさ。

実際には、私は色んなものや人に影響されて、動かされて、時には翻弄されながら生きていて。

そのことを思うと、何にも依らない「本当の私」なんて、本当はないんじゃないかという気がしてきます。

そもそも今ここにいるのだって、遡って考えたら「たまたま」だしね。

理想が高くて完璧主義で、なおかつ傷つきやすい私は、この意識

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「昔悪かった自慢」を聞くとしんどくなってしまう、真面目な人へ

「昔悪かった自慢」を聞くとしんどくなってしまう、真面目な人へ

「俺、昔は悪かったんだよね~」
「親とか先生にも、めちゃくちゃ怒られてきたし」
「でもあの頃の経験が、今の自分を作ってるってゆーか」
「ああいう経験をしたからこそ、見えてくる世界もあると思うんだよね」……

「昔悪かったこと」「不真面目だったこと」をまるで美談のように語る人って、この世に一定数いますよね。

私はそういう話を聞くと、何だか息が詰まりそうになります。

軽蔑と、不愉快さと、少しの嫉妬

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"劇的な瞬間"って、なに?

"劇的な瞬間"って、なに?

例えば、世界的に有名なアーティスト。その道で知らない者はいない学者。資産数億円の実業家。

そんな、この世で成功を納めた人たちを見るたびに、凡人の私がついつい思ってしまうことがあります。

それは、
「あの人たちは、人生の中のどこかのタイミングで、私には絶対訪れないような劇的な瞬間に出会ったんだ。」
ということ。

何かのコンテストに出場したとか、自分の思想を180度変えるような人と偶然出会ったと

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言葉の拒絶

言葉の拒絶

「君に何を言われても、僕の心に響いてこない。」

これは、私が数年前に当時親しかった人から言われた言葉です。

結構衝撃的なセリフですよね……。実際、私はかなりのショックを受けました。

精神的に落ち込んでいるのをなんとか慰めようと声をかけたのに、その仕打ちかと。
響いてこないって何やねん、あんたが勝手にはね除けてるだけじゃないの。
私が心を込めて伝えようとした言葉を、価値がないみたいに言わないで

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尖ってなくても「刺さる」💘

尖ってなくても「刺さる」💘

こんにちは。

なんだか、昨今は個性重視の風潮が強い世の中だからか、やたらと「尖ってる」ことがかっこいいと思っている人が多いような気がしています。

かく言う私も例外ではありませんが、たまーに、「尖ってるのって、ほんとにかっこいいか?」と自問してしまう時があります。

色んな人の活躍がつぶさに見えてしまう世の中だからこそ、
「人と違うことはかっこいい」
「自分は特別な人間だと思いたい」
「個性をア

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ただ癒しが欲しいだけ。

ただ癒しが欲しいだけ。

辛い時、寂しい時、自信をなくしてしまった時…私は暗闇に向かって「誰でもいいから助けてくれ」と叫びたくなる。

だってそういう時は、何かが「足りない」時だから。

自分ではどうにもならない穴を、誰かの暖かさで埋めてほしくなる。

独立なんて強気な考えはどこかに吹き飛んで、ただただ不安を消してほしいと祈る。

「気が滅入ってるんだ。このままじゃダメになる。誰かこの手を引っ張って、立ち上がらせてくれ」っ

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"信用"は滅びるか

"信用"は滅びるか

私の体感なのですが、現代では比較的多くの人が「人を簡単に信じてはいけない」という考えを持っているような気がします。

まぁこれは確かに大切ですよね。

信頼に値する人かどうか見極めて、危なそうならそっと距離を置く。
自分が嫌な目に合わないようにするには、この意識は必要です。

だけど私は心のどこかで、人間って本来は相手のことを信用するものなんじゃないかな、とも思ってしまうんですよね。

ある程度深

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ネガティブを芸術に

ネガティブを芸術に

こんにちは。

必死に毎日を生きているとたまにありますよね、「生きてるのがしんどい」って思うときが(?)

今日はそんなネガティブな気持ちを、できるだけネガティブっぽくない口調で語っていこうと思います(←ココ重要)。

重苦しい文章は、そういう気分じゃない限り読んでると疲れてしまいますからね。

端緒となったのがネガティブな感情でも、それを美しい言葉と旋律で彩れば、誰かの心を揺さぶる一つの芸術にな

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第一人者になれなくてもいい

第一人者になれなくてもいい

こんにちは。

今のところ何とか毎日投稿を続けている私ですが、最近になって特に思うことがあります。それは、
「0から1を生み出すのって、めちゃくちゃ難しい」
ということです。

自我を持つ人間にとって、自分の生きる意味や目的をはっきりさせたいという思いは本質的なものです。

だから、
これまで誰も思い付かなかったような、全く新しいものをこの手で生み出したい!
と考えるのは、この上なく自然なことだと

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私は私の心の主治医

私は私の心の主治医

こんにちは。

いきなりですが、ジークムント・フロイトが友人に送った手紙の中に、こんな言葉があります。

「私がかかりっきりの患者は、私自身なんだ。」

フロイトは20世紀を代表する精神科医で、「精神分析学」という学問を創始した人物です。↓

/ドヤッ\

「精神分析学」というのは、今日でいう「心理学」の大元のようなものです。

心は一体どんな構造をしているのか?心の病はどのように治療すれば

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ジミな私の居場所

ジミな私の居場所

こんにちは。

私事で恐縮なのですが、noteを始めて1ヶ月ちょっとが経ち、昨日の記事で初めて「スキ」を10個いただくことができました。

何か自分に書けることを残せないかと思って始めたnote。
自己満足でもいいと思っていましたが、書いた記事を気に入ってくれる人がいるんだと思うと、熱いお茶を飲んだときのようにじわりと胸の奥が暖かくなります。

私はもともと、自分に関する何かを発信することが苦手で

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自己アピールできる人が、羨ましいけど、ちょっと苦手

自己アピールできる人が、羨ましいけど、ちょっと苦手

こんにちは。

今日は私の悩みというか、少し前から思っていることについて話そうかなと思います。

いきなり本題なんですが、私はいわゆる「自己アピール」をすることが苦手です。

「私は今、こんなことに力を入れています!頑張っています!こんなことができるんです!」と他人に宣言することが、なんだかめちゃくちゃ恥ずかしいことのように思ってしまうんですよね。

もちろん、自分の長所を誰かに見てほしい、認めて

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よだかの優しさは永久に輝く

よだかの優しさは永久に輝く

こんにちは。

みなさんは、宮沢賢治の、『よだかの星』という童話をご存知ですか?

たくさんの名作童話を残した宮沢賢治ですが、『よだかの星』は、もしかしたら少しマイナー寄りかもしれません。

ですが、私はそれを今回ぜひ紹介したい。
なぜなら、「よだか」とは「ヨタカ」のことだからです!

ヨタカとは、鳥の名前です。
フクロウに似た体つきに、カエルのような大きな口をしています。
決して美形ではありませ

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