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ほどほどに丁寧な暮らし

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丁寧な暮らしをしたい。でも、無理はしないよ。少しずつ、心地よく。
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とらやでまた買おうと思った理由。

とらやでまた買おうと思った理由。

すごーく、内容気になりません?

あのハイブランドのエルメスが!世界的ブランドのエルメスが!ライバルとして名前をあげたのが虎屋だと…!!

ということで読みました、『老舗の流儀 虎屋とエルメス』。

エルメスはもともと好きなブランドだし(持ってないけど。憧れです。数年前に京セラ美術館で開催されたイベントは素晴らしかった。)、虎屋も時たま御所近くの虎屋菓寮に行きますので、なんと素敵な組み合わせ!良い

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推し活と茶会をかけあわせたら最高に楽しいのではないだろうか。

推し活と茶会をかけあわせたら最高に楽しいのではないだろうか。

最近、家で茶会をやるならどんな風にしようか、というのを考えて楽しむ日々です。

茶道具は全然持っておりませんので、家にあるものでいかに代用するかを考えてます。それがまぁ楽しい。

制限の中の自由ほど、わくわくするものはないのです。

掛け軸のかわりに手拭いをかけてみようか、菓子器はないけどお菓子をのせるのにちょうどいいお皿はあるな、釜の代わりにケトルで沸かしたお湯を急須に入れればいいかな、などなど

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友人の茶会に呼ばれて、やっとお菓子以外の楽しみがわかった。

友人の茶会に呼ばれて、やっとお菓子以外の楽しみがわかった。

茶道の何がいいって、美味しいお菓子が食べられること。これに尽きる。始めた理由も、続ける理由も、これに尽きる。いや、尽きないけど。大部分を占めていることは間違いない。

お茶を点てるのも楽しい。

でも、道具を拝見するのは、あんまり興味ない。

茶道ってね、道具をめっちゃ見るんですよ。

まず茶室に入ったら掛け軸とか花とか釜とか見て回って、お茶を飲んだらお茶碗をじっくり見て(隣の人の飲み終わったお茶

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なんだって、非合理で、野暮から始まる。

なんだって、非合理で、野暮から始まる。

先月からはじめた毎朝の抹茶習慣。
お稽古ではきちんと点前を練習しますが、
家で飲むときは結構てきとーです。

この3ステップで続けていたわけですが、
ある時、茶筅(ちゃせん:抹茶を点てる時に使うシャカシャカするやつ)の先がぽきっと折れていることに気づいて。

うそぉ、まだ全然使っていないのに、、

そんな話を先輩にしてみると、
「家で飲む時も、茶筅通しはしたほうがいいですよ」と言われました。

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巻紙で手紙を書いてみた。

巻紙で手紙を書いてみた。

巻紙ってご存じですか?
そう、時代劇で殿がパラパラっと広げて読んで険しい顔をする、あの、手紙です。

完全に廃れたものと思っていたのですが、お茶の世界では使われていることを知りました。

というのも、お茶のお稽古でよく一緒になる先輩から、自宅でお茶会をやるから、とお誘いいただいて。これ詳細です、と巻紙に書かれた手紙を渡されたのです。

ながーい和紙に墨で書かれた文字。小筆でこんなに綺麗に書けるもの

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はじめてのお茶会。意外と、な部分と、やっぱり、な部分と。

はじめてのお茶会。意外と、な部分と、やっぱり、な部分と。

お茶会、ってめちゃくちゃハードル高くないですか?

綺麗な着物をお召しになった奥様方が「おほほほほ」と笑いながら、鋭い目つきで互いを上から下まで品定めし合う。そして、ちょっと作法を間違えようものなら、「そんなことも出来ないのにきちゃったの?おじょーちゃん」と言わんばかりのにっこりスマイルを向けられる…そんなイメージがありました。

大げさですか?いやいや、それぐらい怖いイメージありますって。

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立てば芍薬、座れば牡丹~、もとは美人の形容ではないらしい。

立てば芍薬、座れば牡丹~、もとは美人の形容ではないらしい。

お寺の蓮池に一輪、華やかなお花が。
蓮が咲くにはまだ早いのに、狂い咲きかしら?

近くに寄ってみると、池ではなく、すぐそばの岸に生えていました。
まっすぐに伸びた茎の先に、鮮やかなピンクの花。

聞くと、芍薬だそうです。

「立てば芍薬、座れば牡丹、歩く姿は百合の花」
で有名な芍薬です。初めてみたー。

確かに、すっくと立っている様子は、凛と立つ女性のよう。
これを目指せばいいのか、と背筋を伸ばす

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ずぼらでも丁寧な暮らしはできる。実は簡単3ステップな毎日のお茶習慣。

ずぼらでも丁寧な暮らしはできる。実は簡単3ステップな毎日のお茶習慣。

今月の習慣化目標は「朝起きたら抹茶を飲む」こと。
月も半ばになりましたが、ちゃんと続いております。

毎朝、抹茶飲んでるなんて話すと、
「さすがお茶習ってる人はちがうな~」とか
「朝からよくそんな時間とれるね~」とか言っていただけるんですが、
実は抹茶飲むのってめちゃくちゃお手軽なんですよ。

茶道を習い始めた頃は、お稽古だけじゃなくてお家でも!なんて憧れがあったものの、道具はいろいろあるし、作法

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ゆっくりやればいいってもんでもない。

ゆっくりやればいいってもんでもない。

書道の先生に、早書きでごまかしていたのがバレました。
「練習の時はゆっくり書きましょう」と言われ悪戦苦闘していますNekojaです、皆さんご機嫌麗しゅう。

時間が倍以上かかるようになって集中力がもちませんー。集中力って、本当にプツンと切れるよね。脳みその何か前の方にある線が切れる感覚すらあるもの。

ところで。
ここで大事なのは、「練習の時は」ってとこだと思うわけです。

私の書道の先生はお茶の

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ゆっくりの方が難しい。書道5か月目の壁。

ゆっくりの方が難しい。書道5か月目の壁。

「きれいに書けるようになってきたね。でもさっさと筆を運んでいるでしょう。もっとゆっくり書いてみなさい」

そう言われたのが先月のお稽古の時。

書道を始めて5か月。
大きくてふにゃふにゃな制御不能文字しか書けなかった私も、それっぽい字が書けるようになってきた。

力んで太すぎる線にならないように、
かといって力が抜けすぎて線がガタガタしないように、
変に止まらず、流れのある文字を書けるように。

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ずっと相棒だと思っていたモチベーションは敵だったようだ。

ここ5年ほど、ヨガを習慣にしたいと思って奮闘している。

3か月続いてはやめ、6か月続いてはやめ、今度こそと思えば3日坊主で挫折し、、、

一度途切れると、3か月くらいは空いてしまう。

もともと身体がバリ固なので、
ちょっとやればすぐ効果が出る。
効果が出ると、やる気が出る。

でも、ちょっと休むとすぐできなくなる。

そんな3歩進んで4歩退がる感じが嫌で、もういいやーってなっちゃう。

ヨガを

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やる気のない桜

やる気のない桜

なんて、ないよね。

満開の枝垂桜は、ため息が出るくらい美しくて。

どうしてこんなに美しいのだろう。

桜は、懸命に生きている。

「どうせすぐ散るから頑張ってもしゃーない」とか、
「まわりのやつらが満開だし、自分はテキトーに咲いとこ」とか、
そんな風に思うことはない。

当たり前でしょって感じですけど。
自分に置き換えると、そういうことばっかり考えちゃってるなーと。

たとえすぐに散ってしまう

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雨宿り 走らず乗らず 軒下で 待ちわびた晴れの 感動たるや

3つに分かれた質屋の受付

3つに分かれた質屋の受付

この前、質屋の前を通りまして。

看板に「初めての方はこちら」「女性用受付はこちら」「男性用受付はこちら」と書いてあった。文字の隣に赤と青の人型イラストが描かれているものだから、てっきりトイレの案内かと思ってしまったよ。

しかし女性と男性で分ける必要はあるのだろうか。
質屋は使ったことがないから、そもそもどんな人が利用しているのかがわからない。

旦那に聞いてみると、「大学生がよく使うって聞いた

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