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ゆっくりやればいいってもんでもない。

書道の先生に、早書きでごまかしていたのがバレました。
「練習の時はゆっくり書きましょう」と言われ悪戦苦闘していますNekojaです、皆さんご機嫌麗しゅう。

時間が倍以上かかるようになって集中力がもちませんー。集中力って、本当にプツンと切れるよね。脳みその何か前の方にある線が切れる感覚すらあるもの。


ところで。
ここで大事なのは、「練習の時は」ってとこだと思うわけです。

私の書道の先生はお茶の先生でもあるのですけれど、お茶の稽古の時に、「ゆっくり時間かけてお茶を点てるのは自己中の手前だ」と言われたのがグサり刺さって。

またある時は、これは別の先生だけれども、「ゆっくりやるのが丁寧なのだろうか。私はそうは思いません。」てなことをおっしゃってて。


要は、お客様はお茶を飲みにきた(そして主人との交流を楽しみにきた)のであって、別に点てる様子を見に来たわけではないと。

それを、「どうよワタクシのこの美しく優雅なお点前は!とくとご覧あそばせ!」みたいな感じで見せつけるようにゆっくりやってはいけませんよと言うわけです。


以来、お茶を点てるたびに「自己中の手前になってはいかん」と気が急いてしまう未熟者なワタシ…


ゆっくりやるのが目的なのではなくて、細かいところを疎かにしてはいけないよ、ということ。手段と目的は気を抜くとすぐ、くるりんぱしてしまうよね。



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