Nekoja

京都が好きで移住してしまった会社員。お寺のサイトの編集・ライティングのお仕事。noteでは京都、読書、観劇のことなど発信。休日は着物で神社仏閣・美術館巡り。表千家茶道もゆるりと。身の回りのものを少しずつ伝統工芸品にアップデート中。糺の森に住みたい。

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マガジン

  • 書く部|みんなでつくるマガジン

    • 4,785本

    メンバー同士、もう少し交流というか「あ、どーも」があっていいのかなと。記事を書いたら(よければ)放り込んでください。ぜひ、あなたも読んでください。基本はその日の記事を、あと「これ読んで!」って過去記事も数本なら。みんなでいいマガジンにしましょ~🙌

  • 着物とか、茶道とか、伝統工芸とか。

    職人さんの想いが込められた手しごとは、使うたび、纏うたび、幸せな気持ちになるのです。 まぁまぁ一服、いかがですか。

  • ほどほどに丁寧な暮らし

    丁寧な暮らしをしたい。でも、無理はしないよ。少しずつ、心地よく。

  • この本、オススメ!

    好きな作家さんは、森見登美彦氏、万城目学氏、三浦しをん氏、泉鏡花氏、今村翔吾氏。随筆なら、志村ふくみさん。

  • 京都さいこー。

    京都検定1級目指して勉強中。

最近の記事

二日酔いには抹茶をどうぞ。

この前久しぶりに飲みすぎて、朝目覚めたら頭が痛い… これじゃあ仕事にならんがな。 なんとか体を起こして朝の抹茶を一服。 するとどうでしょう。頭がすっきりしていくではありませんか。 治りはしないものの、だいぶ持ち直して無事仕事を乗り切りましたとさ。 ところでご存じだろうか。 抹茶が日本で飲まれるようになったのは、鎌倉時代のこと。 臨済宗の栄西禅師が中国から茶の種子を持ち帰ったのが始まり。 そして栄西さん、鎌倉幕府3代将軍の源実朝に「二日酔いに効くよ~」言うて抹茶を勧め

    • 着物の息苦しい問題を解決する方法

      特に着物を着始めの頃は、着崩れないようにぐいぐい紐を締めるので、まぁ苦しい。 とりわけ、呼吸ができないのがしんどかったなぁ。 胸の下で何本も紐を締めるんですよ。そりゃ肺が膨らみませんて。 必然、呼吸が浅くなり、酸欠気味になり、頭がくらくらするという… より快適に着物ライフを送るべく着方を研究する日々ですが、効果の大きかった解決方法は、以下3つ。 ①コーリンベルトを活用してゴム製にする&紐の数を減らす ゴムは伸びますからね。これは使っている人多いと思います。個人的には

      • とらやでまた買おうと思った理由。

        すごーく、内容気になりません? あのハイブランドのエルメスが!世界的ブランドのエルメスが!ライバルとして名前をあげたのが虎屋だと…!! ということで読みました、『老舗の流儀 虎屋とエルメス』。 エルメスはもともと好きなブランドだし(持ってないけど。憧れです。数年前に京セラ美術館で開催されたイベントは素晴らしかった。)、虎屋も時たま御所近くの虎屋菓寮に行きますので、なんと素敵な組み合わせ!良い話が満載にちがいない!てな期待感を持って購入したわけです。 ちなみにエルメス本

        • 推し活と茶会をかけあわせたら最高に楽しいのではないだろうか。

          最近、家で茶会をやるならどんな風にしようか、というのを考えて楽しむ日々です。 茶道具は全然持っておりませんので、家にあるものでいかに代用するかを考えてます。それがまぁ楽しい。 制限の中の自由ほど、わくわくするものはないのです。 掛け軸のかわりに手拭いをかけてみようか、菓子器はないけどお菓子をのせるのにちょうどいいお皿はあるな、釜の代わりにケトルで沸かしたお湯を急須に入れればいいかな、などなど。 あれこれ思いあぐねていると、テーマを決めたくなってきた。 夏なら水をテーマ

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        記事

          マッチは微炭酸!

          高校生のときの、部活の合宿での話。 最後の夜に、皆でレクリエーションがあって。 障害物競走、的なものをしたんだと思う。 炭酸を飲み干さないと次に進めない、という段で。 外で見守っていた先輩が、走者に向かって大声で叫んだ。 「マッチは微炭酸!マッチは微炭酸!」 走者はその助言通り、マッチを速やかに飲み干して、走っていった。 コーラを飲んでいる人は、苦しそうだった。 私はその時、マッチを飲んだことがなかった。 炭酸にも強弱があるのをこの時初めて知ったように思う。 合

          マッチは微炭酸!

          初めて着物を買った時のこと。あの頃は何も知らなかった。

          初めて自分で着物を買ったのは、社会人2年目くらい。 とにかく着物を着てみたかった。自分の着物が一枚欲しかった。 でも当時、何も知らなかったなー。 私が知っている着物といえば、成人式で着た振袖か、式典とか結婚式で出席者が着ている煌びやかなザ・キモノ。 あの頃はふだん着物があるということを知らなかった。着物は特別な日に着るものであって、ふだん着るのはずっと昔の話。今では時代ドラマの中だけだと思っていたんだもの。 そんなもんだから、初めて買ったのは付け下げ(豪華着物のライト

          初めて着物を買った時のこと。あの頃は何も知らなかった。

          友人の茶会に呼ばれて、やっとお菓子以外の楽しみがわかった。

          茶道の何がいいって、美味しいお菓子が食べられること。これに尽きる。始めた理由も、続ける理由も、これに尽きる。いや、尽きないけど。大部分を占めていることは間違いない。 お茶を点てるのも楽しい。 でも、道具を拝見するのは、あんまり興味ない。 茶道ってね、道具をめっちゃ見るんですよ。 まず茶室に入ったら掛け軸とか花とか釜とか見て回って、お茶を飲んだらお茶碗をじっくり見て(隣の人の飲み終わったお茶碗が、見るためだけに回ってくる!)、終わったら退出する前にもっかい道具を見て回っ

          友人の茶会に呼ばれて、やっとお菓子以外の楽しみがわかった。

          浴衣にぜひともあわせたい、お気に入りの帯がこちらです。

          夏といえば夏まつり!花火大会! そして浴衣!いつもと違うお互いの姿にキュンときちゃう、甘酸っぱい青春もぎゅぎゅっと。あぁ、カルピスが無性に飲みたくなってきた。 そう、夏は和服人口がどかんと増えるので目の保養です。たのしー。 祇園祭にもたくさんの方が浴衣で着てましたよ~。 でも浴衣って、1年に1回、お祭りの時しか出番がないイメージありますよね。もったいない。夏はどんどん着ていこう。 いわゆる「着物」よりもカジュアルだし、夏だし、思い切って楽しめばよいと思うんです。 たと

          浴衣にぜひともあわせたい、お気に入りの帯がこちらです。

          たまには涙をみせたっていいがな

          生きているんだもの。 最近職場で、「大切にしていることは何か」というテーマで話をした。 いつもご機嫌でいること、心身の健康を維持すること、感謝すること、学ぶこと、、、1分ほどの短い発表だけれども、その人らしさがうかがえる。 帰り道、ちょっとだけ派生して、「大切にしている言葉」について考えてみた。座右の銘とまでは言わないかもしれないけれど、心の指針にしているものがある。 相田みつをさんのことば。 高校生の時にこの言葉に出会って、「あぁ、これはいい。私が目指すべきはこん

          たまには涙をみせたっていいがな

          note脱落しかけたけど復活したのは、一通のメールのおかげでした。

          1ヶ月くらいnoteの更新をさぼりました。 それまではなんだかんだ数日おきくらいには書けていて、やればできる子!と自分を褒めたたえていたのに。 なんで更新できなかったかなんてもう覚えていないのだけれど、1週間くらい書けない日が続いて、腰がずどんと重くなってしまった。書く楽しさよりも、考える大変さとパソコン画面を見る眼球の疲労感が勝ってしまったのです。 そんな中で奇跡的な生還を遂げたのにはわけがあって、 ずばりnote事務局からのメール。 「今月中に投稿したら、10か月連

          note脱落しかけたけど復活したのは、一通のメールのおかげでした。

          その師匠は、そこまでの人なんだ

          最近ちょこちょこお茶会に参加しています。 茶道の世界ってもっと怖くてネチネチ、チクチクしているのかと思っていたけれど、そんなことないようです。楽しいです。 とはいえ時々、いるんですねぇ。 「わー、いけずー」な人が。 そんな話を先生としていたら、 「お客さんでも亭主でも、しょうもない人はいる。そんなのは放っておけばいい。で、師匠がそこまでの人と思われるのよ」 とおっしゃってました。 そうか、本人だけではなく、師匠の評判が落ちてしまうのか。それはまずい。 以来、私も 先生

          その師匠は、そこまでの人なんだ

          曇り空の下、ひときわ映えるエメラルドグリーンのTシャツの中央に、どんと白字で縦に書かれた「推しが尊い。」。あなたの推しは誰なの?気になるなぁ。無言で愛を叫ぶ、そんなあなたが私は尊い。

          曇り空の下、ひときわ映えるエメラルドグリーンのTシャツの中央に、どんと白字で縦に書かれた「推しが尊い。」。あなたの推しは誰なの?気になるなぁ。無言で愛を叫ぶ、そんなあなたが私は尊い。

          書くもカメラも、しぼり値の調整が大事。

          学生時代に雰囲気でカメラを買って以来、すっかり押し入れのお局さんとなっていた一眼レフカメラを引っ張り出して、時々写真を撮るようになった。 しぼり値を調整して背景をぼかすと、素人写真でもなんだかそれっぽく撮れるから不思議。 そういえばyoutubeのショートで「iphoneでおしゃれに撮る方法」が流れてきて、それもやっぱりポートレートモードで周囲をぼかして撮りましょう、というものだった。 なんで絞るとそれっぽく撮れるのだろうか。 たぶん、何を撮りたいか、というのが自分の

          書くもカメラも、しぼり値の調整が大事。

          頼る、は双方向なんだ。

          仕事の上司の上司がパワープレーヤーで、ちょっとしんどい。 でも、言っていることは理にかなっていることも多いので、自分の考え不足だなーとか、もっとうまく立ち回れない自分が悪いんだなよなーとか反省して、どうにか折り合いをつけて前に進んでいこうと奮闘していた。 けれど、最近爆撃が多くて、ついにいっぱいいっぱいになってしまった。 直属の上司(は優しい)に方針についてちょっと噛みついて、そこから話し合いに。私が何にモヤモヤしていて、どうすれば解決するのか、一緒に考えようとしてくれ

          頼る、は双方向なんだ。

          着物で食事、を克服するために持っていくもの。

          着物のハードルの一つに、食事問題が、ある。 「汚れたらどうしよう。染み抜きウン万円するんでしょう…」 「ラーメンみたいなはねやすいものは論外でしょ。ミートソースとか、はねやすいものも避けた方がいいでしょ。袖があるからみんなで大皿系もちょっとね…」 「そもそも帯苦しくて全然食べられない、食欲わかない、食べたら苦しい」 みたいなね。 気にするなって言われても、奮発して買った着物だし、どうしたって気にしちゃう。 せっかくの美味しい楽しい食事にも集中できないし、もし本当に染み

          着物で食事、を克服するために持っていくもの。

          なんだって、非合理で、野暮から始まる。

          先月からはじめた毎朝の抹茶習慣。 お稽古ではきちんと点前を練習しますが、 家で飲むときは結構てきとーです。 この3ステップで続けていたわけですが、 ある時、茶筅(ちゃせん:抹茶を点てる時に使うシャカシャカするやつ)の先がぽきっと折れていることに気づいて。 うそぉ、まだ全然使っていないのに、、 そんな話を先輩にしてみると、 「家で飲む時も、茶筅通しはしたほうがいいですよ」と言われました。 茶筅通しというのは、お茶碗にお湯を入れて、茶筅の先っぽを湿らすことです。茶筅をお茶

          なんだって、非合理で、野暮から始まる。