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「子」との約束 ~『論語』~
心にじわじわとくる言葉との出合いは、突然だ。
子曰はく「由よ、女に之を知ることを誨へんか。之を知るを之を知ると為し、知らざるを知らずと為す、是れ知るなり」と。
あの有名な『論語』の一節だ。(縦書きしたかったけど、やり方がわからず、横書きに。訓読文のみ紹介。)
これに出合ったのは、先日。オンラインプライベートレッスンをしている中国人女子高生Yさんの、古
子どもたちに伝えたいこと
< 目次 >
※ 中身は随時更新致します。
○ 昔話に学ぶシリーズ
0:田舎のねずみ街のねずみ
1:桃太郎
2:一匹のいもむし
3:ねずみのすもう
4:一寸法師
5:はなさかじいさん
6:ライオンとねずみ
ショートショート 魔法使いの○
「こうして、みんな、末長く幸せに暮らしました。」
「と、いうわけにはいきませんでした。」
「とおもったら、なんと…。」
最後の○を打つ箇所を決めるだけで、お話はどうとでもなる。悲劇でも、喜劇でも、お好み次第だ。まるで魔法みたい。登場人物たちの運命は思いのまま。多分。腕のいい魔法使いなら。
小さい頃、床板か何かを工事するために大工さんが何人か来た。棟梁はもう随分おじいさんで、歯がところどころ
ショートショート ぼくのおとうさん
ぼくの おとうさんは しょうじきものです。
ほんとうの ことしか いえません。
ふだんは ぎんこうの ATMのなかに入って はたらいています。
なつばは とても あつくて つらいんだそうです。
あと せまいところで おさつや おかねを
だしたり いれたりするので
めとこしが すごく つかれます。
それでも おきゃくさまに
おさつを おわたし するときは
きかいの なかから ちいさく
ありがと
ショートショート おおきくなったら
ぼくは きのう おかあさんに だっこ してもらってたら、おかあさんが おもいおもいって いいだして、じめんに おろされちゃった。もういっかい だっこって いったけれど もうだめって おかあさんに いわれた。
おもいんだって、ぼく。
おおきくなったねえって おかあさんがいいました。ちょっと まえまで あかちゃんだったのにって。
ぼく、おおきくなったんだ。
よるごはんの ときに お
何度でも「あなたは悪くない」と抱きしめたい|『秘密を語る時間』書評|徳瑠里香
あれはなんだったんだろう。どうしてあんなことに? 不快な気持ちや小さな恐怖が胸のうちにしこりのように残りながら、ふと思い出しては、思い違いだよ、大したことない、と言い聞かせた。
誰に相談すればいいのか、そもそも人に言うほどのことなのか。私のせいかもしれないし、言えない。
どうしてあのとき、へらへらと受け流してしまったんだろう。何事もなかったかのように過ごしていたのだろう。嫌だと言いたかっ
はるがぜクリスマスその1(プロジェクトはるかぜとkindle本出版収益公開)
今年の4月、「はるかぜプロジェクト」として有料記事販売を行い、収益を寄付する企画をさせて頂きました。その節は記事をご購入、応援頂いた皆様に熱く御礼申し上げます。
今回の寄付先そしてクリスマスの近い12月となり、今回小さな寄付を行いました。寄付先は広尾サンタランドの「子どもの夢を応援するプロジェクト」。
親御さんとクリスマスを過ごせない、社会的擁護のなかで暮らす児童養護施設のお子さんたちに、クリ