「しんぶんし」を描いてみよう('ω')
・
・
・
・
・
…久々の渋記事。とはいえ、もしかしたらお子様でも楽しめる内容カモしれませんぞ('ω')
今回の分の、アシスタント仕事が終わりました(*‘∀‘)
掲載前の作品にて内容に詳しくは触れられませんが、ザックリ言うと主人公たちが、謎の施設で、知られざる情報に触れる…というあらすじ。なので、大量の本棚やファイル、書類を描きましたのですよ。
新聞や書類などの「印刷物」を、なんとなくの背景に落とし込むのは単純なようでけっこうメンドイものです。(アップで、字が読めるようなのはまた別ですけど。)
「そんなのパソコンでちょいちょいじゃないの?」と思われそうですが。
紙って曲がるでしょう。
曲がった紙の面に合わせていちいちアリモノを調節するくらいなら、描いた方が自然ではある。「しんぶん」は意外とデジタル化できない背景なのですよ(笑)
本日はかんたんアシストシリーズと題して、「しんぶんし」の描き方などいってみましょう(笑)
新聞の一面って、まあこんな感じですよね。右上に「●●新聞」の欄、下に日付とか発行所とか、天気の小さい四角。一番下は広告欄。まずこれをなんとなく描きます。
次に、見出しや大きな文字にあたるぶっとい線を入れましょう。フリーハンドで多少よれても構わず引っ張ります。定規できれいに入れると、構図が真正面になってしまうのでブレてていいのです。文房具ならマ〇キーとか、ミリペンのぶっといのを使いましょう('ω')
本文の文字に当たる、細い線を入れましょう。実はこの「細い平行線をくっつかないように引く」というのがなかなか修行であり、丁寧にやるととてもきれいな仕上がりになります。上のは悪い例です(笑)
むろん、多少よれてもくっついてもあまり気にせずに(*´з`)
いわゆる「段組み」の感じを出すために、細い線の「上下」をホワイトでそろえましょう。印刷物はここがミソですぞ('ω')これで定規も使ってないのになんとなく「揃ってる感」が出た感じ…。
さあもうすぐ完成です。赤字で描いたように、本文や見出しの部分に
ややランダムにホワイトを
入れていきましょう。長い縦線を、短い横線で切っていく感じです。これで、なんか読めないけど文字が並んでるみたいな雰囲気が出ますぞ。
ほらほら、だいぶそれっぽくなったでしょう('ω')
あとは写真の部分に、なんとなく色を付けて、
完成です(*‘∀‘) ワーワー…パチパチパチ
この作業を、作中の紙の角度に合わせて描けば、
こんな感じになるのですね('ω')
髪の毛のベタとか、服のトーンなどをさらにつけられれば今日からあなたもアシスタント(別にやりたくないだろうけどw)です。
これはほんの一例で、ほかにもそれっぽく「書類」を描く方法はたくさんあります。当方のこれはまだ23歳のころ、
先輩アシスタントから盗んだ技(笑)
です。…Kさんスミマセンw(←教えてはくれなかった(*‘∀‘))
あ、Kさんと当方の名誉(笑)のために一応言いますが、仕事ではもうちょっと細かくキレイにやります。でもやることは同じです。
・
・
・
いくら背景画が好きでも、こんな作業をたくさんやるのは疲れます(笑)。読む方だってさすがにこんなとこまで注目しないでしょうからね。今回はたくさんの書類を描きながら
『男お〇どん』じゃないんだから
とセルフツッコミを入れていましたが、おいどんの新聞紙のきれいさ、労力にはいつ見ても頭が下がる思いです(笑)(←持ってる方、ぜひ再読を。丁寧ですよ~…)
今度漫画を読むときは、たとえば刑事ものなんかで
デカチョーが何気なく持ってる新聞
なんかにも注目してくれるとアシとして嬉しい限りでございます。
ではお粗末様でした(*- -)(*_ _)ペコリ
たくさんのサポートを戴いており、イラストももう一通り送ったような気がするので…どんなお礼がいいですかねえ?考え中(._.)