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読み返すとあぁ良いなぁと思う僕自身が書いた文章です。自分の納得のいく言葉で書きたいから、後で読み返すと自分の好きな言葉になっているのかもしれないと思ってます。
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#日記

「僕にとって大切な人」だと友達に伝えたい

「僕にとって大切な人」だと友達に伝えたい

大学の頃の友達との忘年会の日程が決まって嬉しい気持ち。にやにやしちゃう。

学生時代、人付き合いが苦手だった(今もだけど)。特に寂しさを感じていたのは、僕にとって一番仲のいい人には、僕よりも仲のいい他の誰かがいたこと。

漫画や映画、触れる物語の主人公には、常に何かしらの形で親友がいる。お互いにお互いのことを「親友」だと思っている関係性。

自分も「誰かにとってのいちばん」になりたかった。でも、そ

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居場所がないと感じるあなたへ

居場所がないと感じるあなたへ

「居場所がない」と思い続けている。いろんな語弊を孕んでいることを甘んじて、この言葉を使いたい。「僕には居場所がなかった」

教室には馴染めなかった。大学でもどこか浮いていた。バイトもみんなとの間に薄い膜があるような気がした。会社でも周りの人が怖かった。「自分は何か違う。人の中に居られない」そう信じてやまなかった。

家族もいる、友達もいる、恋人もいる。居場所はちゃんとある。すべて国民は健康で文化的

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8月のセミみたいな

休職を親に伝えたら「とりあえず帰ってきて話そう」ということで、帰省をしてきた。いろいろと話したようで、なんも話さなかったし、多分いろいろ話した。とにかく「前を向きなさい」「どこまでもうまくいかなければ、帰ってきてそこからリスタートすれば良いから、とにかく向き合うことをやめないように」と言葉をもらった。「無条件にお前の応援団やから」と。

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上記の言葉をもらった上で、新幹線に揺られながら、ボ

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涙腺

涙腺が壊れた。心を守るはずの緩衝材が摩耗しきって、どんな圧力も受け止めてくれない。脆いガラスの玉がただただ甲高い音を鳴らしている。割れてしまうのをただ待つばかり。

「辛いときは辛いと言おう」これは数ヶ月前に自分がnoteで書いたセリフだが、「自分が辛いのかどうか分からない」のと、「辛いと相手に伝えたところで頼れない」のダブルパンチで結局、涙が止まらなくなった。

辛いかどうかは分からない。甘えか

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正しくなくてもまっすぐいられるように

正しくなくてもまっすぐいられるように

正しい人たちのためにある世界で、正しくなりきれない自分がそれなりに生きていく。普通の人が普通に得るであろう生活を、それ相応の努力を以て手に入れる。それが自分にとっての反骨精神。

「野心がない」「覇気がない」「やる気がない」どう思われたって、仕方がない。自分はその前の、人間として正しくいようとするということに力を注いでいるだけなのだから。

行動力だの、決断力だのなんだの、それが人間としての価値か

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恋と愛に関する独白

恋と愛に関する独白

正直、あの人との距離の測り方が分からなくなっていて、離れていても近くにいても、あの人は僕の一部で。

だってあの人がいなければ、あの人との日々がなければ、いま自分はこんなに人を信じることができていないと思うから。あの人のおかげで、いまの自分があると、本当に思うから。

感謝しかなくて、でもその感謝を伝えることすら、はばかられるような距離を自分が作ってしまっていて、ごめんねとありがとうをあの人にとめ

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「今日もご飯がおいしい」を選びたい

「今日もご飯がおいしい」を選びたい

「私は癌でもうすぐ死ぬ」と10年以上言い続けた祖母が、病院の検査で寛解を告げられた。もう定期検診にも来る必要もないと医師に断言されたらしい。結果的に祖母は再発なく過ごせた。

病と暮らす恐ろしさは、自分には想像することしかできないが、義母の居候を全く気にしない娘婿の家で、娘の手厚いサポートのもと、衣食住にまったく困らず、(年齢相応には)健康に過ごせた10年を不幸と言い切れるだろうか。

3食しっか

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未来に期待したいなんて撤回だ

未来に期待したいなんて撤回だ

人生に意味とか価値とか無理に見出そうとしなくていいと思っている。意味も価値も先に見据えるものじゃなくて、後ろを振り返ってようやく分かるものだと思うから。

ふっと足を止めると、「あれ…?何のために生きてんやっけ?」ってなるけど、別にそれでいい。「生きてる意味ある?」って不安になるけど、家に帰ってトッポとポテチが食えるなら、それを目指してとりあえず自転車は漕ぎ続ける。コーヒーでもココアでもなんでもい

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用法・用量をお守りください

用法・用量をお守りください

薬は適量の範囲でのみ薬であって、過剰摂取すると猛毒になる。論破だのなんだの、相手の瑕疵をあげつらうことが、社会を糺す薬のように取り扱われるけれど、本気を出せば人を殺す毒になる。面白がられている毒は、適量に調整された薬でしかない。

「なんでも言っていいよ」は、用法・用量を守ったうえで、「なんでも言っていい」だけで、本当になんでも言っていいわけじゃない。本当になんでも言ってみると、本気で嫌われるし本

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「生きていれば何とかなる」というよりも、「何とかなったから生きている」

「生きていれば何とかなる」というよりも、「何とかなったから生きている」

このところ、「人に恵まれている」と感じる出来事が多い。困っているときには、これほどまで親身になってくれる人がいるのか、ともはや驚嘆している。

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大人に助けてもらった、という経験がそれほど多くない。不遜を承知で言えば、「俺を助けられるような大人」に出会ってこなかった。

基本的に教室という環境に馴染めていなかったが、騙し騙し過ごしていた。かといってそれを、大人に相談することもしなかった。

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2022/01/16 いらない

2022/01/16 いらない

騙し騙し日々を過ごしているけど理由もなく唐突に何もかも嫌になる。全て投げ出して、幸せを感じられていたころに戻って、チョコモナカジャンボでも貪って、にへらにへらとしていたい。ヘラヘラと笑っているだけで愛でてもらえてた頃が自分にもあったはず。自分で自分の機嫌を取って、次の一歩を不安になりつつもなんとか踏み締めるなんていう浅ましさは、ほしくなかった。必要に駆られただけだから。こんなものもう要らない。捨て

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今年の自分をねぎらう

今年の自分をねぎらう

「頑張ろう」なんて意気込まなくても、人は大抵何かしら頑張っているもの。だから、「頑張ろう」って意気込んでいる時点で、相当に負荷が高い活動をしようとしている、ということだと思う。

「最後は気持ちの勝負」なのは分かるけど、それは「気持ちがなくちゃ勝負できない」ってことじゃない。

むしろ、最初から気持ちだと続かないよ。潰れちゃう。頑張らなくていいなら頑張らない方がいい。

努力は意気込みじゃなくて行

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大学卒業したらみんなバチェラーとバチェロレッテ

大学卒業したらみんなバチェラーとバチェロレッテ

日記。今日も元気とピエンを行ったり来たり。その分慌ただしく頭も回って、人生訓みたいなのをたくさん思いついた、りした。修士号なんて日本でしかも文系で働く上ではOverqualifiedも甚だしくて、全然バチェラー(学士)で働けるわけで。知ってますか、若者の半分近くは大学を卒業するってことは、我々若者の半分はバチェラーかバチェロレッテなんです。みんなバチェラー、バチェロレッテとして胸を張って生きてま

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苦しさの中でしか得られないものがあるとして。

苦しさの中でしか得られないものがあるとして。

悩みがあると書店や図書館に毎日数時間入り浸る頭でっかちの権化みたいな私ですが、人間、経験しないと得られない何かもあると思ってもいます。

特に苦しさの中にいるときは、ギリギリの状況に直面した生存本能が働いて、感覚が鋭敏になるし、脳が勝手に多くの学びを得ようとしてくれる。

常時では目を逸らしてしまうものからも、目を背けることができなくなる。これまでは見ようとしなかった現実にも、死に物狂いの興味関心

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