「僕にとって大切な人」だと友達に伝えたい
大学の頃の友達との忘年会の日程が決まって嬉しい気持ち。にやにやしちゃう。
学生時代、人付き合いが苦手だった(今もだけど)。特に寂しさを感じていたのは、僕にとって一番仲のいい人には、僕よりも仲のいい他の誰かがいたこと。
漫画や映画、触れる物語の主人公には、常に何かしらの形で親友がいる。お互いにお互いのことを「親友」だと思っている関係性。
自分も「誰かにとってのいちばん」になりたかった。でも、そうなってなかった、現実は。
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最近思うこと。自分が「誰かにとってのいちばん」になることも大切。信頼される人でいたいと思うのは当然。
でもそれと同じように、「あなたは僕にとってのいちばん」だと相手に、伝えることも大切だと思うようになった。
だって、なかなかそんなこと言ってくれる人なんていないから。「いちばん」じゃなくたっていい、ただ「あなたは僕にとって大切な人です」と友達には伝えたいんだよな。
心のどこかでは、「自分なんかが、こんなこと言ったら重いかな。こんな俺に時間を使わせてしまって申し訳ないくらいなのに。俺なんかに言われても、気持ち悪いだけだよな」そんなことを思う。
「自分なんかが」って。どうしたって思ってしまう。なんなら「そんなこと自分なんかが思ってはいけない」とまで思ってた。人間もどきで、人間ですらない自分が。だから、言えてなかった。
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けれど、僕が僕を諦めそうなときでも、僕を諦めないでいてくれる人がいることを知った。僕が「自分自身の価値」だと思っていたものを失ってなお、「あなたは信頼に足る人、応援している、支えたい」と伝えてくれる人がいた。
そして、その人たち、その人たちの言葉が、自分を救ってくれることを知った。言葉は人を救う。言葉で人を救える。支えられる。
「誰かにとってのいちばん」になるのは、自分だけでどうこうなるものじゃない。それを無理矢理どうこうしようとすると、ただの束縛になる。相手の気持ちを、僕が決めることはできないんだよな。でも、「僕にとって、あなたは大切」を伝えることはできる。
自分の気持ちを、相手に伝えることは、どうにかできる。率直に伝えることは、勇気がいるし、恥ずかしいことでもある。けれど、それをこえて、人を救うものだとも思うから。
友達はみんな、僕にとって大切な人。元気でいてほしいと思う。元気でないなら、元気でないと漏らせる人が隣にいてくれたらいいと思う。
最後までありがとうございました。ゆるく生きていきましょう。