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散文🖊️

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スリランカ出張

スリランカ出張

こんにちは、ストラボ代表の小木曽です。

先週、人生初のスリランカに出張してきました。2022年4月のデフォルトから約2.5年が経過した今、現地ではどのような日常が送られているだろうかと色々と想像しながら飛行機に乗りました。実際に訪れてみると、デフォルトがなかったかのような街であり、人々という印象でした。

渡航目的がODAのため、カウンターパートが政府関係者やテック企業でしたので、場所もお会いし

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アルメニア出張

アルメニア出張

こんにちは、ストラボ代表の小木曽です。

今月は1週間、今年2回目のアルメニア出張でした。西アジア、南コーカサスにあり、日本からはドバイ経由で渡航しました。パキスタン同様にテック領域におけるODAのプロジェクトであり趣旨は同じになります。アルメニアはディアスポラネットワークが特に顕著であり、米国のシリコンバレーを中心にテック領域で高い実績を有しており、アルメニア人によるユニコーンも複数存在します。

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パキスタン出張

パキスタン出張

先日、今年2回目のパキスタンに出張してきました。パキスタンという国も40歳になって初めて訪れた国であり(この年になってもまだまだ世界を見渡せば知らないことだらけであり、新しい場所に訪れ、五感で感じることができる体験は大切だとしみじみ感じます)、日本に住んでいるとメディア等の情報から渡航をやや躊躇してしまいがちですが、それにより行動しないデメリットを感じた次第です。

実際は、前回はイスラマバードと

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初めての宮崎出張

初めての宮崎出張

こんにちは、ストラボ代表の小木曽です。

今週初めて宮崎に出張してきました。40年日本人として生きて、まだ一度も訪れたことがない県でしたので、仕事だけでなく街並みやヒト、料理まで色々と楽しみでした。

海外展開支援の仕事でしたが、大方イメージ通りの製造業よりも農作物や加工食品におけるプレゼンスの高さが支援先企業の方々の顔ぶれからも伺えました。どの企業さんも素晴らしい付加価値ある商品をお持ちであり、

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久しぶりのミャンマー出張

久しぶりのミャンマー出張

こんにちは、ストラボ代表の小木曽です。

今月約2週間、7月頭から4~5年ぶりのミャンマーに出張してきました。ミャンマーではコロナ禍だけでなく、ご存じの通り政治面においても大きな変動があり、また、渡航直前に現地イオングループの日本人の方が高値で米を販売したことで拘束されたとの報道が日本でもあり、やや構えていました。蓋を開けてみれば、基本はホテルとクライアント先の往復で外出は控えていたこともあり、特

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読書 -「超スローライフ」を読んで思うストレスフリーのために不快を我慢するという考え方

読書 -「超スローライフ」を読んで思うストレスフリーのために不快を我慢するという考え方

なんだかなぁという出来事に遭遇した時に不快な気分になり、相手に自分の考えを伝えようか伝えないでおこうかと迷うときありますよね。

タイトルにある「ストレスフリーのために不快を我慢する考え方」は、これだけ読むとストレスフリーになってないじゃん!と矛盾していると思うかもしれませんが、これに時間軸を与えると、そうでもないよというお話です。

■ 時間割引率 思考以前、勝間和代さんの新刊である「超スローラ

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読書 - 「大きな嘘の木の下で」から学ぶビジネスにおけるマインドセット

読書 - 「大きな嘘の木の下で」から学ぶビジネスにおけるマインドセット

以前ミャンマーに出張中、夜kindleで面白いなぁと思いながらあっという間に読み終えてしまった破天荒フェニックス。OWNDAYSの社長による買収から現在に至るまでの現実とフィクションの境目が絶妙なボリューミーな小説です。

田中さんは構成の練り上げも用意周到ですごいなと思いました。YouTubeか何かで、小説も読み漁って研究に研究を重ねたと仰っていたので、思考と行動力の重要性を「背中で見せる」漢で

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読書 - 「新しい世界」から学ぶ賢者の視点

読書 - 「新しい世界」から学ぶ賢者の視点

少し前に読んだ本です。コロナの影響もあり、世の中が益々不確実になる中で世界の賢人16人が語る未来が書かれた「新しい世界」。サピエンス全史でその地位を確立したハラリや21世紀の資本を書いたトマ・ピケティはじめ知の巨人たちのインタビュー集です。以下個人的に興味深かった内容をシェアします。

■ 生活拠点を変える人と変えない人による分断これは、まさかのインタビュー受ける側ではなく、聞き手であるインタビュ

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読書 - 「私とは何か」から学ぶ生きやすくなる「分人」思考

読書 - 「私とは何か」から学ぶ生きやすくなる「分人」思考

知り合いがお勧めしていた平野啓一郎さんの「私とは何か」という本を読んだ。結論からいうと理解が難しい内容だったけれど、個人的にパラダイムシフトになり得る良書でした。

ちなみに読み終わった後いつ発行されたのかと思い日付をみると2012年だった。当時はアメリカ駐在から帰ってきて日本の大学院に通っていた時。こんないい本が当時あったんだなと思うと、情報伝達コストゼロ社会におけるアンテナの張り方の重要性を改

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読書 - 「ハーバードの人生が変わる東洋哲学」から学ぶ多様性の重要さ

読書 - 「ハーバードの人生が変わる東洋哲学」から学ぶ多様性の重要さ

「ハーバードの人生が変わる東洋哲学」を読みました。個人的に面白かった内容を大きく3点に絞りシェアします。

① ヒトは感情に抗えない紀元前4世紀の竹簡群から見つかった「性自命出」には、次のように書いてあります。

およそ2300年から2400年前であり、僅か38年しか生きていない新参者の私からすると途方もない昔に、ある人間が竹にこのように書いている姿を想像すると、セネカ(詳しくはこちらの記事をどう

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読書 -「世界は贈与でできている」から学んだ今を生きるありがたみ。

読書 -「世界は贈与でできている」から学んだ今を生きるありがたみ。

閉塞感ある今の世の中においてタイトルに惹かれて読んだ本が今回の「世界は贈与でできている」という本です。

ギブアンドテイクや等価交換を前提とする資本主義の世の中において、贈与がどのような位置づけであり、価値を持つのか。そもそもの定義まで含めた、文字通り「贈与」に特化して考察された内容でした。 個人的に面白かった内容をシェアします。

■ 贈与は必ずプレヒストリーを持つまず最初に、贈与は全て受け取る

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読書 - セネカ「怒りについて」から学ぶアンガーマネジメント

読書 - セネカ「怒りについて」から学ぶアンガーマネジメント

人間生きていれば、時折驚くほど失礼な人に出会うことがあります。ありますよね??無人島に住んでいない限り、経験のない人はいないと思います。職場、取引先、学校、電車の中、飲食店、役所、病院、休日の公園、例を挙げれば枚挙に暇がないでしょう。

日本だけでも約1.2億人いるため、仮に100人中5人の割合と低く見積もっても600万人はいます。もはや避けて通ることはできません。

そんな時に自分がどう対応する

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なぜ働かなくてはいけないのか?

なぜ働かなくてはいけないのか?

人間だれしも一度、いや一回どころか何回も思ったことがあるのではないでしょうか。先日知人と話していた時に改めて話題になった「なぜ働かなくてはいけないのか?」今回はあくまで個人的な考えとして思ったことを、とりとめなく書いてみます。同じ疑問を持つ誰かしらの参考になれば幸いです。

生まれたら資本主義の社会という事実まず前提として、そもそも現代の日本に生まれたこと=国ガチャとしては資本主義の国に生まれたと

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「自由に生きたい」の違和感

「自由に生きたい」の違和感

人間だれしも「自由に働き、自由に生きたい?」と聞かれれば、そりゃそうだよねと答えると思います。自由の対象次第ですが、例えば好きな時、好きな場所で働けるのであれば、朝の満員電車に乗る必要もありません。仕事疲れの中、また帰りの満員電車に乗る必要もありません。「悩みの8割は人間関係」と言われるように硬直的な職場でのストレスの温床である不条理な上司もいません、あるいは視界に映りません。

家族やこども、知

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