
雉始雊(きじはじめてなく)ー1月16日〜19日の日記ー
1月16日 火曜日
昨夜はこちらのノンフィクション本を読了↓
軍医からみた軍隊生活がいきいきと描かれており、不謹慎ながら面白かった。
最も感銘を受けた箇所がこちら😂
軍内で脱走の疑いが出た事件である。
ある夜、養護小隊の山並テンユウ兵長が、泡を喰って飛んできた。
「軍医長、海老根一水が見えません。
夕食の時には確かにおりましたが、夜の点呼時(八時)には姿が消えていました。。。。」
海老根は脳梅毒で、毎週サルバルサンの注射を受けている。
彼には徘徊癖があり、これまでも、しばしば姿を消したことがあった。
しかし、いなくなるのは、いつも昼食時で、1時間ほどすると、フラッと帰って来るのが通例であった。
多少ボケてはいたが、おとなしく、憎めないところがあって、今まで黙認されていたのである。
急遽、衛生科、養護小隊の全員を非常呼集し「山刈り」することになった。
明朝までに帰隊しないと「脱走扱い」となり、軍法会議ものになる。
「裏山に兵隊が一人で登ってゆくのを見た」という村民の話を聞き、主人公たちは必死に追う。
暗い中を熊笹をかき分けながら進むうち、突然テンユウ兵長の懐中電灯が、何やら真っ白い、丸い物体を前方に照らし出した。
眼を凝らすと、その物体は、ゆっくり上下に動き、やがて中央の割れ目から黄褐色の異物を吐き出した。
紛れもなく、それは排便中の人間の尻であった。
前に回って肝を潰した。
海老根一水が、生のマムシをくわえて、食事の真っ最中ではないか。
彼は灯りに照らされながらも、怯まず、黙々と生理的作業を続行している。
エビネが蛇捕りの名人でマムシが何よりの好物、と知ったのはこの時からである。
何の役にも立ちそうにない者でも、一つくらいは、取り柄があるものだ。
。。。略。。。
彼の犯した「蒸発」事件は図らずも、自らを有名人に仕立て上げたのである。
海老根はこの事件以後、昼食後二時間の自由時間を特別に許可されることになった。
つまり、蛇蛋白、補給係を命ぜられたのだ。
水木しげる先生の戦記マンガを彷彿するような内容だと思った。
食事状況も苦しい中、理性を凌駕した人間の逞しさを感じた一説である。
(しかしマムシ食うってすごいね🤣)
今朝は娘と一緒に家を出て、久しぶりにイタリアントマトで資料ノートを4冊分とった。

暴露療法がてら、薬なしで地下鉄に乗って隣駅の本屋さんへ。
欲しかった海軍ポーズ資料を購入。




帰宅後、大形本を含む10冊もの本を背負い持ち歩いた疲れが襲い、昼寝。(体力がない)
まんきつさんの「湯遊ワンダーランド」を読む。
アル中から脱した作者が辿り着いた場所は銭湯とサウナであった。
面白かった。病み具合といい、サウナのヌシ(ババア)の描き方といい、作者の表現センスは天才的だと思う。
YOKOFUCHIGAMIもこりゃ推薦するわ。。。😂
1月17日
昨夜は、
「ああ。。。。。午後ダラダラしちゃってPCの前に座れんかった。。。
私のバカ。。。。クズ。。。。。バカバカ。。。。」_| ̄|○
と主人に愚痴るも、
「そういう時もあるよね」😇
とサラッと返された。
ありがたいとは思ったが、このクズがッと罵ってくれたら。。。と思うのは愚痴る側のエゴ。
真夜中、下腹の腹痛で目が覚める。
トイレに行くと月のもののおしるしがきていた。
瘀血のわたしは、おしるしがきても、1〜2日間は下血しない。
けれど、生理痛に似た痛みと不快感、腹の膨張間はある。
身体がモタモタするこの数日と、生理が終わって血不足になる数日がしんどい。
月のものよ。。。お前と付き合うのもあと数年だね。。。🫠
痛みでうまく熟睡できず、
珍しく七時に目が覚め、寝過ごした‼️と青ざめる。
慌ただしき朝の家事のあと、とりあえずPCの前に座ることはできた。
(レベル低い目標)
10時の開店と同時にいつもの喫茶店で5冊分の資料ノート取りと、少しだけドイツ語の勉強。


昨日読んだ足立の資料をさっそくノートをとってゆく。


資料はとても饒舌だ。
さまざまなおしゃべり声が聞こえてくる。
その一つ一つを書き留める。
そして自分の作りたい作品のアイデアが湧いてくる。
気づけば四時間も居座る超迷惑な客になっていた。
娘のおやつを買って、二時半に帰宅。
宿題みつつ、相手しつつ、夕方夜の家事を一気に終わらせつつ怒涛のマルチタスクを頑張る。

「今日、6時30分に布団に入るように時間配分するから‼️」
と娘が言ったので、(早え)わたしも
「ウン、おかーさんも今日、昼寝してなくてカフェインで気持ち悪いし疲れたからその時間にお布団入る。。😵」
とヨロヨロ答える。
娘も最近100均のハビットトラッカーのカレンダーを使っていて、今月の目標は「早寝」なのである。
ハビットトラッカーは、SNSなどでシェアするとやる気が湧いていいと思う。
負けず嫌いにはオススメ。自分との戦い。

寝る前にKindleで「湯遊ワンダーランド」2巻読了。
面白かった‼️🤣大笑いしてしまった。
わたしもサウナはハードルが高そうだけど、銭湯通いしたくなった。
今日は西の人間にとっては忘れられない日である。
15歳、生まれてはじめて「揺れる」ことを体験した。
実家の裏山がドーンと鳴った、と父が言っていた。
あの時を思い出しながら、今日は「日常がある」ことを感謝しながら一日を過ごした。
1月18日 木曜日

昨夜はうまく眠れず、主人に
「おむすびを握って」
とお願いした。
自分が手掛けたご飯を食べたくない。
快く握ってくれた主人のおにぎりは塩気が強くしょっぱかった。
しかも、手を洗った石鹸を洗い落とし切れていないまま握り、石鹸の味がした。
正直、酷い味だった。
普段料理をしないと、ここまでになるのか。。。と呆れもしたが、それでも誰かが作ってくれたご飯は安心した。
今日は主人がお休みの日。
一年半ぶりに朝マックへ。
直射日光がモロ当たりする窓際に座り、不足気味だったビタミンDを身体いっぱいに吸収させる。

3冊分の資料ノートをとったあと、いつもの喫茶店で残りの2冊分の資料ノートをとった。
昨夜気持ち悪くなったので、さまざまな原因を顧みて、今日は無理せず昼寝を入れて、1日を過ごした。
「今日は私の食べたいものにするから」と朝宣言した通り、お夕飯は寒ブリのお刺身にした。
めっさ美味かった‼️😭
ずっと逃げていたが、夜、諦めてPC作業。
夜中1時までやる。
(⚠️お昼寝しているから出来ることであります。)
1月19日
昨夜は「湯遊ワンダーランド」最終巻を読了。
大人になってから、マンガを読むことが「行」というか、「義務」みたいなものになってしまい、単純に楽しめなくなっていた。
読者という目線ではない読み方になったからだ。。。これは辛い。
ツッコミや分析が入るよがった読み方になってしまう。
しかし、まんきつ先生のおかげで、久しぶりに1日の終わりにマンガを読むことが楽しみ‼️ご褒美‼️と思えるくらい、アル中といい、湯遊といい、めくるめくワンダーランドに大笑いしてしまった。
十代の頃の、単純にマンガを楽しめていたあの感覚に戻った。
突き抜けた孤高のギャグエッセイをもっと読みたかったが、突然の最終回にあるように、歪んだ家族との鎖を解くまでの40年もの作者の葛藤が無意識のうちの裏のテーマだったのだろうと察すると、3巻で終了も頷けた。
ありがとう、まんきつ先生。。。✨✨
ここ1週間、毎日自分の誕生日をはた、とみる。
スピリチュアル界では、「エンジェルナンバー」と言われているもので、ゾロ目や自分の誕生日など、意味ある数字を幾度も目にする時、メッセージが伝えられているらしい。
なんのメッセージだよ、泥を被れ、とかそういう類のもんだろ。。。
エンジェルじゃなくてサタンじゃねーのか。。。。
大体エンジェルナンバーって、いってることみんな同じじゃん。
と、スラ〜と無視している。
今朝、娘の髪を結んでいるときに、新しいゴムが切れた。
「事故とか怪我に気をつけてね」
と一応言っておいた。
わたしはスピリチュアルには半分懐疑的で、半分は好きな方。
宜保愛子と占いと心霊体験が好きなくらいで、陰謀論や宇宙人にも興味がない。
初詣にも行っていない。きっと厄まみれであろう。
文章が随分長くなってしまったので日記はここで締めくくりたい。
今日もまた、資料ノートと、PC作業が待っている。。。。