大河ドラマでも話題の『源氏物語』。物語のシチュエーションを借りて、当世の風俗に移し替えて描く「やつし」の絵は、浮世絵でよく描かれてきた。鳥文斎栄之も「源氏やつし」を手掛けた一人で、上流階級の武家の風俗で描いているのが、彼ならではの特徴。(画像は、〈須磨〉)
悪夢の後でもこちらを観ると、 和んでホッコリするから。 やっぱり別嬪さんですね。
どうにもこちらの美女が、可愛らしくて。スマホの待受に。 作者は栄昌さん。 肝心の、栄之さんの作品の中では。 今は出先でタイトルは忘れてますが。 肉筆画の、王昭君、楊貴妃、小野小町、清少納言、紫式部を一同に並べた屏風。 図録じゃ物足りない。 もう一度観に行こう。
先日の「鳥文斎栄之」の企画展で。 可愛らしいと思って現在待ち受けにしているのがこちら、弟子の栄昌さんの作品。 柔らかい曲線と表情が、とてもコケティッシュで魅力的。 そして、簪に戯れる猫の「ねうねう」ではなく「びょうびょう」鳴きそうな。 もしや猫又かな?の野性味。
百聞は一見に如かず。 とんでもなく凄い企画展。 鳥文斎栄之。 狩野派に学び、将軍・家治の絵具方…からの転身・浮世絵師。後桜町上皇の叡覧…ときて、明治までその影響が残る。 伊勢物語から源氏物語、江戸の流行りなど。知識総動員しても足らない、深く濃い内容で、目が回る。 ぜひ。