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『鳥文斎栄之展』 千葉市美術館
週末に千葉市美術館に『鳥文斎栄之展』を見に行って参りました。
昨年の『三沢厚彦 ANIMALS』『new born 荒井良二』に続いて3回目のチバシビ訪問。過去2回は週末でしたがいずれも同時客数名でかなりゆったりと観れたのですが、今回はチケット購入時から待機列が。当日朝のNHKニュースに取り上げられたからでしょうか。
それにしても千葉市美術館て動物から絵本、浮世絵と振り幅あるものの、通底する朗らかさというが人の良さを感じるのは私だけでしょうか。(もちろん良い意味で)
本展覧会とは関係ないですがチバシビに行くきっかけになったこちらのポッドキャストも楽しく聴けます。
で、鳥文斎栄之展ですが、どの浮世絵も何ていうんでしょう上品だなーと思いました。ただ思ったよりも似た構図が多いといいますかバリエーションに変化が少ない気がしました。
浮世絵ですので版元の意向(=売れる作品)が大きかったということでしょうか。
その分、作品数は多くないものの肉筆画は魅力ある作品が多かったです。
特に日本、中国の歴史上の美女(小野小町、王昭君、楊貴妃、清少納言、紫式部ら)を描いた《和漢美人図屏風》、さらに清方風の美人画《朝顔美人図》が素晴らしかったです。
こちらの記事の後半に画像あり。
因みにトップ画像は栄之の門人、鳥高斎栄昌の《郭中美人競 大文字屋内本津枝》。
![](https://assets.st-note.com/img/1708181861246-Vz5NYhjSaA.jpg)
年明けのトーハクにも鳥高斎栄昌の作品が出てました。
![](https://assets.st-note.com/img/1708182221102-zaw5RimU8w.jpg?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1708182221091-5Fm8gPMnwI.jpg?width=1200)
先日、新版画の素晴らしさを知ったばかりですが、江戸の浮世絵はさらに奥が深いのでまだまだ学びつつ、次回の千葉市美術館訪問も楽しみにしたいと思います。