これは小説だ、と思いました。 小説がいくつかの集団に分かれるとしたら、どれかの集団の、中心に近いところにこの小説があると思いました。 棘ほど鋭くはない小さなものが、コットンにぶつかる鉄球のような鈍さで、僕と触れ合った気がします。 (50冊チャレンジ06)