✓ウズタマ/額賀澪
▽あらすじ
食品メーカーに勤める松宮周作(28歳)は、
シングルマザーの紫織と結婚の約束をしていた。
そんなある日、父・将彦から
周作名義の預金通帳を渡される。
「誰が」振りこみを続けてくれていたのか、
その問いに答えぬまま、半月後、
将彦は脳梗塞で倒れて昏睡状態に・・・。
▽感想
考えさせられる本だった。
手渡された通帳の振り込み人の正体。
そして、幼くして母がいなかった理由。
つぎつぎと明らかになる真相に
続がきになってしまう。
周作がその渦の中に入っていくことに、
苦しむことになるんじゃないかなと思ったけど
終わってみれば、真相を知れて
幸せになれたのかもしれないと思った。
ミステリも人間関係も合わせた
ハラハラもさせられるし、
温かい気持ちにもなれる小説でした。
✓ウズタマ/額賀澪/小学館