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圧倒的スピードで疾走するドイツ・ミステリの新星! 2か月連続刊行第一弾のマルク・ラーべ著、酒寄進一訳『17の鍵』を発売前に先読みしてみませんか?【11月26日〆切】
■ドイツ・ミステリ『17の鍵』とは? みなさまこんにちは。翻訳班HSです。 2025年1月、マルク・ラーべ著、酒寄進一訳『17の鍵』が創元推理文庫で刊行されます。こちらはシリーズ1巻目で、なんと翌月には2巻目の『19号室(仮)』も出版となります。 2か月連続刊行の〈刑事トム・バビロン〉シリーズは、ベストセラー作家マルク・ラーべによる刑事トム・バビロンと臨床心理士のジータ・ヨハンスが難事件に挑むドイツ・ミステリです。全4作で、本国でシリーズ累計43万部を突破しています。そ
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【創立70周年記念企画】エッセイ「東京創元社、私の一冊」その8:「『布のおしぼり』というものに、 巡り会えなくなって久しい。 」原宿
東京創元社では創立70周年を記念して、全国の書店様で2024年4月と7月、そして11月の3回「創立70周年フェア」を開催します。そのうち7月のフェアでは『創立70周年記念小冊子』という文庫本サイズのブックレットを作成し、配布しました(2024年11月現在、小冊子の配布は終了しております)。 その中で「東京創元社、私の一冊」というテーマで小説家、編集者、声優、ライター、詩人、歌人等、各方面で活躍される総勢15名の皆様に小社で刊行している書籍を1冊お選びいただき、その本にまつわ
『星を継ぐもの』から始まる大人気SF小説シリーズ最終巻『ミネルヴァ計画』が12月11日に発売! あらためてシリーズ既刊をご紹介します!
1980年の翻訳刊行以来、長く愛され続けているジェイムズ・P・ホーガンのSF小説『星を継ぐもの』。2024年1月に実施した創元SFオールタイム・ベスト読者投票でも堂々の1位を獲得した作品で、シリーズ累計部数は150万部を突破しています! そして、そのシリーズ第5弾にして最終巻となる『ミネルヴァ計画』が12月11日に刊行決定いたしました! 壮大な謎と想像を超える未知の世界に、天才的原子物理学者ヴィクター・ハント博士と奇矯な生物学者クリスチャン・ダンチェッカー教授らが挑む本シ
ピーター・S・ビーグル『最後のユニコーン 旅立ちのスーズ』、キャサリン・アーデン『魔女の冬』、鈴森琴『騎士団長アルスルと翼の王』、村山早紀『さやかに星はきらめき』…紙魚の手帖vol.15(2024年2月号)書評 三村美衣[ファンタジイ]その2
【編集部から:この記事は東京創元社の文芸誌〈紙魚の手帖〉vol.15(2024年2月号)掲載の記事を転載したものです】 『最後のユニコーン 旅立ちのスーズ』(井辻朱美訳 ハヤカワ文庫FT 一二八〇円+税)は、ピーター・S・ビーグルの名作『最後のユニコーン』の続編を二編収録した作品集だ。 「二つの心臓」は、金原瑞人訳で『完全版 最後のユニコーン』(学研より二〇〇九年刊)にも収録されていた作品。すっかり年老いたリーア王が、村の娘スーズの願いを受け、最後の戦いに出向く顚末が描か
【11月9日刊行】勝山海百合/ベッキー・チェンバーズ『ロボットとわたしの不思議な旅』(細美遙子訳、創元SF文庫)解説[全文]
本稿は2024年11月9日刊行の『ロボットとわたしの不思議な旅』巻末解説を転載したものです。(編集部) 喫茶去(お茶を飲んでいきなさい) 本書はアメリカの作家ベッキー・チェンバーズの、「緑のロボットへの賛歌」“A Psalm for the Wild-Built”と、「はにかみ屋の樹冠への祈り」“A Prayer for the Crown-Shy”の、Monk & Robot二部作と呼ばれるふたつのノヴェラの邦訳である。前者は二〇二二年のヒューゴー賞、ユートピア賞(希
【11月9日刊行】99歳と97歳の姉妹の大冒険! 訳者あとがき全文公開 髙山祥子/C・J・レイ『ロンドンの姉妹、思い出のパリへ行く』(東京創元社)
この記事は2024年11月9日発売の『ロンドンの姉妹、思い出のパリへ行く』訳者あとがきを転載したものです。(編集部) 『ロンドンの姉妹、思い出のパリへ行く』訳者あとがき 髙山祥子 ロンドンの老舗デパートの最上階にある、眺めのいいカフェで、すてきな中年男性につきそわれて二人の老婦人がアフタヌーンティーを楽しんでいる。そんな光景を目にしたら、それは本書の主人公であるジョゼフィーンとペニー、そして彼女たちの甥の息子、アーチーかもしれない。ジョゼフィーンは九十九歳、その妹