見出し画像

【12月新刊】PHP文芸文庫&単行本4作品、一挙紹介!

みなさん、こんにちは!

こちらの投稿では、2024年12月発売の文芸作品を一挙ご紹介します。

気になる本が見つかると嬉しいです。


12月9日発売!文芸文庫1作品

おやつ|西條 奈加著/知野 みさき著 他

 甘味は心を満たすもの、月見団子や鶉餅、
新作菓子に身体によい菓子など、江戸の人びとも好んだ
“甘い物”がテーマのアンソロジー。

🍡「夢の酒」(中島久枝)おみちの父は腕のいい菓子職人だが、めったに菓子を作らない。家計のため、母とおみちで作ったさつまいもの菓子が人気を呼ぶも、父はなぜか怒り出す。落ち込むおみちは両親が抱える秘密を知り……。書き下ろし。

🍡「如月の恋桜」(知野みさき)光太郎・考次郎の兄弟が営む「二幸堂」と、大店「草笛屋」による“菓子比べ”が開かれることに。確執のある二店の勝負の行方は……。

🍡「養生なつめ」(篠 綾子)菓子職人を目指すなつめは、菓子舗「照月堂」で子守の女中として働いている。ある日、おかみさんが体調を崩してしまい、なつめは、おいしくて体にもいい菓子があれば、と考え……。

🍡「お供えもの」(嶋津 輝)菓子屋の長男・善吉は、出来の良い手代が後を継ぐことを知って、後先考えずに店を飛び出してしまう。ひょんなことから、瀬戸物屋「天野屋」の店番をすることになった善吉は、天野屋の父娘の悲しみを知り、己ができることをしようとする。書き下ろし。

🍡「大鶉」(西條奈加)武士から菓子屋へと転身した治兵衛は、実家の法事に出席したことで、幼き日の弟との思い出を回想する。今では高僧となった弟は、あるとき庭の高い木に登って降りてこなくなった。心配した治兵衛がとった策とは……。


12月9日発売!文芸書籍1作品

さよなら校長先生|瀧羽麻子著

 亡くなった校長を悼み、
  「偲ぶ会」が開催されることに。


 <STORY>
 第三小学校の校長として、長く地域に尽力した高村正子さんが亡くなった。彼女の死を悼んだ後輩の教師たちにより、生前勤めた学校で「高村正子先生を偲ぶ会」が開かれることに。

 教え子、友人、趣味の仲間、同僚……生前、彼女と関わっていた人々が偲ぶ会に持ち寄るための思い出の品を準備しながら、高村先生からもらった言葉や教えを振り返る。
 浮かび上がるのは、頼りがいがあって、生徒と真摯に向き合う高村先生の姿。
 「泣きそうなとき、そばにいてくれたのは先生だった」

 しかし、実の娘だけは彼女に複雑な気持ちを抱いていて――。
一人の女性教師と周囲の人々との交錯を、温かな筆致で描いた感動作。

 コンパス、連絡帳📓、うちわ、スーツ👩‍💼👨‍💼、こんぺいとう🌞
それぞれの縁の品と先生との思い出を描いた連作短編集。


12月20日発売!文芸書籍2作品

菊の剣|天津佳之著


 菊と刀を愛した後鳥羽院が
    目指していたものとは――。


<ものがたり>
✿新たなる神剣を作るべく、後鳥羽院によって各地から集められた、則宗、延房、久国ら刀鍛冶(御番鍛冶)。
 共に剣を鍛えていくことで、“すめらぎ”たらんとする院の想いを知った彼らは、それに応えようとするのだが……。

 承久の乱を起こして鎌倉幕府に破れ、この国の政を武家のものにしてしまった「暗君」とされる後鳥羽院の真の姿に、刀鍛冶たちの視点から迫った歴史小説。

 ✿✿ 神剣なきまま即位した
     “すめらぎ”の秘めたる想い 
✿✿

 小さき者が小さきままに集い、大輪の花となる。日の本をそんな国としたい。菊を愛した後鳥羽院と刀鍛冶たちとの絆を描く、心震える連作短篇集。

『利生の人 尊氏と正成』で第12回日経小説大賞を受賞し、『あるじなしとて』で第12回日本歴史時代作家協会賞の候補となった著者渾身の最新作✿


夜と跳ぶ  Re:東京ゴールデン・エイジ|額賀澪著

  東京の金メダリスト・エイジが競技復帰。
 ライバルはエイジに敵対心を燃やす
パリの金メダリスト。


<STORY>
 東京五輪金🏅メダリストの大和エイジは、ロス五輪を目指して競技復帰を決意。
 そこに立ちふさがるのは、パリ五輪金メダリストでエイジに敵対心を燃やす姫川真周だった。新ルールへの適応に苦しむエイジに対し、順調に勝利を重ねる真周。

 そんな中、エイジの専属カメラマン📷、通称「フィルマー」の与野丈太郎は、行方不明のエイジの両親を探していた。
 意外な人物がエイジの父親と判明し、与野は新たなトラブルに巻き込まれる。

 一方、自分の撮影のために与野がカメラマンとして名誉ある仕事を断っていたことを知ったエイジは葛藤。
 二人の間に思わぬ亀裂が入り始める……。

☆彡 大人気、🛹スケートボード🛹
          青春小説 第2弾 ☆彡


以上、12月発売の新刊4作品のご紹介でした!
本の感想など、ぜひSNSにも投稿いただけると嬉しいです。


\PHP文芸文庫公式LINE@やってます/


PHP文藝のX(旧Twitter)はこちら