チキン桑原

1分で語り尽くせる人生を過ごしてきた、どこにでもいるような人間です。夢遊病の様に都会に…

チキン桑原

1分で語り尽くせる人生を過ごしてきた、どこにでもいるような人間です。夢遊病の様に都会に憧れて飛び出したものの、気がつけば色々と寄り道をしてきました。  背徳感や、刺激的だった過去に惹かれながらも、真面目に生きようともがく自分を、良ければ覗いていってください。」

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その日は、異常に暑い夏の夜だった。窓を開けても、まるでサウナの中にいるみたいに熱気がどんどん流れ込んできて、部屋の中がまるで焼き鳥のようになっていた。私はソファでうたた寝をしていたけど、何か変な感じがして目を覚ました。普段なら、母は9時には帰ってくるのに、その日はなぜか全然帰ってこない。あれ、なんかヤバくない? そう思って、なんとなく嫌な予感が胸をよぎった。 その予感は、玄関のドアがバン!と大きな音を立てて開いた時に、確信に変わった。おお、帰ってきた!でも…なんか違う。普段

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       蒸し暑さがまとわりつく、じっとりした夏の夜だった。居間にいた私の耳に、玄関から妙な声が聞こえてきた。母が急に応対している様子で、低く、どこか図太い声が響く。 「ご主人の友人のKです。ちょっとよろしいですか?」  知らない名前だ。母も少し警戒しながら、「主人とはどのような関係ですか?」と尋ねている。そのやりとりに、何かただならぬ空気を感じた私は、母に言われた通り階段を上がろうとするが、思わず足を止めて耳を澄ませた。  心の中で、皮肉にも思った。「昼ドラかよこのドラマ、一体どう

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      • 徒然なるまま、タイトル決めた。私の今までとこれからを

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