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映画と日本文化、歴史、そして美味しいものとお酒が大好き。 新作映画はオンラインや試写会…

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映画と日本文化、歴史、そして美味しいものとお酒が大好き。 新作映画はオンラインや試写会を含めて年間400本ほど観ています。 その中から、皆さんにもお勧めの映画をご紹介したいと考えています。 日本の文化に関しては、意外なこと、驚くようなことをお伝えしていきたいと思います。

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    年間400本の新作映画を観ています。 その中から、お勧めをご紹介しています。

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メガネをお持ちの方、 フレームをよく見てください フレームの裏側に 上記のような数字が 書かれていませんか? さて、この数字、 いったい何を 表しているのでしょうか? では、正解発表です。 最初の数字は、 「レンズ一枚の横幅」、 54ミリとなります。 2番目は左右のフレームの間を 繋いでいる鼻の上に 掛かっている部分「ブリッジ幅」、 3つ目の数字は、 「フレームの長さ」を示しています。 4つ目の数字は、 あまり記されていませんが レンズの縦幅とんります。 とこ

    • 1日に1200ページの速読

      直木賞と並んで、 最も有名な文学賞のひとつ 『芥川賞』。 その冠となっている芥川龍之介の 代表作としては『羅生門』 『蜘蛛の糸』『鼻』『河童』など 読んだことの多い作品が 数多くあります。 その芥川は、中学校の時に あまりに頭が良すぎたことから 「多年成績優秀者」として 表彰を受けています。 結果、帝国大学の予科だった 第一高等学校に無試験で 入学しています。 この時、のちに小説家となる 久米正雄や菊池寛、歌人の土屋文明、 劇作家の倉田百三らが 同期入学しています。

      • 江戸前とは「うなぎ」のこと

        江戸前といえば、 いまでは「お寿司」のことですが、 かつては、 「鰻」のことを指しました。 江戸で鰻が流行したのは、 江戸城のお堀拡張などの 工事を行った際、 大量に鰻が採れたことによると 記されています。 江戸城の前でとれたことから、 正式には“江戸城前”と 呼ばれました。   庶民の間で、鰻が特に 食べられるようになったのは 江戸中期の元禄時代以降で この時代、江戸では たくさんの新しい食文化が 花開きます。 どんなものが生まれたのか? それは、いまもつづく 寿司、

        • お勧め新作映画『Back to Black エイミーのすべて』

          今回は、まもなく公開される『Back to Black エイミーのすべて』 簡単なあらすじ 10代のエイミーは、 別居中の父ミッチと母ジャニス、 そして若かりし頃ジャズ歌手だった 憧れの祖母シンシアらに見守られ、 歌手としてのキャリアを スタートさせます。 デビューアルバム『フランク』は イギリスでは成功したものの 全米進出を果たせず、 悔しい気分で行ったパブで のちの夫となるブレイクと出会い、 2人は熱烈な恋に落ちたのです。 しかしブレイクは すぐに元カノとよりを戻

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          ラーメン丼のデザイン

          猛暑もなんとか納まり  ラーメンの美味しい季節と なりました。 先日、今年の6月に食べて以来、 馴染みのラーメン屋さんで 美味しいラーメンを堪能しました。 ところで いつも気になっているのが 丼に描かれたデザイン。 様々な種類があるのですが どんな意味があるのかご存知ですか? まずは、このデザイン! 龍は天帝の使者をあらわし、 「甘露の雨を降らし 五穀を成就せしめる」として 中国では、古くから崇められていた 空想上の動物です。 また、龍は皇帝以外は、 原則的に使用し

          ラーメン丼のデザイン

          『裸のマハ』と、『着衣のマハ』の秘密

          ローマ神話に登場する サトゥルヌスという 農業の豊饒をつかさどる神が、 将来自分の子に殺されるという 予言に恐れを抱き、 5人の子を次々に 食べてしまったという伝承を描いた 『我が子を食らうサトゥルヌス』を はじめとして 『裸のマハ』と『着衣のマハ』などの 傑作で知られる画家の フランシスコ・デ・ゴヤは、 18世紀、スペインに生まれます。 芸術が好きだった父親の影響で、 ゴヤは13歳から4年間、 地元の画家に師事して 絵画の修行をします。 さらに画家になる夢を追って イ

          『裸のマハ』と、『着衣のマハ』の秘密

          7歳、5歳、3歳の意味

          現代では、祭日や週末の休みを 利用してお子さんの成長を 祝う「七五三」が行われています。 ところで何故、7歳と5歳、3歳という 年齢に限定されるのでしようか? その理由の1つは、 古代中国の思想である 陰陽五行に由来という説が 有力です。 かつて中国では 1、3、5、7、9といった 奇数は縁起の良い数字だと 考えられていました。 七五三のお祝いをする 子供の年齢、七、五、三は、 そこから派生したものだと 考えられています。   また、平安時代の風習「髪置」、 「袴着」

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          ヘミングウェイと戦争

          『いかに必要であろうと、 いかに正当化できたとしても 戦争が犯罪だということを 忘れてはいけない』 ヘミングウェイが残した言葉ですが、  彼の人生から、 戦争は切っても切り離せません。 19歳の時に傷病兵を運ぶ車の 運転手としてヨーロッパ戦線に 向かい、 前線で兵士たちにお菓子を 配っている最中に 爆撃に遭い、 全身に200以上の爆弾の破片が 刺さる大ケガを負っています。 この経験は、後の彼の 代表作のひとつ 『武器よさらば』に生かされます。   またスペイン市民戦争で

          ヘミングウェイと戦争

          赤と黒

          「赤と黒」とといえばスタンダールの 名作を思い浮かべます。 タイトルの意味は 赤は軍人 黒は聖職者、 その服の色が、タイトルとなりました。   日本で赤と黒と聞いて、 まず思い浮かべるのは、 「赤字」と「黒字」ではないでしょうか? 何故、支出より収入が少ない場合を 「赤字」と呼び、 支出より収入が多い場合を 「黒字」と云うのでしょうか?   調べてみると、 この二つの言葉は 大正から昭和初期に かけて生まれています。 「赤字」とは決算がマイナスになったとき、 帳簿に赤い

          小林一茶の人生

          「われと来て 遊べや親のない雀」 小林一茶の俳俳句の中でも 特に有名なものですが、 この俳句の裏にあるのは、 彼の子供時代の寂しさだと 云われています。   一茶は、八代将軍・吉宗が 亡くなったあと 信濃の裕福な農家の長男として 生まれました。 3歳の時に生みの母を亡くし、 8歳から継母に育てられます。 しかし、継母と父の間に 子供が生まれると、 子守を命じられ、赤ん坊が泣く度、 わざと泣かせたとして、 父や継母に杖で日に 百回くらい打たれたそうです。   「日に百度、

          小林一茶の人生

          秋刀魚の歴史

          サンマに脂がのって美味しいのは、 ちょうどこの時期。   ところで私たちが秋の味覚として 食べているサンマ、 一体いつ頃から食べられるように なったのでしょうか?   食用としての歴史は以外に浅く、 江戸時代の後半になってからです。 杉田玄白が『解体新書』を 刊行した年代、 安永年間(1772年以降)の頃に 「安くて長生きはさんまなり」と 書いて売った魚屋が現れ、 それからはじめて庶民が 食べるようになったようです。 当時、サンマは庶民しか 食べない魚で、 武士は、脂が多

          秋刀魚の歴史

          トータル、20分以上!

          若い頃、運動している間、 水を飲むことは 禁止されました。 終わった後、蛇口から グビグビと飲んだことを 覚えています。 いまは、反対に しっかりと飲めと言われますが いつから変わったのでしようか?   それは1996年に発表された ある研究がきっかけでした。 それは、世界90ヶ国以上、 5万人の会員を有する アメリカスポーツ医学会が 運動中のアスリートは 水分を十分取りなさい、という 声明を発表したことです。   これ以降、日本のスポーツ現場も 大幅に方針を変えること

          トータル、20分以上!

          へべれけの語源

          ひどく酒に酔った酩酊状態のことを 「へべれけに酔う」と 表現したりします。 この“へべれけ”の語源 何だと思いますか? 実は、「ヘベレケ」は、 ギリシャ神話に 由来しているのです。   「へべ」とは ゼウスとヘーラーの間に 生まれた女神の名前で、 神々が宴を催す際に お酌をする役目を担っていました。 そこから、「ヘベのお酌」という 意味の「ヘベ・エリュエケ」 (Hebeerryk)という ギリシャ語の表現が生まれ、 これが短縮されたのが 「ヘベレケ」だとする説が有力です

          へべれけの語源

          実は人の名前

          うなぎ、焼き鳥などを焼くときに 重宝されている炭『備長炭』 実は、人名ということを ご存知でしたか? その人物とは炭問屋を経営していた 備中屋長左衛門という人物。   備中屋長左衛門は 紀州田辺藩の城下町で 代々伝わる炭問屋を 営んでいましたが、 元禄の頃、 彼は扱っていた木炭を、 江戸日本橋の問屋へ出荷します。   品質に優れたこの炭は 当然うなぎ屋などで 好評を得て大人気となります。 そこで彼は、大ヒットを機に 自分の屋号と自分の名から 「備長炭」と名付け、そ の名

          実は人の名前

          お勧め新作映画『矢野くんの普通の日常』

          今回、お勧めすめ映画は、 超不運体質な男子高生と とても心配性な女子高生。 そしてクラスメイトたちの 日常を描いた 田村結衣さんの同名コミックを 実写映画化した作品。 簡単なあらすじ クラス委員長を務める吉田さんは、 毎日なぜかケガだらけで 登校してくる転校生の 矢野くんのことが 気になって仕方ありません。 親友たちとその理由を調べてみると、 なんと矢野くんは 超不運体質であることが判るのです。 とにかく、その不運体質のため 学校帰りに友達と ファミレスに行くとか、

          お勧め新作映画『矢野くんの普通の日常』

          正座の誕生

          江戸時代になると「畳奉行」という 役職が作られます。 この畳奉行とは、 江戸城内の座敷や数々の 役所の畳を管理し、 畳作りや畳表替などの 役目を担った役職で、 いかに大名や将軍が 畳を大切に扱ってきたのか? という証になります。 ちなみにこの時代、 日本人の独特の座り方 “正座”も生まれます。 何故、「正座」という 独特な座り方が 生れたのでしょうか? それは、目の前の家臣が 急に襲ってこないように、 また足が痺れてすぐに立つことの できない正座を 将軍が命じたからだ