こんな現状だからこそ、という記事を散見する。 露語を学ぶべきだと息巻く声。ボルシチを介した交流をと唱える声。 芸術を信頼し希求する声もいつになく能く聞こえる。 この声この感動は同化や一般化を許さない。微かに「わたし」が叫ぶ。 「最果タヒ展」を訪れて感じたこと。点描で面は描けない。