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数小節が終わっちゃう前に

推しが卒業する。日常のようなラストであってほしいとも思うのに、ほんとうに何気なく過ぎてしまったら後悔する気がする。だから大切な思い出たちを丁寧に抱きとめて、ちゃんと閉じられるように、独りよがりな文章を書いている。だいぶ記憶に頼っているので、事実を捻じ曲げていたらごめんなさい。半目で読んでね。 2019年4月、大学に入学して間もない頃、とあるきっかけでこのMVに出会った。 一発で心を掴まれた。ポップな世界観とかわいい女の子たち、そしてさまざまな色が次々に飛び出す音楽。わたし

    • 沼落ち記録:なぎさん

      自らの基準で自分を「パンダドラゴンのなぎさんのファン」いう概念で捉えるようになってから1年と少しが経過する。これはなんともない記録なので、自分語りしかない。沼落ちブログとはそういうものだ。激キショクソ重怪文をなるべく軽いタッチで描いて透明にしてあげたいと思っていたがあまりに不可能だった。恥〜ずかし〜。 その上で、読むか読まないかはお任せします。あと、初期の頃の時系列や具体的な時期はかなり曖昧なので嘘をついている可能性があります。すみません。 今思い返せば、なぎさんを初めて見

      • 無題

        ここのところ、もうすぐで一年が終わるような、そんなさみしさに心をつままれる瞬間がある。まだあと二ヶ月はあるけれど、そんなものは誤差だと言わんばかりに。 わたしはこの一年、また足踏みをしてしまったなあ、と思う。成長していないわけではない。変わったこともたくさんある。ただ、どこにも行けなかった、という虚しさがどこかにあるのだ。確かな自分の足で、来年はどこかに行きたい。でもこれを来年に任せているようでは、きっと来年のわたしも同じなのだと思う。 人はやがて死ぬ。いつかこのまま中途半端

        • パンダドラゴン耳コピ過程と雑感

          耳コピってどうやっているんだろう、気になりませんか?わたしは他者の耳コピの過程が気になります、とてーも。今回はパンダドラゴンのメジャーデビュー(スーパーおめでとう!)をお祝いするために自己満足と強めのエゴで作ったシングルメドレーの耳コピからアレンジまでの流れを雑に書いていきます。 やみつき耳コピライフ 耳コピはわたしの趣味である。源流をたどるなら、幼児の頃にソルフェージュをかじっていたし、小学生になるとリコーダー三重奏の楽譜を作ったりしていた。初めて耳コピでピアノ譜面を作

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        数小節が終わっちゃう前に

          【創作メモ】太陽

          太陽になりたかった。すべてにやさしく、いつも笑顔で、誰の悪もこぼさない、そんな太陽に。太陽は生まれながらにして太陽で、ぼくが太陽になるには何もかもが足りない。へたくそな作り笑いは太陽の前では溶かされて、涙となって目の前を落ちていく。心穏やかな眠りをくれるのはいつだって太陽だ。ならば太陽はいつ泣いているのだろう。不眠症の太陽は誰に救われるのだろう。太陽はほんとうは太陽ではないのかもしれないし、ちがう太陽を見つけているのかもしれない。ぼくはどうしたって太陽になれない。みんなの太陽

          【創作メモ】太陽

          オフィーリアの散髪

          推し短歌『オフィーリアの散髪』 推し短歌を募集、とのことで過去のものですがこちらを投稿します。推しが炎上したときの自分の気持ちです。 何かと炎上する時代、推しの炎上のひとつやふたつオタクであれば経験するものですが、過去いちばんつらかった推しの炎上を歌にしました。生きている人間のオタクをすることが嫌になり、本気でオタク卒業を考えました。(この推しについては「さみしがりたかった毛先 強かったらしいわたしを知らせる時計」のとおりですが、生きている人間のオタク自体は卒業できませんで

          オフィーリアの散髪

          『氷の城壁』に対するお気持ち表明(感想文)

          ※去年の12月に書いていたものが下書きに残っていたので放出してみます。 広告とTwitterのフォロワッサンのおすすめにより『氷の城壁』を読みました。 実を言うと以前読んでいたことがあった(しかもその時点でわりと刺さっていた記憶がある)のですが、アプリの仕様が肌に合わなかった&機種変更に伴って漫画アプリを開かなくなってしまったために途中でコースアウトしてしまっていました。今回は違うアプリで読み始めました。 超絶後悔〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!! 「『氷の城壁』?知ってるよ

          『氷の城壁』に対するお気持ち表明(感想文)

          三好一成とわたし

          ※この記事はゲーム「A3!」の公演イベント「SHI★NO★BI珍道中」のストーリーのネタバレを含みます。なお、うろ覚えで書いているので間違っていたらすみません。 ※「SHI★NO★BI珍道中」のストーリーを捉えながら自分自身について考えている記事です。ゲームのファン向けではないかもしれません。 イケメン役者育成ゲーム「A3!」は、かつて栄えていたボロ劇団「MANKAIカンパニー」をヒロインが立て直していくストーリーである。ヒロインは監督としてさまざまな役者と出会い、役者たち

          三好一成とわたし

          6等星

          とうとう社会に投げ出されてしまった。具体的な不満は特にないのに、漠然とした不安だけは途方もなく続いている。こんなときはとにかく文章が書きたい。ので、書いている。書きたいことがこまぎれなので読みづらかったらごめんなさい。 2月末、卒業旅行に行った。締めは弾丸の大阪だったので「最果タヒ展 われわれはこの距離を守るべく生まれた、夜のために在る6等星なのです。」に立ち寄った。(卒業研究に関わる内容なので、見ねばと思った。)卒業旅行の貴重な時間の中、わたしの希望を叶えてくれた友人に感

          アイドル=少年漫画論

          最近、アイドルは少年漫画なのではないかと思っている。そう思う根拠はアイドルが「友情・努力・勝利」で成立するからである。前回の記事【「Juvenilizm-青春主義-」感想文(後編)】でアイドルは青春に似ているという持論も展開したことだ。必然とも言えるだろう。 記事によって口調が変わってしまうのは気にしないでほしい。人間は日々キャラクターを演じながら生きている。今日はこういうキャラクターなのだ。 なお、今回の記事に関しては、基本的にライブアイドルをベースに考えている(特に「努力

          アイドル=少年漫画論

          「Juvenilizm-青春主義-」感想文(後編)

          前回の続きです。 「Juvenilizm-青春主義-」感想文(前編) ⚠個人的解釈をダラダラと語っています。他人の青春主義に介入するつもりはありませんので、どうか寛容な心でお読みください。 ⚠書き手が中途半端な音楽かじり虫です。中途半端な知識で中途半端に書いているのでご容赦ください。間違いがありましたら、そっとご指摘いただけますと幸いです。 下記の通り、アルバムの物語はシームレスに進みます。そのため、前編で語った解釈を引き継ぎなら語る部分が出てくるかと思います。前編を読ん

          「Juvenilizm-青春主義-」感想文(後編)

          「Juvenilizm-青春主義-」感想文(前編)

          アイドルグループ「M!LK」のアルバム「Juvenilizm-青春主義-」についての感想文です。以前、別の場所で書いていた内容を修正して再掲します。 ⚠個人的解釈をダラダラと語っています。他人の青春主義に介入するつもりはありませんので、どうか寛容な心でお読みください。 ⚠書き手が中途半端な音楽かじり虫です。中途半端な知識で中途半端に書いているのでご容赦ください。間違いがありましたら、そっとご指摘いただけますと幸いです。 編集画面が重いので、二部構成になります。前半は「Th

          「Juvenilizm-青春主義-」感想文(前編)