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関西を拠点に仕事をしながら役者をつづけている、bowと申します。 noteでは、日々の…

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関西を拠点に仕事をしながら役者をつづけている、bowと申します。 noteでは、日々の生活の中で気になった事を雑多に書いています。 ショートショートも書いています。 スズリで写真のグッズなども販売中https://suzuri.jp/bowie_bow

マガジン

  • ショートショート集

    田丸雅智さんの「物語の発想法を学ぶ」講座で得たショートショートの書き方で書いたショートショートをまとめたマガジンです。 100〜1000文字程度のショートショートの世界を楽しんでいただけると幸いです。

  • 新世紀エヴァンゲリオンのあらすじと感想

    エヴァのあらすじと感想を書いた記事をまとめています。 エヴァに興味がある方や、どれどれどの程度のものか見せてもらおうかという強者もよろしければご一読いただけると幸いです。

  • なぜか会話形式になった記事

    書いている途中からなぜか会話形式になった記事をまとめました。暇つぶしにいかがでしょうか。

  • 音楽紹介記事まとめ

    音楽を紹介した記事をまとめています

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台本公開って言うほど大層な代物ではありませんが。

皆さま、いかがお過ごしでしょうか。 初めまして、bowです。 関西で、仕事をしながら、役者として舞台や映像作品に出演させていただいております。 このnoteは、アカウントを作ったもののめちゃくちゃ放置していたのを思い出して、せっかくなので何か書いてみようと、今、何か書こうとしています。 今回は、自分が書いた台本を公開したいなと思って書き始めました。 台本を書いているときのタイトルは「河童(仮)」でした。 内容は、カッパを見た青年河原が友人児玉に相談するところから始まり

    • ショートショート「カラス部」

      あー!あ、あー! あーあー、あー!あー! あー……あ!?か!かかぁ!くぅあ! あー!あ、あ、あー! 「なんだ、なんだ?  今日は偉くカラスが鳴いてるねぇ」 「それに、なんか多くない?ちょっと怖くない?」 「なんかの集まりかな?」 「集まり?カラスが?集まるの?まっさかぁ」 「ええ?でも、そう考えたほうが面白くない?」 「ナルシストだねぇ、きみは」 カラスの群れを見ながら 部活帰りの二人が帰っていく あー!あー!かぁ! かあ!あー、やっと人間帰った? 「帰った帰った!」

      • ショートショート「空飛ぶ3連カラスはじめてのコンビニ」

        君は見たことがあるか! あの3つらガラスを 中崎町の夕暮れの空を飛ぶ 三羽連なって飛ぶあの、みつらガラスを! あのさんばは、決して 人間の施しを受けないのだ! たとい、目の前でパン屑を 撒かれても一瞥もくれず 樹木のムロをつつくのだ その姿にある種の高潔な精神を覚えた人々がつけた名が みつらガラスなのだ その、さんばが連なって空を飛ぶ姿を見たものは その高潔さに自然と深いお辞儀をしてしまうと言う そんなさんばだったが 昨今の異常気象により、餌のやりくりに苦戦する様

        • 入道雲と高架

        • 固定された記事

        台本公開って言うほど大層な代物ではありませんが。

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        • 新世紀エヴァンゲリオンのあらすじと感想
          10本
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          10本
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        記事

          真夏の電柱

          #夏の1コマ

          真夏の電柱

          「酢」初めて物語

          酢 を初めて口に含んだ人、凄いなってことをTwitter(現X)で呟いた(現ポスト)ところ、知り合いとこの話で盛り上がりました。 今回はそんな盛り上がりを一つまとめてみようじゃないかと、文字を踊らせています。久しぶりの投稿に緊張していますが、行ってみましょう。 酢初めて物語 酢。あんなすっぱい液体を、食べたり飲んだりして大丈夫か分からない時代に口に含むだけならいざ知らず、嚥下して、胃に流し込んだ最初の人って凄いよなぁ。多分、最初は不慮の事故。食べ残しか、飲み残しを 「う

          「酢」初めて物語

          ショートショート「ジュリエットカフェ』

          ロミオとジュリエット 誰もが一度は聞いたことのある シェイクスピアの4大悲劇の一つだ だが、その物語となると 詳しく話せる人はどれだけいるだろうか あー、ね!ロミオとジュリエット、ね! あれ、ね!うん!どうしてね!あなたはーね! ロミオなのー、てね!うん! ロミオとーね!ジュリね!エットね!うん! 悲しい話よねー こんなところだろう そんなふわっふわの人達を救うべく ロミオとジュリエットの ジュリエットになり、物語を追体験しながら 飲食が楽しめるのが ここ、ジュリエット

          ショートショート「ジュリエットカフェ』

          ショートショート「道に落ちていたタイムスリップ」

          あれ、これ、どこかでみたような そうだ、子供の時に捨てたおもちゃだ 何でこんなところにあるんだろ 懐かしい でも、ほんとうに私のおもちゃなんだろうか 拾って、細部を見回す あ、あの時壊した部品だ これはあの時の自分のおもちゃだ でも、どうして あの時捨てたおもちゃが あの時捨てた夢がこんなところに あの時のまま落ちていたんだろうか ふっと目を閉じ 当時の想いにふける 周りから認められなかったあの頃 自分の夢を貫けなかったあの頃 思い出の中の自分が笑いながら泣いている

          ショートショート「道に落ちていたタイムスリップ」

          ショートショート「地球部」

          母なる大地、地球 豊かな自然に恵まれ 生物が棲息出来るだけの環境を備えた 青い星、地球 私、寺田明日香は この地球への愛を人々に伝えるべく 地球部、クラブジアースを立ち上げたのだった 立ち上げたのだったのだが まだクラブジアースのメンバーは私一人だ この広い宇宙に たった一つの地球の寂しさに比べれば どうと言うことはない どうと言うことはないが 部活として認められるには 一学期中にメンバーを五人集めないといけない クラブジアースの活動は地球を愛すること その活動を広め

          ショートショート「地球部」

          ショートショート「AIに教えられたこと」

          教師不足が騒がれ始め 長きに渡り試行錯誤が繰り返されていた そんな中、AIを教師にした教育が 一つの成果を上げ始める 生徒達は、オンラインでも現実の教室でも 教育を受ける場所を選ばず 24時間、365日、自分の好きなタイミングで 最適なカリキュラムを受けられるようになった AIの見た目は、無機質なものだと あまりにも味気なくなってしまい 生徒達の集中力や、学習への愛着が湧かず 実際の人物を用意し オンラインではその人物のアバターを作成し AIによってリアルに動き、喋り

          ショートショート「AIに教えられたこと」

          文学フリマ大阪に行ってきた話

          先日、文学フリマ大阪に行って来ました。 目的は、以前に所属劇団の朗読動画でお世話になった寒竹泉美さん(note)と 以前に朗読Barという企画に出演した際に「その場でお題をいただいてショートショートを書いて読む」催しをした時にお題提供してくださった両目洞窟人間さん(ブログ)のお二人が出店しているとの事だったので、ふらりとお伺いました。 会場のOMMビル(大阪マーチャンダイズマートビル)に到着すると、かなりの賑わいを見せており 「おぉ、これはとんでも無いところに素面で来てし

          文学フリマ大阪に行ってきた話

          ショートショート「空飛ぶ世界一しょぼい顔」

          その日、世界は空を見上げた。 衛星軌道上に突如、顔が現れたのだ。 一体あの顔はなんなのか。 世界は顔に夢中になった。 動画投稿サイトでは ひたすら実況する者 都市伝説に絡め、世界崩壊を唱える者 顔を紹介するかに見せかけて売名行為を行う者 ニュースでは「今日の顔」 と題したコーナーが設けられ 顔占いなどありとあらゆる番組が 顔と関連づけられていった。 空に浮かぶその顔は 日によって表情が変わっていった。 平和な日は笑顔に 悲しいニュースが多い日には泣き顔に まるでこ

          ショートショート「空飛ぶ世界一しょぼい顔」

          オリジナルデザインTシャツを販売し始めました

          SUZURIで、撮った写真やAIイラストを使ったグッズを販売しています。 よろしくお願いします、という話。 事の始めは友達のtweet 話は、少し前にさかのぼる。 7月6日。友達が 「劇団ロゴでTシャツとか作る?」 という内容のtweet(当時)をしたのを目にする。 そういえば、自作のグッズを作れるサービスが あったような と、検索するとユニクロの「UTme!」 というサービスがヒット。 試しに作ってみると 思っていた以上にあっけなくTシャツと トートバッグが完成した。

          オリジナルデザインTシャツを販売し始めました

          ショートショート「2人用酔っ払い二重人格」

          人は酔う。 その為に酒を飲む。 極論と言われればそうだが 酔うことで、日常とは違う自分を曝け出すのだ。 そんな、お酒を楽しむ人々が 新たな酔い方をするお酒の噂を聞きつけた。 「酔うと一緒に飲んだ人と人格が入れ替わるお酒」 と言うものがどこかのおしゃれなバーで 提供されているというのだ。 原理はわからないが 人格が入れ替わって酔ってしまうお酒は 噂が噂を呼び 街のバーではそれが置いてあるか聞かれるのが お約束となっていた。 そして、ここ中崎町にある隠れ家的バーで それ

          ショートショート「2人用酔っ払い二重人格」

          ショートショート「しゃべる失恋を英語で説明」

          僕の失恋はよく喋る 初めて失恋が喋ったのは幼稚園の時 どこにでもある せんせーを好きになったってやつだ 子供心の憧れと好意が ないまぜになった思いを打ち上け 大きくなったらね、とやんわり回避されたその夜 初恋は失恋になり、僕の目の前で具現化した 具現化した失恋は、饒舌に失恋の原因、次への応用 今回の恋愛から得た教訓を説明してくれた 失恋の見た目は、失恋した相手の形をしている 話し方や声もその人そのもので 的確に僕のダメなところを指摘してくるので 失恋の悲しみよりも精神的ダ

          ショートショート「しゃべる失恋を英語で説明」

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          AIとショートショートのお題

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