
最果タヒ展
詩の展示 というものに人生で初めて行った。
最果タヒさんを知ったのは2年ほど前。
[Alexandros]の『ハナウタ』という歌がきっかけだった。
この曲は[Alexandros]の川上洋平が作曲したメロディに、最果タヒさんが歌詞をのせたもので、東京メトロのCMソングとしてオンエアされていたので、関東圏の方は耳にしたことがあるかもしれない。
朝焼けの海にあわいピンク色が映る中
時折現れる、暗い群青色
繊細で、美しい歌だな と思った。
"きみに触れるたび しみるさみしさは
ぼくのやさしさも 連れて消えていく
いつか、孤独のまま 愛を許すこと
こんなぼくらにも、できるのだろうか"
歌詞の意味はあまりわからないまま。
だけど、なぜかとても心地よくて、何度も聴いた。
そんな最果タヒさんが詩の展示をする、ということで、行ってみようと思った。
クリープハイプが去年、『クリープハイプのすべ展〜歌詞貸して、可視化して〜』と題して歌詞の展示をしていたように、近頃は文字を可視化したものをよく見かける気がする。
歌詞や詩としてスマホや本で見ていた文字が、3次元の立体として目の前に浮かび上がる。
モービルで吊るされた文字や、
時間:分:秒 ごとに変わる詩。
空間の中に膨大な量の文字が存在していて、全部を読むのは至難の業だった。
結局、全てを読むことはできなかった。
歌詞には一貫したテーマがあるが、ああいった詩にもそれがあるのだろうか。
それもさっぱりわからなかった。
わかったのは、あれだけ沢山の文字達を目の前にすると、人は自分が欲している言葉を探すということ。
そしてそれ以外はほとんど覚えていないということ。
うん、でも面白かった。
腰さえ痛くなければあと1時間は見ていたかった。
心斎橋PARCOで今週末まで開催されているので、興味のある方は是非。
[Alexandros]のサトヤスの勇退もついに今週末ですね。Sleeplessツアーで見れてよかった。
ドロスのこれから、サトヤスのこれから。
1リスナーとして、楽しみにしてます。
少し早いですが、お疲れ様でした。