最果タヒ展

2021/02/19

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最果タヒ展に行ってきました。

最果タヒさんを知ったきっかけをあまりちゃんと覚えていなくて、[Alexandros]の「ハナウタ」という曲で作詞をしたのが最果タヒさん、ということを知って、「この曲の作詞最果タヒさんなんだ!」と思ったことだけ覚えている。そこから大きく興味を持ち始めて、詩集を買ったりしているうちに好きになりました。好きが高じて一昨年には「詩のホテル」なんて企画をやっていたんだけれど、京都まで泊まりに行ったりした覚えがあります。それが忘れられない体験だったので、今回の展示も楽しみにしてました。

詩を展示すると言われても実態が掴みにくくて、どんなものだろうと思いながら行ったら、やっぱり素晴らしい空間だった。言葉がひらひら浮かんでいて(比喩ではなく現実に)、色んな言葉が自分の中に溶けていくような感覚。ああ、これはきっと自分に必要な言葉が見えるんだと思い、目を凝らしていました。詩は文字なので二次元のものだと思っていたんだけれど、三次元になってさらに意味を持たせるような手法に驚いた。これは「詩のホテル」でも感じたことなんですが、自分の中に言葉が落ちてきて、言葉が自分のものになる感覚、表現するのが難しいけれど、心がいっぱいになった。

人がかなりいたのがまた衝撃的で、文章を読む人間なんて絶滅危惧種に近いなんて思っていたけれど、全然そんなことはないんだな。詩を読む人間がこんなにいたんだ、と感じてしまった。いつも一人で読んでいた詩が、一人のものではなくこんなに多くの人の救いになっていたんだと。今まで気づかなかったものに少し気づけた気がします。

今日は感情がぐちゃぐちゃすぎて上手く締めれません。おやすみなさい。

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