寝る時は真暗がいい。静寂より時おり車が通過ぎたり雨が優しく降るのがいい。口内を清潔にし眠れぬ時は香を仄に焚き今日や明日からの事を考える。入浴し夏は汗を落し冬は体を温る。起る子は煩いが寝顔を眺るは幸。一人寝で暗く静かで何も考えず眠るなら死と同じ。でも目覚れば新しい自分に生れ変わる。
隣で寝ている23歳の娘の 寝返りでこちらを向いた時の幸せそうな寝顔が 童顔で むっちゃかわいいと 呟いてしまった 親バカの私な 今日この頃
彼は一晩に幾度もベッドと床を行ったり来たりする。温まったら床へ寒くなったら上へという感じだ。ベッドを共有しているので全て分かる。ドシンと背中をあてて寝てみたり、顎を腕枕にしてみたりする。観察していると後ろ足が交互にピクピクと動くことがある。きっと夢の中で草原を駆けているのだろう。
舌出して寝るボーイ 熟睡である。