新国立劇場のロッシーニ「ウィリアム・テル」(11/20初日、大野和士指揮、ヤニス・コッコス新演出)。作曲家最後のオペラでシラー原作。圧制に苦しむ民衆、自然と人間の関係を美しく描く物語をわかりやすく伝える舞台。歌手はみな好演、合唱は精緻で力強い。輝かしく陰影の深い音楽に圧倒された。