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クラシック大好き。自閉スペクトラム症(ASD)のバイ。同じ障害やセクマイ、芸術好きな人と知り合いたいです。

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指揮こそ、わが人生 井上道義/新日本フィルの「レニングラード」

すみだトリフォニーホールで、新日本フィルのトリフォニーホール・シリーズ第659回定期演奏会を聴いた。 ショスタコーヴィチ:交響曲第7番 ハ長調 op. 60 「レニングラード」 指揮:井上道義 年内で引退を宣言している井上道義。今年聴くのはN響との「バビ・ヤール」、千葉県少年少女オーケストラとの「運命」に続いて3回目(昨年の小曽根真との「ジュノム」を体調不良で聴き逃したのが痛恨😭)。 私にとっては今日がミッキー(井上道義)聴き納めである。 私は井上道義の熱心なファンで

    • モーツァルトの演奏に個性は不要か ノット/東京交響楽団の古典派プログラム

      東京オペラシティで、東京交響楽団の東京オペラシティシリーズ 第142回を聴いた。 リゲティ:ヴォルーミナ ハイドン:チェロ協奏曲 第1番 ハ長調 Hob.VIIb:1 モーツァルト:ピアノ協奏曲 第9番 変ホ長調 K.271「ジュノム」 指揮:ジョナサン・ノット オルガン:大木麻理 チェロ:伊藤文嗣(東響ソロ首席) ピアノ:務川慧悟 昨日に続いてのオペラシティ。連日コンサートに行ける財力があるわけではないが、「芸術の秋」ゆえにめぼしいコンサートが重なってしまった。 今

      • 今年No. 1? バッティストーニ/東京フィルの圧倒的なマーラー「夜の歌」

        東京フィルの第166回東京オペラシティ定期シリーズを聴いた。 マーラー:交響曲第7番「夜の歌」 指揮:アンドレア・バッティストーニ(首席指揮者) このコンサートはバッティストーニ目当てで行った。聴くのは初めて。 指揮者人生でこの曲を初めて振るというのも楽しみだったし、東京フィルが定期演奏会で取り上げるのも22年ぶりなのだという。 22年前はチョン・ミョンフン?と思って調べたらこれが😅 沼尻さん、いまの方が断然若々しくてかっこいいよね?(高関さんにも言えるけど…😅

        • クン・ウー・パイク 純白のモーツァルトに揺蕩う

          武蔵野市民文化会館小ホールで、クン・ウー・パイクのピアノ・リサイタルを聴いた。 モーツァルト: 幻想曲 ニ短調 K.397 ロンド ニ長調 K.485 ピアノ・ソナタ第12番 へ長調 K.332 自動オルガンのためのアンダンテ ヘ長調 K.616 アダージョ ロ短調 K.540 ジーグ ト長調 K.574 幻想曲 ハ短調 K.396 前奏曲とフーガ ハ長調 K.394 何と! オール・モーツァルト! パイクのような大ベテランがオール・モーツァルトとは。これはガチのリサ

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          私がスルーした巨匠たち

          「私がスルーした」なんて書くと、あえて見送ったみたいに思われるかもしれませんが、正確には「スルーしちゃった」。 今回は後悔まみれの記事なのであります😂 ◎海外オーケストラ系クラウディオ・アバド 晩年のアバドは聴こうと思えば聴けたはず。 あ、金銭的なことは別問題で、聴くチャンスがあったかの話です。 ちなみに今まで買った一番高いチケットはヴァント/北ドイツ放送交響楽団(ブル9)の20000円。 一番高い席しか残ってなかった😂 一生ものの感動だから安いくらいですが……。 ピ

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          クラシックファンはコンサートを聴きながら何を考えているのか

          以前より私は 演奏中にプログラムをめくるな! ということを再三書いてきたわけですが、その理由は何度もお話しした通り「音が鳴る」からなんですね。 と言ったところで、コンサート初心者の人は とにかく退屈!とにかく暇! なんだと思いますよ。 私だってね、マーラーだから100分聴いてられますけど、イージーリスニングとか環境音楽なら100分聴いてられません😂 意外と盲点だったので一回も書いたことのないテーマですが、 クラシックファンはコンサートを聴きながら何を考えている

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          畏れを知らぬ匿名の人

          Xのクラオタ界隈の一部が炎上している。 もともとは二期会の「影のない女」の感想を巡るクラオタ2名と音楽ライターの対立で、そこに音楽評論家が助け舟を出したことで火に油を注ぐ結果となった。 そのポストはすでに消されているが「匿名の人の意見は相手にしなくていい」といった趣旨だったようだ。 私はクラオタ2名と音楽ライターのやりとりをすべて見て(こういう問題に言及するときに一次資料にあたるのは大事)、ライターの方に分があると思った。 それについて書くと長くなってしまうので、今回は

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          気がついたらフォロワーさん200人超えてますね。いつもありがとうございます😊

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          NHKホールでまさかの息を呑むようなピアニシモ デュトワ/NHK交響楽団のNHK音楽祭2024

          NHKホールで、NHK音楽祭2024を聴いた。 ラヴェル:組曲「マ・メール・ロワ」 ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第2番 ハ短調作品18 【ソリストのアンコール】 ラフマニノフ:リラの花 作品21-5番 ストラヴィンスキー:バレエ音楽「春の祭典」 指揮:シャルル・デュトワ ピアノ:ニコライ・ルガンスキー はじめに コンサートは一期一会、というのが今回ほどわかりやすく象徴された例は珍しい。 かつてN響の音楽監督だったデュトワはポストを離れた後も毎年12月に定期演奏会を振

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          バズってびっくり

          1080万回ですよ! 「万バズ」の定義って、いいねかリポストのどちらかが1万超えることらしいんですけど、W万バズやんけ!🤪 思わず調子に乗っちゃいそうです笑 でも調子に乗らずにいられるのは、クラシックネタを投稿するのが日常茶飯事だからです。 たまたま1枚買った宝くじで10000円当たったら飛びあがっちゃいますけど、日頃から買ってる人みたいな……(喩えがわかりづらいw) 文字だけのネタツイでこれだけ反響あるのは珍しいのでは。 写真とセットならバズりやすいです。 正義

          バズってびっくり

          同じものを見て怒る人、笑う人

          昨夜書いたポストが大バズり😅 バズるのは3回目で、1回目は「クラシックコンサートの敷居はもっと高くていい」、2回目は吉野家構文のクラシック版でしたが、今回が一番反響が多い気がします。 544万回表示ですよ⁉︎😅 まだまだ伸び続けてます。 バズって思ったのは、100人いて10人にウケるネタは、1000人いれば100人にウケる。 つまり分母が大きくなると、それに比例して反響も大きくなる。 リポストしてもらえて知名度さえ上がれば、10人にウケたネタは確実に多くの人を笑わせ

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          何ともナンセンスな二期会「影のない女」バッシング

          二期会の「影のない女」がX上でものすごく非難されています。 ここで私が俎上に載せるのは、実際に鑑賞した人たちではありません。 X上では見てもいない連中が非難囂囂なわけです。 彼らはなぜそんなに憤っているのか? それは演出のペーター・コンヴィチュニーがオペラを大胆にカットしたり結末を変えたりしているからです。 「そうだと知ってたら買ってなかった!」と言ってる人もいます。 オーソドックスな演出で見せろ!ということなんでしょう。 確かにチケット発売日の段階では大胆なカ

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          外来オーケストラの名曲プログラム化が止まらない

          最近すっかりご縁がなくなった「外来オーケストラ」。😅 昔は名門オーケストラの最安席が8000〜9000円で買えました(KAJIMOTOで)。 いまは円安で青天井😱 凄い時代になりました……。 さて、近年私が非常に憂いているのは、 外来オケのプログラムが「名曲の花束」になっている! ことです。 クラシックの本場、欧米では現代音楽も取り交ぜた「粋な」プログラムが常態化しているのに、来日公演はお子様ランチみたいなプログラムばかり! 日本のクラオタはナメられてるのでは

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          ブラビンズ/東京都交響楽団の英国プログラムが渋すぎた

          サントリーホールで、都響第1010回定期演奏会Bシリーズを聴いてきた。 エルガー:序曲《南国にて(アラッシオ)》 フィンジ:クラリネット協奏曲 ハ短調 【ソリストのアンコール】 カイヤ・サーリアホ:DUFT II blühend ヴォーン・ウィリアムズ:交響曲第9番 ホ短調 指揮:マーティン・ブラビンズ クラリネット:アンネリエン・ファン・ヴァウヴェ 今日のプログラムは渋すぎた!😵 行ったのはブラビンズ目当て。以前都響でウォルトンの交響曲やブリテンのピアノ協奏曲など

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          クラオタよ、「インバルは二流」にガチギレしてる場合か

          あ、最初にお断りしておきますが、先ごろXで物議を醸した「インバルは二流」発言は私ではありませんので……😅 私はこの騒動?を見たとき、思わず笑ってしまいました。 「インバルは二流」 絶妙なとこ突いてくるなぁと🤣🤣🤣 これが 「ブロムシュテットは二流」 「デュトワは二流」 ならピンとこないんですが(私は、です)、「インバルは」と言われると全面否定はしがたい😁 だってインバルって日本でやたら評価高いけど、欧米ではそこまで評価高くないと思いますよ。 大友直人が自著で「

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          お金を払ってまで音楽を聴きたいと思えないあなたへ

          最初に。 この記事は「お金を払って音楽を聴く習慣のない人に対する嘆き」でもなければ、「お金を払って音楽を聴こう!という呼びかけ」でもありません。 まだ結論は決めてませんが(書きながら着地点を考える😅)、お金を払って音楽を聴いてきた私の回想録みたいになりそうです。 私とクラシックの出会いは以前こちらに書きました。 私の親はまったくクラシックと縁のない人でした。 音楽が好きな人ですらなかったです。突然変異のように私はクラオタになっていったのです(宇野功芳さんと美輪明宏さ

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