![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/90484083/rectangle_large_type_2_ec647985d8b314f1fab0c79afa338cfa.jpeg?width=1200)
オペラ「松風」_2018年2月8日
2018年2月8日に、オペラ「松風」を見てきました。
細川俊夫さんの作曲で、能を基にドイツ語でオペラ化したもの。
約90分で完結する短い演目で、ほぼアリアは無く、歌よりも現代舞踏がメーンだったように感じました。
繊細に融合した音が耳に心地よかったし、ストーリーがだいぶ進行した頃に登場したソプラノは、読経を思わせる響きが美しく、まさに天女が舞い降りてきたように感じました。
この演目は好きと嫌いとがはっきり分かれるかと思います。
現代舞踏を見るのが好きで、
オーケストラが奏でる華やかなクラシック音楽ではなく、厳選されたミニマムな楽団による現代音楽や、
ミニマムな照明、
ほぼ何も置かれていない、幽玄な薄暗い舞台、
幻想的なモノクロや茶色の、シンプルな衣装がお好みの方は、
とてもお好きかと思います。
最小限の色彩の中から、自分のイマジネーションによって幾重にも世界が広がっていく。そんな体験ができました。
【ききみみ日記】というマガジンを作り、ここ数年のオペラ・クラシック演奏会の感想を毎日UPしています。
直近の演奏会はもちろん、ここ数年のSNSへの投稿を遡りながら、微調整しています。 よろしければお越しいただけますとうれしいです。
(2022年10月10日開始)