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#編集の仕事

「この仕事がおもしろい!」と感じたエピソードや、他の職種の人にも教えたい、仕事の魅力や面白さを教えてください。

急上昇の記事一覧

「こんな画集の表紙、見たことない!」著者の個性に寄り添った装丁デザインはどのようにできるのか?編集&デザイナー特別インタビュー!

「表紙が3枚……!?」 最初に今回の画集の装丁を言葉だけで聞いたとき、完成形が全く想像出来なかった。 “本の表紙は1枚”という私の固定観念をきれいに壊してくれた、イラストレーター・ともわかさんの作品集『24/7 TOMOWAKA ともわか作品集』。 その驚きの装丁がコチラ。 異なるイラストを載せた紙を表紙・裏表紙に3枚ずつ重ね、その上からクリアカバーを巻き1冊の本に仕上げている。さらに本を開くと、ページの間と終わりに別の本がひょっこりと挟まっている。 いったいどうや

【祝10刷】編集者が本気を出すということ:わたしにしか、編めない本は、ある

■ 万感の祝10刷 重版はいつも嬉しいが、今回は特別な感慨がある。 近藤康太郎さんの著書で私の担当書『三行で撃つ 〈善く、生きる〉ための文章塾』の10刷が決まった。2020年12月の発売以来、勢い衰えることなく売れ、ここまで来た。プロのライターや、日常的に書いている人たちから特にご高評をいただき、SNS、note、Amazonでは数えきれないレビューが並ぶ。立派なロングセラーに育ってくれた。嬉しい。 げに、テクストが、よく肥えてくれました。 ここからは『三行で撃つ』を

またまた本の無料キャンペーン実施します!

先日、発売したKindle本『プロ編集者が教える小説の書き方』 ですが、またまた無料キャンペーンを実施します! 9月22日~23日の2日間ですが、0円になりますので、 まだ見ていない方はこの機会にぜひ見てくださいね~。 Kindle unlimitedに加入していない方でも、0円でご購入いただけます。 期間は9月22日(日)17時~9月23日(金)16時になります。 小説を書いているんだけど、投稿でもなかなか芽が出ない、 WEBに掲載しても読者が増えない、そんな悩みを持っ

ロングセラーを進化させる「改訂」の仕事。編集担当が語る、その奥深さと面白さ

こんにちは、『1日5分で「自己肯定感」と「行動力」を高める できたこと手帳』編集担当の岡田です。このたび、7年ぶりに『できたこと手帳』がリニューアルされました。 「なぜ、いま改訂?」と思われるかもしれません。この改訂はなんとなく行ったことではありません。今回は、その裏側をお話します。 『できたこと手帳』ってどんな本?『できたこと手帳』は、毎日5分、「できたこと」を書き出すだけで、自分自身の可能性に気づき、行動を変えられる手帳です。 「仕事も子育ても、毎日必死なのに、全然

ライターを社員で募集! AIに負けない本物のスキルが身につく場所

――出版社ではライターに外注することが多いと思いますが、なぜ社内に部署をつくったのでしょうか。 単純に文章を書く人が必要なのであれば、たくさんのフリーライターがいます。それでもチームとして組織するのには、いくつかの理由があります。 まず、コンテンツの質を高めるためです。私たちが制作するのは、主にビジネス書のライティングやウェブ記事制作など、クライアント企業の情報発信のためのコンテンツです。わかりづらい文章や誤解を招く表現をしてしまえば、クライアントに貢献できません。私たち

エディターコース「書く人あれば読む人あり」~〈みんなで作文 第2弾〉~

久しぶりにやってみようか。 あれを。 あれってなぁに? そんなの決まってるじゃないか。 〈みんなで作文〉だよ。 * 今年3月から4月にかけて3週間にわたって開催された、メンバーシップ・エディターコース伝説のイベント〈みんなで作文〉。 その第2弾をやってみよう。 ご存じない方のために、ここでおさらいをしておこう。 〈みんなで作文〉とはエディターコースメンバー限定のイベントで、参加メンバーが順に文を後ろに足して長い文章を作るという単純なお遊び。 ルールもたったこれだけ

エディターコース★エッセイ講座~中級7期・初級5期~

エッセイ講座の日。 2週間なんて瞬きしている間に過ぎ去ってしまう。 🔶各級概況🔷上級 1か月お休みで、次回は8期が10月開講予定。 🔷中級(7期) 前回1000字原稿の初添削を終え、今回は再稿の公開添削だ。 スケジュール 🔷初級(5期) 初級コースは5期が前回開講した。 中級コースへのデビュー前に個別添削で練習を積むコースだ。 5期はお一人が手を挙げてくださった。 初級は個別添削でお名前も出ないが、今回はご本人の許諾を得たので本記事の最後に記させていただく。

はじめに

こんにちは! Webメディアのベンチャー企業への就職が決まったことをきっかけにnoteを始めました! 正直、不安でいっぱいなので入社までに「ライティングの勉強がしたい!」と思い、始めました! ジャンル等はまだ定ってないのですが、いろいろ方々の投稿を参考に自分なりに試行錯誤してみたいと思います! しばらくは役に立つコンテンツや面白いと思ってもらえるコンテンツを作成することはできないかもしれませんが、温かい目で読んでいただけると幸いです! よろしくお願いします!!

事業と企業の編集。企業を成長させる「ブックマーケティング」という手法について

既存のマーケティングに限界を感じている成長企業が注目するマーケティング手法があります。 企業のストーリーを書籍にして発信する「ブックマーケティング」です。 広告やプロモーションだけでは突破困難な成長の壁を、コスト効率良く乗り越えられる方法です。 本という最も密度の濃いコンテンツを活用し、深い共感を得ることで、ブランディング強化、営業支援、リクルーティングなど、あらゆる効果を期待できます。 クロスメディアグループでは、経営者の想いを言語化し、企業の課題解決する書籍を年間

小説の最適文字数を知ろう

小説を書く前にネタ出しや、プロットを作ると思いますが、 その時に文字数、どれくらいの枚数になるか考えて執筆していますか? なんとなーく書いてみたら短編になった、 書いてみて気づいたら大長編になっちゃった、 なんてことないですか? それはですね、あまりよくないです。 まぁそれでもうまくいく時もありますが、 基本的に「ネタ」によって最適な文字数、枚数というのは 決まっています。 重厚で壮大なテーマ、ものすごい起伏のストーリーを 2万字程度におさめてしまったらどうですかね?

【企業様向け】ライター藤野さくらのポートフォリオ

※2024年9月15日更新 <10月分のお仕事を受付中です> はじめまして、ライター・エディターの藤野さくらと申します。 芸能人をメインにインタビューと、大人の女性の暮らしやパリの取材も。 コラム・エッセイのほか、企画から取材までの一括案件も承っております。 30~40代以上の女性の目を引くコンテンツづくりが得意です。 芸能人・著名人へのインタビューは、24年間でのべ1200人超になりました。 **************************************

Webライターの仕事内容をランキング形式で紹介!:キャリア支援

未経験からWebライターになるにはどうすればよいかを考える際に、仕事内容を把握すると準備すべきことがわかりやすくなります。 これまでクラウドソーシングのプロ認定を維持する中でさまざまな仕事を依頼されました。クラウドソーシングを通して受注できるWebライターの主な仕事は一通り経験できたのではないかと自負しております。 そこで過去の経験を棚卸して、未経験からWebライターを目指す際に知っておきたい主な仕事内容をサクッとまとめてご紹介することにいたしました。 ランキング形式で

書く力、読む力

書いた記事を推敲するとき、自分の文章を読み直す際に必要な力は、「書く力」ではなく、「読む力」。 「書く力」とは、わかりやすく書くこと、スムーズに読める文章を書くこと、そして読んだあとに行動を促す文章を書くことで、これは学ぶことでスキルを高められる。 では「読む力」とはなんなんだろう? 今まで「書く力」のことは考え続けてきたが、「読む力」についてあまり意識してこなかったように思う。 だからこそ、考えてみる。 直感的に、ぼくには「読む力」が足りないと思っている。 興味のあ

嫉妬しない編集者になりたかったけど、あきらめました

ジェラシーが、なくなってくれません。 ※ 仕事には成績がつきものです。 受注件数とか、顧客満足度とか、ライン作業のスピードとか。 定量化しやすい仕事やそうでない仕事がありますが、基本的にどんな仕事も成績が出され、それに応じて評価がされます。お給料や昇進に関わることもあるでしょう。 一般的に成績がわかりやすいのは営業職でしょうか。販売件数や、受注金額。自分の努力でどれだけの売上を会社にもたらしたのか可視化されやすい職能です。 そして、成績がわかりやすいのは編集者も同様。

タイトルの持つ力〜「新人編集者奮闘記②」を読んで〜

 みなさん、こんにちは。  藤野美紀子です。  noteを始めて2週間くらい経ちました。  最初はビブリオバトル&本紹介だけに集中した記事を書こうと思っていたのですが・・・  ちょっと面白いnoteを見つけたので紹介させていただきます。 ビブリオ以上にビブリオだ 今回紹介するのは、三笠書房の4年生編集者(中西航大)さんによる『新人編集者奮闘記②』です。  「本紹介」というキーワードで検索をかけたときに、この記事がヒットしたのですが、  これはビブリオじゃないけど、ビ

人が発する熱量を伝えきる!その手段(1)

この夏から、編集の場にお邪魔しています。企業などから依頼を受けた文章やデザインをしておられる場所です。 ここで時間を割いて議論されているのが、見せ方のブラッシュアップです。 開催予定のイベントなら、参加者を募る紙ものやHPの見せ方。 人物をHPに掲載するなら、どう表現すれば人物がより魅力的にわかりやすく伝えられるか。 私は聴講生というか、みなさんのお話を聴いている存在です。 すばらしくよくできたものに見えても、 まだまだ磨きに磨きまくるのがこの編集の場なのです。 充分私も

コンテンツマーケティングは”やらない”選択が重要

”コンテンツマーケティング”という言葉もすっかり定着した感がある。 とはいえ、コンテンツマーケティングと言っても意味している概念は各人微妙にズレており、「なんなの?」と聞かれて明確に定義できる人はそれほど多くないように思う。 今回は、コンテンツマーケティングとはなんなのか、入門的に解説してみる。 広義と狭義のコンテンツマーケティング さて、コンテンツマーケティングを最も広くとらえると、「ビジネスのための発信すべて」となる。 とはいえ、これでは漠然としすぎている。 そこで、

9月の色校が出そろいました!

「そもそも色校って何?」 色校とは、正式には「色校正」といいまして、著者やデザイナーさん、編集者などが、思った通りの色で印刷できているかを、実際の印刷を始める前に確認するための試し刷りのことです。カバーや表紙など、カラーで印刷するものは必ず色校をとります。絵本や写真集などのオールカラーの書籍では、本文ページも色校をとることがあります。 ■9/4発売 『80歳にして、挑む』福田康夫氏(第91代内閣総理大臣)推薦! 時代はモノから人、Networkへ。 変化の激しい時代、人そ

【月報】2024.7~8|編集とディレクション始めたよ〜

こんにちは! フリーライターの徳山チカ(@tokutenna)です。2ヶ月ぶんの活動報告です。この2ヶ月で仕事の幅がぐーんと広がりました✍️ 写真は月報を書く私を応援するじんさん(@appoko_j)が撮ってくれたもの。 7月~8月のニュース取材を受けました マーブルスクール3期卒業生としてインタビューしていただきました。シングルマザーの取材ライターとしてほそぼそとやっていた私が見つけた、「書く」のその先のキャリアについてお話ししました。好きなことを仕事にしたいと思う方

【編集4.0】バラエティープロデューサーの編集力に迫る

8/29(木)、代々木上原の書店CITY LIGHT BOOKにて、「本とテレビを編集する」を開催。約20名の方に参加いただき、満員御礼で大盛況に終わりました。 今回は、バラエティープロデューサーの角田陽一郎さんに、クロスメディアグループの代表で編集者の小早川が編集力やコンテンツ制作についてお話を伺いました。 角田さんは、TBS時代に数々の人気番組を手掛け、2016年に独立。現在は東京大学大学院で文化資源学を学びつつ、江戸川大学でも教鞭をとる一方、イベントや映画、舞台、ア

審査員の私が、noteコンテストで「あなたを」落とした理由

【9月13日追記】以下のnoteを追加で掲載いたしました。 こちらを先にお読みいただいてから、本noteを読み進めていただけると幸いです。 以下、本文です。 「あなたを落とした理由」 こんなことを伝えるコンテストなんて、前代未聞ですよね。 noteで開催されているどのコンテストを見ても と、書いてあります。 ですが、5月14日から8月5日まで開催されたこちらのコンテスト。 このコンテストでは、「なぜあなたを落としたのか」。その理由を、審査員である私がきちんとお伝

夢を叶えて、本当に好きなことを仕事に―白泉社 LaLa編集部主任 松本恵里佳さん(前編)【輝く!ママクリ】

高校生から志した漫画編集の道へ──ご経歴と現在の仕事を志望した理由について、簡単に教えてください。 松本:2015年に新卒で白泉社に入社して以来、ずっと『LaLa』の編集担当で、今年で10年目になります。 漫画編集者になりたいと思ったのは高校生の頃です。それまでは、漫画を読むことが一生の仕事になったら幸せだな、ぐらいに思っていました。ですが、高校の恩師が、出版社の雑誌編集者から学校の先生になったという経歴を持つ人でした。編集という仕事があることを教えてくれたのもその先生

あなたの言葉は、あなた自身を映す鏡

何人かが輪になって座っているところを思い浮かべてみてください。その真ん中に、りんごが1つ置いてあったとします。 そのりんごについて、ひとりずつ思い浮かんだことを述べていくとしたら、どんな言葉が出てくるでしょうか。 同じりんごを見たとしても、思い浮かぶ事柄は十人十色、全員バラバラ。 ただし、1つだけ全員に共通していることがあります。 それは、りんごを題材にしながらも、結局みんな「自分のこと」を話しているということ。 つまり、あるニュース、ある事柄、ある一冊の本、ある文

エディターコース★エッセイ講座~中級7期・初級5期~

エッセイ講座の日がやってきた。 🔶各級概況🔷上級 こちらは1か月お休みで、次回は8期が10月開講となる。 前回の7期は3名が挑み、8月末、無事それぞれに修了。 🔷中級(7期) 前回1000字原稿の初添削を終え、今回は再稿の公開添削だ。 スケジュール 🔷初級(5期) 中級コースへのデビュー前に練習を積む初級コースは本日5期が開講。 中級・上級がいずれも公開添削なのに対し、この初級コースは個別添削なのが特徴。 概要 スケジュール 🔸テーマ テーマはこの3択。

文房具メーカーに就職したかった編集者が担当した、念願の「万年筆小説」

新卒で出版社に入って、はや十数年。 本を編集したり届けたりしていますが、じつは出版社に入るつもりはありませんでした。 就活時に目指していたのは、文房具業界。 そうです。シャープペンや消しゴムやクリップなど、文房具にまつわる仕事をしたかったのです。 ※ どうして文房具だったのか。 それはもちろん「文房具」が大好きだったからです。時に上品で、時にスタイリッシュで、時にかわいくて。 コンパクトなのに機能的だったりもして、遊び心のある「モノ」に惹かれたところがありました。

エディターコース「書く人あれば読む人あり」~装幀~

へんいち文庫に新しく加わった文子さんの詩集『蝶々の篆刻』。 出張から帰って注文したら、早くも手元に届いた。 いい、やっぱり紙の本はいい! 手に馴染み、手に収まるこの感覚はデジタルでは味わえない。 この光沢感は意図したとおりだ。 本は、いや紙の本はとくに、表紙のデザインが大きなものを言う。 もちろん中身がいちばん大事なのだが、いくら中身がしっかり整っていても、表紙がダメだとそもそも手に取ってもらえない。 表紙のデザインのことを「装幀」というのは聞いたことがあるだろう。

低評価レビューに悩むプロ作家

「作家性の魅力発掘サービス」というのをやっていて、 最近はプロ作家の方からもご依頼いただいたりしています。 ご依頼はホームページより受け付けています ↓ で、プロ作家の悩みも人それぞれなのですが、 あるプロ作家さんは、「レビューの低評価」に悩んでいました。 「作家性の魅力発掘サービス」というのは、原稿……というか、 今回の場合は商業化した作品がメインですが、 それを5作品読んで、長所はどこなのか、足りない部分は、 そして今後はどこを強化していったらいいのか、 それについ

クオリティの高いコンテンツって?7つの条件をおさえておこう

コンテンツマーケティング支援をしていると、「クオリティの高いコンテンツ」を求められます。まあ、それはそうですよね。企業が発信するメディアで変な文章を載せてしまったら、企業の信頼性にも関わってきますから。 じゃあ、「クオリティの高いコンテンツ」って何って聞かれると、なかなかうまく説明できないんじゃないでしょうか。そもそも「クオリティが高い」というのは主観的な評価なので、ここを曖昧にしておくと齟齬が起きやすくなります。 事業側「クオリティの高いコンテンツ作ってね」 支援側「は

建築ビジュアル CG AI 活用法⑩ 動画生成AIが切り拓く未来のコンテンツ制作 Sora + Sensei + Jupitrr AI

こんにちは。STUDIO55技術統括の入江です。 動画生成AIは、今後の映像ビジュアルの世界に大きな変革をもたらすジャンルであり、その動向から目が離せません。 VFX技術はハリウッド映画において主流となり、かつてと比べて撮影にかかる日数やコストが大幅に削減されました。さらに、AIの進化がこれらの技術に革新をもたらしつつあります。 動画生成AIこそが、次の進化を加速させる鍵になります。 動画生成AIに関しては、今後、代表的なプラットフォームや注目すべき特徴を持つツール等を紹

楽曲の編集方法が刷新されたんじゃないか。

new jeans…まぁ、おじさんと罵られても、やっぱり楽曲の編集方法については惚れ惚れする。純粋に。 アイドルの文脈で捉えるとか、そういう話ではなくて、もう純粋に楽曲の編集がすごい。なんかすごく独自な編集で、ほんの数分の中にすごくたくさんの情報が詰まっているのは、革新的だよなと。 今回は、ロックで作りましたとか、アルバム全体でカラフルな楽曲が揃ってます…という感じでなく、複数のカルチャーがとっても"静かに"一曲の中に混ざり合っていてすごいなと思います。 たるんだり「ダ

正しい日本語なのに伝わらない文章の特徴とは?

日本語として間違っていないのに、なぜか理解できない。 こんな文章を、一度は見たことがあるのではないでしょうか。 こうした文章が生まれる一因は、トピックについて読み手がどのくらいの知識や関心があるかを、書き手が把握していないことにあると思います。 たとえば地方の男尊女卑についてのニュース記事に、こんなコメントがついていました。 日本語としては間違っていません。 自分が生まれ育った場所に男尊女卑が根強く残っていることに最近気がついたという意味でしょう。 しかしこの文章

約800件を審査してわかった、みんながプレスリリースで損しがちなポイント

どうも。PR TIMES主催のプレスリリースアワード1次審査で、約800件の審査を終えたばかりの@sakucchiです。まだ目がしぱしぱしています。 一生分を見たんじゃないかってくらい、多くのプレスリリースを読ませていただきましたが、「うわぁ、ここもったいないなあ」と感じたものもかなり多かった印象です。そのポイントについて簡単にご紹介しますので、今後の参考にしていただければ幸いです。 1. タイトルで読ませようとしていないプレスリリースの大事な届け手としてメディアの記者・

『恋愛しない私でも『源氏物語』は楽しめますか』(西原志保)編集後記

西原志保さん(東北大学大学院助教、専門は日本文学)による新刊『恋愛しない私でも『源氏物語』は楽しめますか』の編集を担当しました。 光源氏を中心とした恋愛にスポットライトがあたりがちな『源氏物語』ですが、この本では異性間の恋愛のみならず、恋愛を指向しない人物や、性愛/恋愛とは限らない同性や異性との関係も様々に描かれた『源氏物語』の世界を紹介するとともに、恋愛を前提とする社会での生きづらさとか、仕事とプライヴェートの境界で悩む現代の人々へのヒントを『源氏物語』から読み解いてみよ

二人の対照的な編集者の話。あなたはどちらのタイプですか?

20年以上ライター稼業をしているので、さまざまな編集者に会う。 編集「者」というと一個人としてとらえられがちだが、その背景には所属組織があるし、ビジネスなので個人的な属性に帰せられない面も多い。 そのうえで、過去に興味深かった二人の対照的な編集者の話をしたい。 どちらも年齢は40代だ。 どちらとも何度か仕事を繰り返した。 つまり、二度と一緒に仕事をしたくないと感じるタイプの編集者ではない。 「こんなひどい編集者がいた」系の話を聞きたい人は、ごめんなさい。 二人が対照的なの

2回目の無名人インタビュー

無名人インタビューに応募して、2年ぶり2回目のインタビューをしていただきました! 7月上旬にインタビューを受けて、8月20日に記事を出していただきましたが ここ最近バタバタしてしまって自分で記事にするのが今になってしまった。。 2ヶ月前が遠い昔に感じる。この時と心境が変わっている我です。 このインタビューで自分好きなものの輪郭が以前より鮮明になって、自分は自分が思っているより単純だったんだなとわかりました。 読んでください‥! ちなみに☟は2年前に受けたインタビュー

カワイイファクトリーの仕事紹介

プロフィール 原田環と中山真理が1999年に結成したクリエイティブ ユニット。 美術とデザインを主なフィールドに、雑誌や単行本、WEB、企業のブランドブックや広報物などの執筆、企画編集を手がけています。 2009年に出版レーベル True Ringを設立。後世に遺したい作家の活動にフォーカスしたアートおよびデザイン書籍の企画・編集をおこなっています。 2014年、東京都中央区八丁堀にベーカリー&コーヒースタンド Cawaii Bread & Coffeeを開店。 心と身体、

2024年8月に公開されたお仕事まとめ

採用担当者の覆面ガチトーク/Woman type連載自体の企画から、人選、アポ入れ、取材、執筆、編集など、まるっと全て担当しています。 人材業界で仕事をし始めて約15年。最近は転職ネタの取材で目新しい発見はだいぶ少なくなってきたのですが、この連載はなるほど〜!と思える話が毎回聞ける貴重な機会になっています。 自画自賛しますが、転職を考えている方にとってなかなか良い情報が詰まった連載だと思います。過去記事も含め、キャリアについて悩んでいる方はぜひご一読を。 落語家・林家

帰ってきたスタンプラリー! 文学フリマ大阪12出店&ミニイベント第三回スタンプラリー!

イベント直前ギリギリにお知らせに来ていましたが、最近はめっきりイベント出店前にも告知に来れなくなっていました! (忙しさにかまけて……というかそれを言い訳にして……すみません!) そんな中、あだん堂のスタンプラリー企画を初開催させていただいた「文学フリマ大阪」への出店がせまってきました。 記念的なイベント出店となりますし(文学フリマ大阪二回目でスタンプラリー企画も二回目!)、久しぶりに、きちんと情報をまとめておこうと思います。(それはそうとして、ちゃんとまとめろよという話)

北海道の距離がくれる隙間で、書いている。

「発想力は、移動距離に比例する」という説があるらしいと知ったのは、いつのことだったでしょう。 広い広い北海道に住んでいて、取材先まで車で片道3時間なんてことは日常茶飯事。曲がりなりにもクリエイティブな仕事をしている私にとっては、ピンポイントで自分事。その説を知ってから、自分なりの検証をつづけていましたが、今辿り着いている個人的な結論としてはこんな感じです。 「北海道だから、この距離があるから、書けている」。 私が文章を書けているのは北海道にいるからなんだろうなってこと、

元幻冬舎編集者さんから教わった駆け出しフリーランスの働き方のコツ

8/30、「自宅でキャリアアップ!?私はこれが仕事になった!在宅ワークセミナー」に参加しました。講師の方は、フリーランスの編集者・ライターとフリーランスのWebデザイナーのお二人。 後半、2つのグループに別れて座談会形式で進み、わたしは幻冬舎の元編集者で今は自分の出版社を立ち上げられた編集者・ライターの方から、お話を聞くことができ、多くの気づきがあったのでまとめておきたいと思います。 特に駆け出しのころは、やりたいことよりも求められるものを「仕事を依頼してもらうためには、

中身がわからない本だけ売っている書店「梟書茶房」に行ってきた話

本屋さんって面白いんです。 何を今さらという感じですが、小規模の書店や個人書店などが増えて、本屋さんのバリエーションがすごく広がっています。 選書のオリジナリティだけでなく、コンセプトやお店作りから従来の本屋さんの枠を飛び越えているところもあって、本屋さんという存在の可能性がぐんぐん拡張されているように感じます。 それなのに。 思えば、行くのは通勤途中にある大型チェーンばかり。 仕事の新刊チェックとして売り場を眺めるだけで、「本屋さん」という場所にあまり向き合えていなかっ

修正を受ける立場になる。編集者の「修正」の考え方

書籍づくりは、一本道ではありません。修正がつきものだからです。 出来上がった原稿やイラスト、デザイン、印刷物をチェックして、修正を重ねて、前に進みます。 自分で作ったものを自分で修正するならば問題はないのですが、だいたいの場合は「発注者」が「作り手」に対して修正指示を行います。コミュニケーション能力や、言語化する力が求められるので、なかなか難しい……。 こんにちは、高橋ピクトです。 編集者の仕事は、「修正指示」がうまくできるかが大事です。 書籍のクオリティはもちろん

Kindle本と有料記事『プロを目指す小説講座』ご紹介

1.kindle本『プロ編集者が教える小説の書き方』 Kindle本『プロ編集者が教える小説の書き方』絶賛発売中です! Kindle unlimited(読み放題プラン)にも入っていますので、 ぜひお気軽に読んでみてください。 こちらのkindle本は、スマホでもさらっと読めるように、 大枠で「小説の上達法」を書いています。 どうしたらもっと面白い小説を書けるようになるのか、 新人賞などの選考を突破するにはどうすればいいのか、 その方法をぎゅっと濃縮してお届けしています

「商業出版したいから、電子書籍を出すのはデメリット」と感じているあなたへ

誰もが電子書籍を出そうと思えば出せる時代になりました。 「本」というスタイルでアウトプットするハードルが低くなり、チャレンジできる人が増えたのは、編集の仕事をしている私としても喜ばしいことだと思っています。 ただ、正直なところ、個人出版されている電子書籍は玉石混交なのが現状です。 商業出版の本が底本となっているものから、個人出版のライトなものまで、テーマもボリュームも値段も品質もさまざま。 それこそ「いつか商業出版したい」という思いを抱えている人ほど、「電子書籍を出す

大学時代の専攻といまの仕事の話

私(中村)は現在,高校物理の教材の仕事をしていて,ときどき高校情報Ⅰと高校数学と高校化学の教材の仕事もしています。仕事のご相談やお問い合わせはこちらから。 なぜこうなったかを考えてみると,大学時代の専攻が関係しているのでは?と感じるのでした。そこで,私の大学時代の専攻について書いていきます。 地元の公立大の総合科学部に入学 大学受験のとき,当時は花形産業だった家電メーカーに就職したいと思い,工学部を志望していました。しかし,現在の大学入学共通テストにあたる共通一次試験を

《イベント案内》 vol.34 『土神ときつね』を開催します(2024/11/16)

ミキハウス 宮沢賢治絵本シリーズを題材として、編集者・松田素子さんに製作秘話を語っていただくことで、絵本の魅力・楽しみ方を感じていただくシリーズイベント「宮沢賢治と絵本の時間」。第34回は、大畑いくのさんが絵を手がけられた『土神ときつね』の裏側に迫ります。 《登壇者紹介》 松田素子さん。1955年山口県生まれ。編集者、作家。児童図書出版の偕成社に入社。雑誌「月刊MOE」の創刊メンバーとなり、同誌の編集長を務めた後1989年に退社。その後はフリーランスとして絵本を中心に活動。

へんいち文庫新刊『蝶々の篆刻』発売

昨日、〈へんいち文庫〉に新しい一冊が加わった。 文子さんの詩集『蝶々の篆刻』だ。 全107篇の珠玉の詩は、瑞々しい感性で綴られたものあり、どす黒い毒素を吐いたものもあって、この詩集をひとたび開けば、まるで文子さんの脳内胸中をヒラヒラと舞う蝶々の旅のよう。 * 実は、僕は子供の頃から詩・韻文の類いを苦手としてきた。 だって、小学生の頃の自作の詩は「おねしょのふとんは世界地図だ」。 詩を単なる言い換えや勝手な見立ての表現だと勘違いしていた節がある。 文子さんは、寒風吹きす

「阿部一」「張本智」など。こういう名前表記もチェックしています。

パリ五輪もあっという間に終わり、次はパラリンピックですね。 今大会は時差の都合上、新聞製作と同時並行で競技が行われており、校閲をしながらリアルタイムで一喜一憂していました。 ところで、五輪に関する記事や見出しでこんな表記を見かけませんでしたか? このように、新聞では人名を「名字+名前の最初の1文字」で表すことがあります。スポーツ記事で特に多く見られ、同じチーム内、あるいは同じ競技内に同姓の選手がいるとき、どの選手のことを指しているのかを分かりやすくするための表記です。

タイトル&あらすじ講評2 

kindle本購入&レビュー特典企画、 『タイトル&あらすじ無料で講評しちゃいます!』で ご応募いただいた方の講評ちら見せ第2弾! (※作者様の掲載許可済みです) ◆タイトル 『償いの王太子は傷持ちの烏令嬢に執愛する』 ◆あらすじ 何一つ望んではいけなかったのに。 八歳のとき、好きな人を庇って顔に傷を負った伯爵令嬢マレーヌ。 十年後、全身を黒衣で包む彼女は『烏令嬢』と呼ばれ、家族からも爪弾きにされていた。 王太子フェルナンの妃選びの晩餐会が開かれ、適齢期の貴族令嬢であるマ

『わたしたちが起こした嵐』(ヴァネッサ・チャン著/品川亮訳)についての書評・記事・イベントの一覧

シリーズ〈アジア文芸ライブラリー〉の3作目として2024年6月に刊行されたヴァネッサ・チャン著、品川亮訳『わたしたちが起こした嵐』は、イギリス植民地時代と日本占領期のマラヤ(マレーシア)を舞台としたスリリングな戦争文学です。書評やイベントなどを一覧でまとめます。(随時更新。最終更新日:2024年8月28日) 編集後記として、以下のnoteで個人的な紹介記事を書きました。 1)書評・紹介記事・番組1. 『ふぇみん』2024年8月15日号書評 最初の書評は『ふぇみん』(ふぇ