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低評価レビューに悩むプロ作家

「作家性の魅力発掘サービス」というのをやっていて、
最近はプロ作家の方からもご依頼いただいたりしています。

ご依頼はホームページより受け付けています ↓

で、プロ作家の悩みも人それぞれなのですが、
あるプロ作家さんは、「レビューの低評価」に悩んでいました。

「作家性の魅力発掘サービス」というのは、原稿……というか、
今回の場合は商業化した作品がメインですが、
それを5作品読んで、長所はどこなのか、足りない部分は、
そして今後はどこを強化していったらいいのか
それについてヒアリングしつつ模索していくサービスになります。

低評価といっても、みんながみんな評価が低いわけではなく、
「面白かった!」「すばらしかった」と言う人がいる一方で、
「稚拙」だとか「ついていけない」とか言う人も一定数いる、
というわけです。

星一つとかの低評価って目立つんですよね~。
しかも辛口の人はけっこう辛口ですし……。

心を込めて頑張って書いたのに、そうやって
こきおろされると、心が折れそうになる気持ちもわかります。

しかしですね、プロ作家はみんな低評価レビューがあるかというと、
そんなことはないですね、当たり前ですが。

じゃあなんで低評価レビューがあるのか。

たまたま悪い人に当たってしまった?
それともアンチがついてる?
実は本当にへたくそなのか?

これは各作家さんによって答えは違うと思いますが、
この作家さんの場合は、「賛否の分かれる作風だったから」です。

賛否の分かれる作風。
もちろん、無難な作風の方は賛否は分かれません。
王道を書く人には低評価レビューは少ないですね。

賛否が分かれるのは、前衛的、冒険的、新しい作風だったから。
それと、ジャンルのセオリーを無視しているから。
タブーを犯しているから。

特にティーンズラブやボーイズラブでは、
「ヒロインはこういうもの」「ヒーローはこうあるべき」
「受けと攻めはこういうのが望ましい」

とある程度、読者の中に決まったセオリーがあります。

それを無視してしまうと、特に保守的な読者
「これはあり得ん!」「いやいや、これはなし!」
激昂してしまうのです。

そういう人たちが読者の中に一定数いるということですね。
で、そんな人たちがレビューを書く、と。

ですので、このプロ作家さんには、
「あなたの作風は賛否が分かれる作風です。
低評価レビューがあるのは仕方のないことです」

とお伝えしました。
まぁご本人も、それにはうすうす気づいてきていた、とのことですが。

低評価レビューをなくしたければ、王道によせ、
読者の「地雷」を踏まないこと
です。
セオリーに沿った物語を作り、前衛的な部分を
薄くしていけば、辛口評価は減って
いきます。

しかし、それをすると、
作家さんの「個性」はどうなっていくのか?
もしかしたら、その前衛的な作風が認められて
プロになれた
かもしれないのに?

この匙加減は難しいところですが、なるべく個性を
殺さないように、たくさんの読者が求める作品を
書いていく、
という努力が必要になってくると思います。

で、ですね、ここからが大事ですが、
出版社や編集者は、たいして低評価レビューを気にしていません。
だって、それよりも大事なものがありますからね。

それは何でしょう?

そう、部数売れ行きです!
レビューが辛口だろうが甘口だろうが、売れさえすればいいんです。

ですのでそのプロ作家さんには、
「低評価レビューよりも気にするべきものがある。
それは、紙書籍の場合は部数であり消化率である。
電子書籍の場合はダウンロード数である」
とお伝えしました。

いやこれは真実ですね。
編集者は部数しか見ていませんから。

もちろん、低評価レビューがあると売れにくくなるとか、
作家さんの将来性に不安が出てくるとか、そういったことも
あるかもしれません。

しかし低評価レビューを書く人が多少いたからといって、
以降打ち切りとはなりませんが、
部数が下がれば打ち切りの可能性はあります。

プロ作家としてやっていけるかどうかの鍵を握っているのは、
「売れている実績」真実を映し出すのはその数字のみなのです!

……ちょっと熱くなってしまいました。
売れ行きや部数の話になると切実なので、
つい力んでしまうんですよね~。

こんな感じで、プロにはプロなりの悩みがある
とわかっていただけましたでしょうか?
そして、プロ作家のご相談にも対応しております、
この「作家性の魅力発掘」サービス。
もちろん、アマチュアの方が目指すべき方向性、
次なる第一歩を決める
ためにも大変有効なサービスになっています。

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